一人合宿をホテルで行う。3泊4日コースで新世界への扉を開く

一人合宿をホテルで行う。3泊4日コースで新世界への扉を開く

一人合宿は自分をリセットしたい人におすすめ。安藤美冬さんが提案する一人合宿、そのやり方やおすすめのホテルをご紹介します。何かに悩んでいる時に、一度実践してみてはいかがですか?


■一人合宿のすすめ(ホテル編)

新しい物を買うよりも先に何かを捨てる。サプリメントを摂る前にデトックスをする――。新しいことを取り入れること以上に、引き算してゼロの状態に戻すことが大事だなと感じる、今日この頃です。

26歳のとき、うつ状態になって会社を休んだことがありました。半年後、復職して前向きな気持ちで仕事をしていたのですが、29歳になったとき、いろいろなことに疑問を持つようになったんです。私にとって大きな引き算の時期でした。大手出版社の社員としてミリオンセラーも出し、軌道に乗って楽しかった。

でも、30歳を目前に、「私このままでいいのかな?」という疑問をどうしても捨てられなかったんです。目の前の仕事に意味があるのかと感じて、会社のデスクに座っているのもツラい時期でした。

■すべてをリセットしてゼロにすれば、新しい世界が拓ける

そして、30歳の節目、自分を完ぺきなゼロの状態にして、会社を辞めました。実績もゼロ、将来のプランもゼロ……。当時はまだ迷っていて、とても苦しかったのですが、今になって振り返ってみると、あのときリセットしようとした自分に拍手したいです。それまでの見栄や執着、欲求、すべてをリセットしたからこそ、新しい世界に向かっていくという成功体験ができたから。もちろん時間はかかりました。

じつに1年8ヶ月!毎晩、不安になって泣いては友人たちに電話をかけ、「美冬の電話テロがきた」と言われたほどです(笑)。

葛藤をリセットするためにいろいろなことをやったのですが、その一つが、積極的に引きこもることです。

私は“一人合宿”と呼んでいます。

おすすめは家ではなくホテルを使うこと。自宅だと家族がいたり、電話もLINEもきたりして、なかなかエスケープできませんが、ホテルだと閉じこもってひたすら一人で悩み続けることができます。「半年後、ハワイで引きこもる」というのではなく、自分が引きこもりたいと思うときに引きこもるのが一番。なるべく自宅から離れていないホテルがいいですね。遠いと移動に時間が取られてしまうデメリットもあります。合宿時間を最大化することが大切です。

私がいつも利用しているのが「六本木ホテルS」。お洒落でいろいろなタイプの部屋があるので、何度使っても飽きません。推奨したいのは、金曜日の夜から月曜日の朝までの3泊4日。1泊1万円くらいのホテルでもいいので、なるべく長く泊まると効果テキメンです。ホテルの環境で大切なのは3つ。ルームサービスがあること。バスタブがあること。そして眺めがいいことです。

■一人合宿の目的は「リセット」

一人合宿の目的は「リセット」。

自分が心で感じていることや、やりたいことなどを整理整頓することです。これまでを振り返り、整理整頓し、結果として未来を設定するためには、とにかく落ち着いて過ごすことが大事です。入浴剤を持ち込んだり、心が落ち着く本を持っていったり、音楽をかけたり。着心地のいいルームウェアなど、自分が落ち着く物は一通り持って行きます。そしてスマホの電源を切り、人に会わないことです。

この合宿を、私は半年に一度、6月と12月におこなうようにしています。3泊4日、自分のことを真剣に考え続けると体も疲れるのですが、迷いが吹っ切れます。一人合宿を終えると、新たな一歩を踏み出すことが多いです。どうしてもホテルに宿泊するのが難しい場合は、日帰りでもいいですし、図書館でもいいと思います。

インプットが過多の状態になると、日々に行き詰まってしまいます。滞りをスムーズにするためには、自分の心や身の回りを整理することが大切です。年末の大掃除に加えて、“一人合宿”で自分をリセットしてみてください。

この他の安藤美冬さんの連載もご覧ください。

構成/尾崎ムギ子

この記事のライター

フリーランサー、コラムニスト。1980年生まれ、東京育ち。(株)集英社で広告と書籍の宣伝業務を経て独立。組織に属さないフリーランスとして、ソーシャルメディアでの発信を駆使した肩書や専門領域にとらわ れない独自のワーク&ライフ...

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