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他力本願で自分史上いちばん綺麗なボディラインを作ってみた【美容クリニックで脂肪溶解注射】

痩せたい部位に有効成分を注入することで皮下脂肪を減少させる「脂肪溶解注射」。この美容医療の概要と効果、注意点などについて、美容医療のジャーナリスト・ブロガーとして活躍する平野香奈絵さんが紹介します。

他力本願で自分史上いちばん綺麗なボディラインを作ってみた【美容クリニックで脂肪溶解注射】

スマホが普及し、自撮りは文化になり、いまやアプリで自分の理想の顔にいつだってなれる。だけど、写真の中だけじゃなくて、リアルこそ自分の理想を追求したい──と考える女性も少なくない。そんな女性たちは、自分の理想を叶えるために、今日も美容クリニックに訪れる。

美容医療ジャーナリストの私は、ここ10年の時代の劇的な変化に驚く一方で、自分自身のボディの変化にも驚いていた。

女性は30歳を過ぎたら自然と体型が変わることが多い。ただでさえ加齢で代謝が落ちて脂肪がつきやすくなるのに、妊娠や出産、子育て、ホルモンバランスの変化……など体にとっての負担が大きいライフイベントが訪れるごとに、私たちの体型はつられて変わってしまう。もちろん横のほうへ。

「あの頃は何を食べても、何をしても太らなかったのに……」というのが、いつしか口癖になってしまってはいないだろうか。体重に限らず、ボディラインの強弱で、その人の印象はガラリと変わる。

私はしばらくの間、変化したボディラインを見るたびに、自分の理想の体型とはなんなのかを考えさせられた。

たとえば、外国人のボディに対する価値観は、いわゆる日本人的な価値観とは真逆だ。大きなお尻が魅力的でないとされがちな日本に比べて、欧米では美容外科でわざわざお尻に脂肪を注入したりする。ただお尻を膨らませるのではなく、ウエストからお尻にかけて、ボールを転がすと跳ね返ってしまうほどのカーブを描くようにラインをデザインしたりするのだ。

単純に痩せているか太っているかだけでなく、なんだか幸せそうとか、なんだか品がいいとか、さらりとどんな洋服も着こなしていて素敵……という全身からあふれ出る雰囲気は、なかなかケアが難しい、ちょっとしたボディラインの曲線こそに宿っているのではないか、と私は考えた。

これからも年齢と共に理想の自分を作り上げていくため、そんな“理想のボディライン”を追求したい。私はそんな思いから、美容クリニックの「脂肪溶解注射」という治療をプロデュースした。

■脂肪溶解注射は世界で長い歴史を持つ治療

※脂肪溶解注射の適用は、摘める脂肪があれば全身どこでも注入可能

全体的な体重の減少を狙うダイエットとは別に、もっと細かく、かゆいところに手が届く治療が脂肪溶解注射である。脂肪溶解注射では、痩せたい部位の皮膚に有効成分を注入することで皮下脂肪を減少させ、溶け出した脂肪は尿や便とともに体外に排出される。摘める脂肪があれば、全身どこでも注入可能なのも特徴だ。

海外で「メソセラピー」と言えば、脂肪溶解注射のことを指すくらいメジャーな治療。その長く定着した歴史の中で、日本の脂肪溶解注射も変化してきた。

ここで少し、美容医療初心者の方に豆知識として覚えておいてほしいことがある。美容クリニックでは、総称して「ヒアルロン酸注射」とか「シミとりレーザー」と言っていても、それには種類がある。機械や薬剤、手法などの違いから生まれる種類である。

脂肪溶解注射もそのひとつ。長い歴史の中で世界中の医療機器メーカーがいろんな製剤を開発し、世界中で導入されてきた。

日本での脂肪溶解注射については、私がジャーナリスト・美容家として美容医療業界に約14年携わってきた中で、強い思い入れがある製剤がある。ここでは名前を伏せるが、それは日本上陸後、瞬く間に日本中の美容クリニックに導入された製剤で、私はその導入期に携わっている。

しばらくはその脂肪溶解注射が代表として名を知らしめていたが、時代も変わった。

日本の厚生労働省に似た役割を持つアメリカの機関、FDA(アメリカ食品医薬品局)が脂肪の分解効果を認め、国として承認した「デオキシコール酸」という成分がある。2015年、その成分の承認とともに、デオキシコール酸は世界中の脂肪溶解注射の製剤となったが、効き目はあるが痛みも出るという、コントロールの難しい薬剤でもあった。

だが、医学は進歩する。このデオキシコール酸を使って、効果は最大限に出すが、痛みは最小限に抑える「至適濃度」で今回医師と共に開発したのが「Key X Liner(キーライナー)」という脂肪溶解注射である。これまでは顔の脂肪を落とすために使われてきた脂肪溶解注射を、思いっきりボディラインを追求するためのものにした。

■努力の方向性を変えてみよう

食事制限や筋トレなどは続ければたしかにボディラインを変えてくれるかもしれないけれど、大変な努力をともなう。そこで素直に、美容医療に頼ってみてほしい。治療の料金だけ払えば、ピンポイントで美しいボディラインは手に入るのだから。

「キーライナー」は全体的な体重を落とすこととは違って、ピンポイントに狙い撃ちする脂肪溶解注射だから、痩せたい部位だけ痩せることができる。

注射を刺した部分がまれに腫れたり、内出血を起こす可能性があるのがリスクだが、通常は2~3日程度で次第に落ち着く。注射という手段の最大限の特性を活かして、脂肪めがけて直接的に薬剤を注入するため、他組織を傷つけずに脂肪細胞のみにアプローチすることができる。

即効性があるが、見た目上の大きな変化を求めるには5〜6回を注入する必要があるため、定期的に通院する必要がある。注射サイクルは最短で1週間に1回。


※ キーライナーを受けたモニターさんの症例写真Before(左)/After(右)

モニター1:お腹正面の皮下脂肪・ウエストの症例(こちらのモニターさんは、全体的な体重はそこまでないものの、おへそ周りに蓄積した脂肪とウエストにキーライナーを5回受けられました。正面の脂肪と同時に、横についたウエストにも注入し、正面の凸凹した脂肪も改善、スラリとしたウエストを手に入れています。 監修医師:医療法人敬愛会 理事長 吉田由佳/画像提供元及び©︎ 医療法人敬愛会)

モニター2:お腹正面・ウエスト・腰、二の腕の症例(こちらのモニターさんは、ダイエットをしてもなかなか落ちにくいお腹と二の腕にキーライナーをそれぞれ5回ずつ受けられました。全体的に体重減少は必要がなくても、ボディラインに現れる余計な張りや凸凹を改善するだけで、その方の元々の体型に沿った華奢な体型が実現できている症例です。 監修医師:医療法人敬愛会 理事長 吉田由佳/画像提供元及び©︎ 医療法人敬愛会)

この切れ味がいい成分、デオキシコール酸を痛みの発生なしにした処方設計で脂肪めがけてねらい撃ちすれば、1回注射するごとに脂肪が溶け、尿や便とともに体外に排出される。この「究極の他力本願」とも言える脂肪溶解注射で、努力しても痩せられなかったウエストやお腹、二の腕や太ももなどの脂肪を減らし、自分史上いちばん綺麗なボディラインを作ってみてはいかが?

キーライナーが受けられるクリニック

※ご予約の際は、「ひらのかなえ」の紹介で予約するとすべての施術から5%オフ適用が可能です。

▼ビューティークリニックザギンザ(東京・銀座)
東京都中央区銀座5-10-2 GINZA MISS PARIS 11F
TEL:03-6263-9567
ホームページ:https://www.mc-keiaikai.com/bctg

▼ザ ナチュラルビューティクリニック(大阪・四ツ橋)
大阪府大阪市西区北堀江1-1-18 四ツ橋イーストビル7F
TEL:06-6537-9128
ホームページ:https://www.mc-keiaikai.com/tnbc

▼ はもり皮膚科(奈良・大和町)
奈良県奈良市学園大和町1-1438-1
TEL:0742-51-1122
ホームページ:https://www.mc-keiaikai.com/hamorihihuka

平野 香奈絵

日本で初めて美容医療をメディアで発信した、美容医療を身近にした第一人者。14年以上も美容医療のジャーナリスト・ブロガーとして活動し、独自の視点で語ったコラムやブログは常に読者から高い評価を受けている。 全国200以上の美容...

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