「水光注射」とは?どんな効果がある?個人的な体験談【医師の解説付き】 2/2
■水光注射を5回受けた感想
Photo/Shutter Stock elRoce
1クールである3回目を終了した頃から、ニキビや肌荒れなどのトラブルで悩むことが少なくなりました。ニキビができにくくなりましたし、できたとしても治りが早いのです。これは、一緒に混ぜてもらったプラセンタのおかげでもある!?
肌の乾燥も改善されていることを実感できます。過ごす環境によっては、今でも乾燥を感じることがありますが、夜のダブル洗顔後も肌がつっぱらないのは、水光注射のおかげだと思っています。鼻と頬の毛穴の開きも受けるたびに目立たなくなっていくようですし、目元のシワっぽさも以前ほど気にならなくなりました。
自分の肌の変化を振り返ってみても、うるおいとハリのアップ、肌質改善に効果のある治療法だと感じられます。私の場合、今後は、フォトRFオーロラと水光注射を2〜3カ月ごとに交互に受けることをすすめられています。美肌治療後の肌は自分でもうっとりするくらい調子がよくなるので、ここぞという日の前は、先生と相談して施術を受けるようにしています。
■水光注射のQ&A
ここからは、みずほクリニックの小松先生から、水光注射にまつわる疑問にお答えいただきました。
Q:今回の水光注射の体験談を読んでみてどうでしたか?
水光注射は、ダウンタイムが短く、1回の施術でも肌質改善効果の実感が得られやすい治療のため、美容皮膚治療をあまり行ったことのない初心者の方でも入門編としておすすめできるメニューです。ただし、目の回りに打った場合、若干の内出血が生じることがありますので、もし人に会う用事がある場合などは少し日数に余裕をもって受けられることをおすすめいたします。
Q:水光注射は一回で効果があるのか?
水光注射は、1回の施術でも効果はありますが、最初は1カ月に1回のペースで3回から5回など行い、まとまった効果が得られた後に、2~3カ月に1回などメンテナンスとしての施術を定期的に行うことをおすすめします。
Q:水光注射の効果はどれくらい続くのか?
1回の施術で得られる効果の持続期間は、個人差はありますが2~3週間程度であることが一般的ですが、繰り返し打ち続けることで肌質が十分に改善されてくれば、効果の持続期間が伸びてくることも多いです。
Q:水光注射ができないケースにはどのようなものがあるのか?
皮膚に炎症がある場合、つまり例としてアトピー性皮膚炎やニキビにおいて炎症が強い時や、日焼け後、などがそれに相当します。また、妊娠中か妊娠の可能性のある方および皮膚に悪性腫瘍のある方は一般的に行わないです。
Q:水光注射を受けてみようと思ったときの注意点などはあるか?
この施術では、腫れや内出血は、細い針を使って注射するため非常に軽度ですが皆無とは言えません。
それゆえ重要な用事の直前には行わないほうが無難です。特に目回りは、皮膚が薄いため内出血が生じると目立つことがあるため、その部位を外して打つなどの工夫が必要となることもあります。
専門家プロフィール
みずほクリニック 院長 医学博士 小松磨史(こまつ・きよし)
1994年札幌医科大学医学部卒業、98年同大学院医学研究科卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務、札幌医科大学、形成外科助教、北海道砂川市立病院形成外科医長、大手美容形成外科にて院長歴任、2014年みずほクリニック開院。日本形成外科学会形成外科専門医、日本美容外科学会正会員。「形成外科医時代に培った技術認定と、美容外科医としての20年以上の経験を融合させて相乗効果を発揮し、質の高い美容医療を皆様に提供してゆくことが私のモットーです。」
※本コラムの内容は個人の感想で、感じ方には個人差があります。
※この記事は、2017年3月21日に公開されたものです。
※2021年1月18日に専門家によるQ&Aを追加いたしました。