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素敵な年上女性との出会いが、人生を好転させる

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あなたには年上の女友達がいるでしょうか? 素敵な年上の女性に出会うと未来に希望を抱くことができ、毎日を前向きに輝いて生きることができるようになります──。連載「人生が好転する気づきの美習慣第8回」では、年上の女友達を持つことの素晴らしさについてお話します。

素敵な年上女性との出会いが、人生を好転させる

■素敵な年上女性との出会いで「未来」と「夢」が見えてくる

年上の女友達は、人生の進路を照らしてくださる明かり。かけがえない宝物。そんなふうに感じた出来事について、今日はお話したいと思います。

少し前のことです。ある方にお連れいただいたお食事会で、ひとりの女性と出会うことができました。70代の料理研究家の方です。

素敵な方だなあと思いながら、ご挨拶しかできないまま会が終わってしまいました。ところが偶然帰路が同じ方向だったおかげで、帰りの電車で、しばらくお話することができたのです。

年齢を伺って驚いたほど若々しいその方は、愛くるしく小柄でいらして、とってもおしゃれ。光沢のある明るいブルーのジャケットとAラインのスカートに、深い赤の小さなイヤリングが効いています。

年齢を重ねた女性が澄んだ色を着こなしていらっしゃる姿って、こんなにも素敵なのだなと感じ入りました。

ピンと伸びた背筋、柔らかな所作、お話の仕方。品格とともに女性の愛らしさが香る佇まいに接しているうち、「日本女性の美徳」とは本来この方のような在り方を示すのではないだろうかと、思いはめぐります。

電車に揺られながらしばらくおしゃべりしたあと、「昔、父に教えられたのよ」と話してくださった内容が胸に残りました。

「『結婚しても精神的に自立した人間であり続けるように』って父が話してくれたの。わたしの場合、精神的自立には経済的な面も伴ったほうがいいかなと思って、結婚してから今まで、ずっと仕事を続けてきたのよ」とのことでした。

結婚、あるいは出産を機に仕事を離れるかどうか。女性なら誰しも悩むところですね。「結婚しても共働き」というスタイルがデフォルトになりつつある最近も、出産後、子育てのために一旦離職したり、また復職したりと生き方は人それぞれ。個人、あるいはそのカップルによって、いろいろです。

結婚後も働き続けなければ精神的自立が維持できないとは限らないと思いますが、「わたしの場合は」と真摯に考えられ、職業人として生きると決めた決意を長きに渡り貫いてこられたその女性に、わたしは深い敬意を抱きました。

また「結婚しても精神的に自立した人間であれ」というお父さまの教えそのものが、とても素晴らしく感じられたのです。

その方の世代であればまだ「自己主張を控えて夫の意に沿うように仕えなさい」と親御さんから教えられた方も多かったのではないかと想像すると、それはなおさら意義深いご教示であるように思われました。

背筋の伸びた、その女性の凛とした姿勢は、「妻となり母となっても、生涯自立したひとりの人間として生きていこう」という心の姿勢が、そのまま表れたものなのでしょう。

この方のような女性にわたしも少しでも近づくことができるなら、年齢を重ねながら生きていくことは苦痛ではないな。むしろ、少しずつ素敵な女性に近づいていくことのように思える──。

そう考えが浮かんで、わたしは気づいたのです。ああ今わたしはこの方のおかげで自分の「未来」を明るく思い描き、この方のように素敵な女性になりたいという「夢」をいただいたのだな、と。

素晴らしい年上の女性とお友達になれると、未来が明るいものに思え、生きる勇気がわいてきますね。前を向き、夢を抱いて、いきいきと日々を過ごしていくことができるようになります。

人生にはこの「いきいきと日々を過ごす」ことがとても大切。明るく生気に満ちた女性として生きていると、幸運は自然に引き寄せられ、あなたの元へと訪れるのです──。

■すべての女性は姉妹のような存在

帰宅後、お礼のメールをお送りすると、ほどなくやさしい返信が送られてきました。

「一度きりの人生。悔いなく生きてください。自分の気持ちをごまかさないこと。大切にしてね」

そのメールの文面を、わたしはその後、何度読み返したことでしょう。

電車に揺られながらほんの数駅分の短い時間お話をしただけで、そのとき、わたしが言葉にせずしまっておいたつもりの気持ちをすべて察し、理解し、その上で贈ってくださったぬくもりに満ちた言葉が、そこには綴られていたのでしたから。

今わたしは、胸深く思います。

血縁の有無に関係なく、すべての女性は姉妹のようなもの。年上の女性から、年下の女性へ。自らの経験から得た学び、どうか幸せになってねと祈りをこめた花束をバトンのように手渡しながら、世代間のリレーが続いてゆくのだと──。

いつもコラムを読んでくださる皆さん、本当にありがとうございます。

あなたの人生がより輝きますよう祈って、今回は最後にわたしからあなたへ、花束に代えて、大好きな曲をご紹介させてください。

宇多田ヒカルさんの「花束を君に」という曲です。

人生の喜びと悲しみ。そのどちらをも深く心に宿し、表現する宇多田さんだからこそ書ける詞、旋律が胸に迫る名曲です。

誰の人生にも、光と影が交錯しています。幸せだけの人生がない代わりに、不幸しかない人生もありません。

いま手にしている幸せを見失わないよう大切に抱きしめながら、時折降りかかるつらいこと、苦しいことを乗り越えて、一緒に生きていきましょうね。

あなたの今日、明日、そしてこれから続く長い人生が、ぬくもりとやすらぎに満ちたものとなりますよう、心から祈っています。

2016年11月19日公開
2019年5月28日更新

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湯木 景子

各女性誌ライター、広告プランナーとしての豊富な経験をもとに、女性が人生をより楽しく生き、魅力を磨くためのコンテンツをお届けしています。

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