見栄を張る意味はない。自分を磨けば他人の目は気にならなくなる
見栄を張る意味なんてまったくない。SNSで見栄をはるためだけに無理にブランド物を買ったり、高級レストランへいったりする人がいます。女同士のくだらない見栄の張り合いをする時間があれば、自分磨きに時間をかけよう。自分に自信をつけることが一番大切なことだから。貴田加野さんのコラムです。
■SNSで見栄を張る意味
SNSへ投稿し「いいね!」を集めるために、ブランドものを購入したり、高級レストランへ行ったりというのを、無理をしてまでやっている人がいる、と聞いたことがある。
ブランドものが好きで買ったり、高級レストランが好きだから行ったりするならいいけれど、見栄を張るためにやっている行動だというのだ。SNS依存症なのだろうか……虚しく感じられてならない。
■何の意味が?見栄を張り合うママ友たち
でもこの現象、SNSよりももっと身近なところでも、普通にあることだと耳にする。ママ友たちの間である。
保護者会や参観日、学芸会など、皆揃ってブランドもののバッグを持ってくる。ママたちの「制カバン?」と思ってしまうほど。
会う度に新しいバッグを持ってくる人もいる。今日は新型、次は新色……同じバッグを見かけることはない。
“そんなに次々と高価なバッグを買えるもの?”
“ご主人って一体何をしている人?”
周りの人たちの脳裏に「?」がたくさんよぎる。
そして、何かの拍子にそれが偽物だったことが判明する。一番驚くのは、その偽物といわれるものでさえ、何十万円もするということ。
そこまでしてブランドものが必要で、常に新しいものを持っておかないといけないのだろうか。
■うわべだけで褒められて嬉しい?
「見栄を張る」とは人の目を気にする、うわべを飾ったり外見を繕う、ということ。
他人から注目されたい。イケている人たちの仲間に入りたい。そして、優位に立ちたい。そんな気持ちの表れなのかな?
たとえば「◯◯さん、これ素敵なバッグね」「◯◯さんはバッグをいろいろ持っていて羨ましいわ」なんて言われて本当に嬉しいのだろうか?
その場しのぎの優越感。本当にくだらない見栄の張り合いだと思う。その根本的な原因は、自分に自信がない、ということ。
そんなことを繰り返していたら、心が病んでしまい、負のスパイラルに陥って抜け出せなくなる。
■見栄を張る意味なんてない
見栄を張ることに時間とお金と労力を使うなら、それを自分磨きに転換しましょうよ!
映画を観たり、読書をしたり、美術館に行ったり、綺麗な風景を見たり、旅行したり……と内面に栄養を与える時間に費やすのは価値のあることだと思う。
体を鍛えたり、エステに行ったりと外見を磨くのもいい。語学や何かの勉強をして教養を身につけるのも素晴らしいこと。
将来の自分への「投資」になるような時間を費やしましょうよ。見栄を張る意味なんて何もない。
他人の目を気にしてうわべだけ繕って人と接する自分と、内面に自信を持ち堂々として人と接する自分。あなたはどちらの自分になりたいですか?
もうすぐ新学期が始まる。女同士のお付き合い、とくにママ友のお付き合いは大変だけれど、ありのままの自分を受け入れてくれる人たちとお付き合いすること。
自分らしさを大切に。大事なことを見失わないように。“素”が素敵な自分磨きを心がけましょうね。