ドキドキしない恋もある。真に相性のいいパートナーの見極め方 2/2
■ドキドキしない恋愛が嫌な「不安型」は「安定型」に惹かれない
安定型にもいろいろなタイプの方がいるので、ごく一般化した言い方になりますが、安定型タイプの人は往々にして「つまらない」と思われてしまうことがあります。
とくに、不安型の人は「ドキドキしないと恋愛ではない」という思い込みがあり、初対面で何の感情の揺れも感じない相手は「自分の恋人候補ではない」と決めてしまいがちです。不安型の人が、一貫しない態度を見せる回避型の人に翻弄されてしまう理由もここにあります。
「恋愛はドキドキするもの」という思い込みがあるので、「彼は私のことを好きなのかしら?」と不安になったり、優しくされてとても幸せな気持ちになったりという感情の揺れを、恋だと勘違いしてしまうのです。
■恋愛市場に「回避型」があふれる理由
また、安定型の人は、一度カップルになると長期間に渡ってひとりの相手とお付き合いしたり、そのまま結婚してしまうこともあるので、恋愛市場になかなか戻ってこないという状況があります。
一方、回避型の人は、カップルになっても、短期間のうちに別れてしまうことも多く、「相手を見つける→付き合う→別れる」サイクルが比較的短いといえます。
結果、ドキドキしない恋愛はしたくないという不安型の人は回避型の人と出会い、カップルになる可能性が高いという状況もあるようです。
■ドキドキしない恋愛はイヤな「不安型」が「安定型」を好きになる方法
では、不安型の人はどうすれば良いのでしょうか?
これは「恋愛に何を求めるか」ひいては「どんな人生を歩みたいのか」に関わる質問です。将来のことを考えずに、とにかくドキドキしない恋愛ではなく、確実にドキドキする恋愛を楽しみたいのであれば、回避型の彼とお付き合いをしてみるのも良いでしょう。
でも、結婚するかどうかに関わらず、コミットメントのあるパートナーシップを築きたいのであれば、お付き合いを始める前に慎重になるべきです。
自分が不安型だという自覚がある人はとくに、パートナーに求めることのうち、本当に大事なことは何なのか、よくよく吟味する必要があります。
素敵なお店をたくさん知らなくても、女性とのデートに慣れていなくても、あるいは初デートでダサい洋服を着てきたとしても、それだけでダメ出しをするのではなく、彼が本当はどんな人であるのか、を知ろうとすること。
ジャッジするのではなく、オープンマインドで好奇心を持って相手を知ろうとすること。
自分の中にも必ずある「変な部分」を受け入れ、同時に相手のそういった部分もその人の一部として受け入れること。長く続くパートナーシップを築くためには、どれだけ「自分たちの不完全さを許せるか」がカギになるのですから。