約束したくない男と、結婚したい女

約束したくない男と、結婚したい女

年内に結婚・妊娠を目指している私。結婚への近道は、結婚という形式にとらわれず、好きな人を大切に扱うことではないか、と最近になって考えるようになった。そのきっかけは、結婚への意思が確認できる前に、その男性との関係を進めるべきか否か深く悩んだ“ある出来事”にあった。


「うち来る?」

遅い時間から飲み始めて、終電を逃した平日の夜。タクシーをつかまえようとしたときに彼に言われた。彼とは、最近私が意識し始めた同じ会社の先輩。

「うちならすぐ近いし、明日そのまま会社行けばいいよ」

どうやら聞き間違えたわけではなかったらしい。いつもはふざけてごまかすのに、今回は真面目な感じに見える。

結局、この日は諸事情により自宅に帰ったが、すぐに彼の家に行かなかったことを後悔した。次いつ誘われるのかわからないから次こそは! と今から意気込んでいる。

■家には誘うのに「好き」とは返してくれない彼

この日はお誘いを断ったものの、「今日はワケあって家には行けないけれど、私はあなたのことが好きなんです。だからまた誘ってほしい」との旨は伝えた。彼は笑っていた。喜んで照れているようにも見えたけど、好きとは返してくれなかった。

彼と飲むときはいつも当日に決まる。私から誘ったこともあるけれど、彼から誘われることの方が多い。残業中に人がいなくなるタイミングで声をかけられたり、メッセージが届いたりする。

女性の大部分がそうだと思うが、飲みに行く日をあらかじめ決めてもらった方が良い。仕事も調整できるし、何かあったときのためにメイクやら下着やら準備ができるから。女性にはいろいろと準備が必要なのだ。

でも彼は違うみたい。約束をしたくないらしい。そういう男性はこれまでにもけっこういた。飲みに行く日もできれば約束したくないし、好きとも返さない。

彼らはきっとこれまで大変なことがあったのだろう。コミットすることを意識的に避けているんだろうなと思う。

■自由でいたい男は約束をしたがらない

誘ってくれるけど、約束はしない。
家には誘うけど、好きとは言ってくれない。
恋愛はしたいけど、結婚はしたくない。

婚活中のアラサー女性からしたらトンデモ野郎だが、そういえば私も20代の頃はこのタイプだった。自由でいたい派の人からしたらあたりまえの発想なのだ。

しかし最近私は、あわよくば年内に結婚&妊娠を狙っていて、次に付き合う相手には(結婚の)コミットをしてほしいと思っている。自由とは真逆の考え方だ。

そんな状況だから、今の私には自由を好む人は彼氏候補として最適ではない。冒頭の彼はこのままお気に入りとして、お互いにちょっと意識しているくらいが一番楽しいのかもしれない。ふたりで飲みに行くことがなくなれば、これまで通りの関係に戻るだろう。

■結婚への近道は、結婚という形式にとらわれず、好きな人を大切にすることでは?

しかし、コミットしてもらうって一体どうしてもらえば、私は満足するのだろうか。お互い気になる段階で、「私はあなたと結婚を前提に付き合いたいと思っています。できれば年内に入籍したいです。さらにデキ婚でもいいと思っています」なんて言われたら……引くだろう。なんだか怖くてそんな人と付き合いたくない(笑)。

そうなると自分の言っていることがめちゃくちゃで、破綻していることに気づく。付き合う前の段階でコミットさせるなんてナンセンスすぎて、たとえコミットしたところで何の効力も発さない。よくこんなこと考えていたな……と猛省した。

今は、結婚という形式にとらわれずに、好きな人を大切にしていくのが結婚への近道なんじゃないかと考えるようになった。ちょっと強引な気もするが、1周回ってとてもピュアな考え方に至ったので、これからまたがんばれそうだ。

この記事のライター

東京で働く30代シングル。仕事・恋愛・結婚・人間関係・健康・趣味など、一通りのことは悩んでます。毎日楽しくご機嫌で暮らしたい。

関連するキーワード


婚活 結婚

関連する投稿


結婚は「誰もが見るドラマ」じゃなくなった【オンナの抜け道 #2】小野美由紀

結婚は「誰もが見るドラマ」じゃなくなった【オンナの抜け道 #2】小野美由紀

結婚は「誰もが見るドラマ」、たとえば昔の月9みたいなドラマではなくなった。人々のライフスタイルや人生の選択は多様化し、今や「結婚=して当然のもの」ではないからだ。小野さんの連載【オンナの抜け道】#2では結婚をテーマに書いていただきました。


「カマキリ女」になってはいけない

「カマキリ女」になってはいけない

カマキリ女化、していないだろうか。「女性はみんなカマキリだ」。これはKさん(外資系金融・アラフィフ・二児の父)の言葉。男性が恐れる、"カマキリ女"とは一体……?


「のび太系男子を好きになったとき」の神対応は? - 『ドラがたり』稲田豊史さんに聞く(後編)

「のび太系男子を好きになったとき」の神対応は? - 『ドラがたり』稲田豊史さんに聞く(後編)

『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)には「のび太系男子」と名付けられたアラフォー男性の興味深い生態が書かれています。彼らの生態について聞いた前編に続き、彼らを攻略&落とす方法を著者の稲田豊史(いなだ とよし)さんに伺いました。


理想ばかり追いかけて決められない「のび太系男子」の生態 - 『ドラがたり』稲田豊史さんに聞く(前編)

理想ばかり追いかけて決められない「のび太系男子」の生態 - 『ドラがたり』稲田豊史さんに聞く(前編)

『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)には「のび太系男子」と名付けられたアラフォー男性の興味深い生態が書かれています。彼らの実態を著者の稲田豊史(いなだ とよし)さんに前後編に渡ってインタビューしました。


【危険】LINEのせいで価値観が合う男性との恋愛がフェイドアウト!?

【危険】LINEのせいで価値観が合う男性との恋愛がフェイドアウト!?

出会って意気投合してLINE(ライン)交換。話題も合っているのになぜか2週間もたたないうちにフェイドアウト。一体何が間違っているのか。今回はLINEのせいで、価値観の合う男性を逃してしまうかもしれない危険についてお伝えしていきます。


最新の投稿


「NISA」と「個人型確定拠出年金」どちらがあなたに合っているか比較します

「NISA」と「個人型確定拠出年金」どちらがあなたに合っているか比較します

投資を始めようと思ったら、NISA(ニーサ/少額投資非課税制度)と個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を活用すれば税制面で有利です。ただ、投資初心者にとって、両方スタートするのは難しい……。どちらを最初に選ぶべきか、比較してみましょう。


ダイエットの味方に? 太りにくい「ワインの飲み方」

ダイエットの味方に? 太りにくい「ワインの飲み方」

ワインを飲んでも太らないパリジェンヌのようになりたい! そう憧れている人も多いはず。美食家の女性の中には毎日のように外食していてお酒も飲んで、運動なんてしていなさそうなのに痩せている人もいますよね。運動も大切ですが、太らないように食事をするコツを彼女たちから学んでみます。


『3月のライオン』は人間ドラマの傑作だから今すぐ観て - 古川ケイの「映画は、微笑む。」#8

『3月のライオン』は人間ドラマの傑作だから今すぐ観て - 古川ケイの「映画は、微笑む。」#8

史上5人目となる中学生プロデビューを果たし、最年少プロ棋士となった藤井聡太四段が、羽生善治王位に勝利したニュースが将棋界で話題に。将棋をテーマにした映画『3月のライオン』は、将棋好きはもちろん「ルールすらよくわからない……」という人にも自信を持っておすすめしたい、人間ドラマの傑作です。


【BOTANIST】夏のヘアケアを天然ミントの冷涼感で

【BOTANIST】夏のヘアケアを天然ミントの冷涼感で

昨年好評につき約1カ月で完売した夏の限定シャンプー「ボタニカル リフレッシュシャンプー17(モイスト/スムース)」が、使用感はそのままに、夏のヘアケアに注目したボタニカル成分を配合して今年も登場。


VEGESUSHI - 野菜を使ったケーキのようなお寿司

VEGESUSHI - 野菜を使ったケーキのようなお寿司

パリやベルリンで注目を集める野菜のお寿司「VEGESUSHI」が日本に。寿司アート集団hoxai kitchen(ホクサイ キッチン)による 初のレシピ本が発売!