きれいに生きる6つの習慣【岡本静香 連載 #5】
美容家・岡本静香さんが実践する、運気を上げる習慣を5つご紹介します。今回はビューティから掃除まで「きれいに生きる」を実践する習慣です。
あけましておめでとうございます。2017年1本目のコラムには、どんなテーマがいいかなと考えていたところ、新年っぽく「習慣」がいいなと思いつきました。
今回は私が実践している、運気を上げる習慣を5つご紹介していきます。まずはビューティから掃除まで、「きれいに生きる」を実践する習慣から。
■1.手先がきれいに見えるネイルケアをする
その人がどんな生活を送っているのか、ひと目でわかるのが手だと思います。爪周りはなおさら。
たとえば、ジェルネイルをしていても、爪先が欠けていたり、爪が伸びて根本が見えていたりすると、「今忙しいのかな」とか「ケアできてないな」と思われる可能性も。
私は2016年、頻繁に通うのが億劫になって、ジェルネイルをやめました。そこで出てきたのが「爪をどうするか」問題。
何も塗っていないと清潔感はあるけれど、ファッションに合わない。それに、何かを塗っておかないと、爪が欠けやすくもなる。
そこで通い始めたのが、自爪を整えてくれるサロン。お気に入りの「ロングル・アージュ」で月に一度、甘皮の処理や角質の除去などをやってもらっています。
金額は3000円/回と、気軽に施術を受けられるのもいいですよね。ケアリストさんがベテランの女性たちで、落ち着いてリラックスした時間を過ごせるのも嬉しいです。
そうやってプロにケアを委ねつつ、ジェルネイルの代わりにセルフネイルをやるようになりました。ネイルカラーは「肌がきれいに見える色」を選びます。
ちなみに、くすんだ色のほうが肌がきれいに見える傾向にあります。店頭で購入するときには、手に合わせて確かめてみてくださいね。
ネイルを塗らないときもあります。そんなときは、CHANELの「LA BASE」など、爪がきれいに見えるベースコートをオン。
乳白色がかったものやパール入りのものだと、ひと塗りで十分きれいに見えるし、剥げにくいメリットも。何度も塗り直すストレスとも無縁になりますよ。
■2.室内をきれいに整えてから出かける
できる限り、室内をきれいにしてから、出かけるようにしています。なぜ、そうするかというと、帰宅したときに「空気がいい!」と感じるから。
一方、帰ったときにものがあふれていると、「私って忙しいんだな」「これから片づけるのが面倒くさい」といった負の感情が浮かんできます。
この状況を避けるために、洗い物は食後にすぐ洗います。サッと片づけできるよう、朝はワンプレートの器を使います。
洗濯物は洗濯機の中に入れます。脱いだものを目のつくところに置くのではなく、見えないところに置いたり、蓋をしたり、といった工夫を。
ゴミは蓋つきのゴミ箱を、室内の1箇所だけに置いて、翌朝ゴミ出しできるようにまとめておく。本当に細かい心がけですが、帰宅後の気分がずいぶん変わるので、ぜひ試してみてほしいです。
■3.PCやスマホも中身、外身ともに整える
まず「中身」の話を。PCのデスクトップ画面に置くファイルは極力減らし、都度整理しています。デスクトップがきれいだと、PCを開くときにも気持ちがいい。
デスクトップは現実世界でいうと、玄関のようなものだと思います。玄関が汚くて運気が上がる? と疑問に感じませんか。だから、いつでも整理整頓を。
同じようにスマホの写真フォルダも整理しています。クラウドのファイルと同期しておけば、万一スマホが壊れたときでも、困ることはないはずです。
「外身」のケアもしっかりやるのが私流。汚れや指紋が気になったときに、不織布にごく少量の水をつけて、やさしく拭くようにしています。
自分がきれいに使っているつもりでも、外出先でPCやスマホを置いた場所がきれいではないと、当然外身が汚れてしまいます。だから表面も画面もキーボードも全部拭いてピカピカに。
汚いデジタルツールにいい連絡は来ない! きれい好きだというのもありますが、そんなふうに風水的な観点でも注意しています(笑)。
■4.スマホのヒビはすぐに直す
スマホ画面に大きなヒビが入っているのに、そのまま使い続けている人、よく見かけませんか(笑)? 私の友人や知人にもそんな人がいて、たいてい「直しにいく暇がない」そう。
実は私自身、スマホを落として2〜3度割っています(苦笑)。それもあって、割れた画面を30〜40分で直してくれるクイックサービスに詳しくなり、その手のお店を皆に教えると、すごく感謝されます(笑)。
修理費はサービスによって異なりますが、20,000円前後が多いでしょうか。でも、補償に入っていると、17,000円くらい返ってくるんです。それなら直さないのはもったいない!
割れたスマホを使い続けるデメリットは、なんといっても「ヒビ割れを直さない私、だらしないな」と思いながら、ヒビ割れたスマホを見続け、さわり続けることだと思います。
そうやって「私、だらしない……」と思い続けるのは、一種の毒。身の回りのものをきれいに保ち、使い続けるのは気持ちいいことですから、スマホにヒビが入っている人は、今すぐクイックサービスへGO!
■5.心地よくて美しいファッションで過ごす
誰にも会わず外で仕事をするとき、適当な黒い服に黒い帽子、すっぴんで、カフェに行くことがあります。でも、そうすると、不思議なくらいまったく気分がのらないんです。
いつもならサッと対処できそうなメールも、なかなか処理できない。「ナニコレ」とムズムズしちゃうくらい……(笑)。
これはどうしてだろう? と考えたときに、自分の選んだファッションが問題だと気づきました。
オンの日のように、自分に自信が持てるファッションを! というくらい気合を入れる必要はないと思います。ただし、人に会わない日でも、背筋がピンと伸びるくらいの、好きなファッションで出かけたほうがいい、と。
そこで、そういう日はお気に入りのデニムに、洗濯しやすく着心地のいいトップス、素顔ならマスクではなく好きな帽子をかぶって、出かけるようになりました。
そうすれば、どんな時間も有意義な時間として、心地よく過ごせるようになるんです。身につけるもので、気持ちのあり方は変わるんです。
■6.時間の使い方も美しくする
仕事はもちろん、プライベートの約束も、遅刻しないよう努めています。というのは、遅れるときって、相手の貴重な時間を奪うのみならず、必ず「ごめんなさい」から入りますよね。それも好きじゃないんです。
たとえば、たった2分遅れるだけで、到着前にスマホで何分遅れるか調べたり、謝罪したりする必要があるわけです。それなら、遅れないよう、早めに行動するのが一番。
余裕を持って早起きしているのがベストですが、もしフルメイクをしていると間に合わない……なんてときは、ビューラーとマスカラをポーチに足して出かけます。
同じようにヘアセットが間に合わないときは、ヘアクリップを持っていくなど、「これは後でやればいい」というアイテムをプラスして、きちんと見える範囲の格好で家を飛び出すんです。
社会に生きていて、人と関わっている以上、遅刻は極力したくない。時間の使い方でも、その人の美しさはにじみ出ている気がします。
(おまけ)Googleのサービスを使いこなす
「時間管理」と関係した話題を最後に。私はGoogleのいろいろなサービスが好きです。
とくによく使うのはやっぱりGoogleカレンダー。予定が入る度に、忘れないようメモします。
本当に便利なんです。たとえば、打ち合わせが16時に終わり、会食が20時からある日だと、間に4時間あることが視覚的にわかるわけです。
これなら、「一度、着替えに帰れる」とか「部屋を片づける時間がある」など、空き時間を有効に、最適な形で使えます。
以前、SNSで「◯月◯日に私と食事の約束をした方、誰でしたっけ?」と尋ねている人を見かけて、自分の記憶力を過信しちゃダメだよ、と思いました(笑)。
とびきり便利な電子上のカレンダー、使いこなさないのはもったいない!