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いつまでも魅力的なフランス女性に共通する4つの特徴

「フランス女性の生き方を学ぶ本」は今も昔も人気。フランス女性の特徴には、歳を重ねても魅力的で、エレガンスを保ち、いつまでも美しい……などがあり、これらは私たちが幸せな人生を送るのに、おおいに参考になるはずです。輝き続けるフランス女性の特徴を知り、私たちも取り入れてみませんか。

いつまでも魅力的なフランス女性に共通する4つの特徴

フランス女性特有の「人生を謳歌している感」は、私たち日本女性の目には「カッコいい」「素敵」と映ります。だからこそ、フランス女性に憧れる日本女性は少なくなく、フランス女性に関する本も多々刊行されてきました。

最近では『フランス女性は80歳でも恋をする』(著:野口雅子、幻冬舎)が登場。インパクトのあるタイトルはもちろん、帯の「美人じゃないのに魅力的!」のコピーが目につきます。

全5章に渡り、自分らしさを大事にするフランス女性の生き方や美の秘訣がまとめられた本書。すべてを実践するのは難しいですが、本書から私たちでもすぐに試せそうなものを、いくつか選りすぐってご紹介します。

■1.いつだっておしゃれを楽しむ

パリ在住歴20年を超えた著者の野口さん。長年のフランス暮らしの中で出会った素敵な女性のひとりに、90歳のマダム・コンシニーさんがいます。マダムの日課は起床後に美しいランジェリーを選び、ほかの身支度を整え、口紅を塗って自身のスタイルを仕上げる、というもの。

出かける予定の有無に関係なく、毎日おしゃれを欠かさないその心意気は、まさに「女を捨てていない」ことにほかなりません。誰にも会わない日だからノーメイク、よれよれの下着でいる……なんてマダムにはあり得ないこと!

いつもきれいにしている理由を尋ねると、「人生、いつ何があるかわからないから、当然でしょう」「いつ新しい恋人に出会うか、わからないじゃない」と笑顔で余裕たっぷりに答えるマダム。なんとイケてる大人の女性でしょう。

フランス女性は「次の出会いがある」「いずれまた新しい恋人ができる」と未来を前向きに捉えています。だからこそ、来たるそのときに備えて、いつ何時でもおしゃれな人でいるわけです。自分を幸せにできるこのポジティブな考え方は、すぐにでも取り入れたいもの。

■2.幸せはあえて表に出さない

「フランス(ヨーロッパ)では富や幸せは人に見せつけるものではなく、隠すもの」と野口さん。それにはお金持ちだとわかると狙われてしまう、という治安面でのリスクはもちろん、フランス語の「discret(控えめな、慎み深いなどの意)」が大事にされる文化も関係しています。

いくら有能で恵まれていても、いくら幸せなことがあったとしても、それをわざわざアピールしない=奥ゆかしく、控えめなところがある人だ、と好感を持たれるというのです。

野口さんが接するフランス女性にも、富や幸せをあえて公言するのではなく、ただ実直に生きるタイプの人は多いといいます。その姿が、エレガンスや気品のあふれる美しい生き方に見える、というのに共感する人も多いのでは。

SNSが普及し、誰もが自分がいかに幸福かを、わかりやすく発信できるようになった今、ラッキーなことがあっても「あえて言わないでおく」「周りから一歩引いてみる」ようにすれば、むしろ周囲にとっていい意味で気になる存在、ミステリアスな存在になれるのかもしれません。

■3.他人を羨ましいと思わない

ご存じの通り、フランスは個人主義が徹底した国。隣の芝生は青く見える、とはよくいわれますが、フランス女性の辞書にその言葉はありません。というのも、自分の選択に迷いがなく、結果に満足しているから。

野口さんも長年のフランス生活で、エゴイスティックともわがままとも異なる、フランス式個人主義が身についてきたそうで、「私はその時の自分の直感に従う。その選択には責任を持つ。だってそれは最終的にベストな道だと信じているから」と綴っています。

他人にどう思われるか、この選択が正しくなかったら、後悔することになったら……そんな「もし〜」を考えて悩むのをやめ、さっと決断してみる。それだけで他人を羨ましく思う気持ちは消え、自分の内面を見つめて、心穏やかに過ごせるようになるはずです。

■4.余計なアドバイスはするっと聞き流す

「クソバイス」とは、この造語の生みの親である、コラムニスト・犬山紙子さんによると「一見アドバイスと見せかけて、上から目線で自分の持論を押し付ける行為」とのこと。

世の中にはクソバイスのような、余計なアドバイスがあふれています。言う側は相手のためを思って、という気持ちがあるのかもしれませんが、言われる側にとっては余計なお世話でしかないことも多々あります。

野口さんと親交のあるフランス女性たちは総じて、余計なアドバイスに対しクールに対応するのだそう。3のフランス式個人主義とも関連しますが、自分は自分、人は人の考え方が徹底しているため、余計なアドバイスには耳を貸しません。

他人にアドバイスを求めない代わりに、自分の決断を信じて行動するのがフランス女性の特徴。結果、不要な”雑音”を入れることなく、自分が進むべき道を歩んでいけるわけです。ただし、自分で責任をとることは必須。

自然体でいるのに華があり、いくつになってもおしゃれをして、毎日を美しく、自分らしく暮らしているフランス女性たちの生き様からヒントを得て、自分らしい生き方やスタイルを手に入れたいものです。

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池田 園子

DRESS編集長(2016年1月〜2020年1月)。

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