素敵な人のアクセサリー使いは「脱平凡」と「適度盛り」【デキる女の決断クローゼット #11】
街で見かけてハッとするセンスのいい女性。彼女たちの共通項はアクセサリー使いがうまく、着こなし全体が洗練されて見えること。「なんだか素敵!」を目指しましょう。
すれ違ったとき、思わず振り返ってしまうほど、素敵な女性っていますよね。特別変わったデザインの服を着ているわけでもないのに、なんだかステキ。そんな女性をよくよく見ると、「服がステキ」なのではなくて、「着こなしがステキ」なことが多いです。とりわけ、ピアスや帽子、ストールなどの小物で個性を出している人。豪華な食材を使わなくても味つけが上手いのと似ています。そこで今日は、大人GOODと大人NGなアクセサリー使いの特徴をまとめてみました。
■大人NGは、盛りすぎか盛らなさすぎ
3点セット&じゃらづけ
前クールのドラマ「ノンママ白書」(フジテレビ系)でのキャリア女性が代表例。渡辺真起子さん演じる葉山佳代子は、プラスチック状の三角や四角の板を組み合わせた、大ぶりでアーティスティックなデザインものを、ピアスにネックレス、ブレスレットで3点セットづけ。揃いすぎ重すぎで抜け感がなく、上半身にすべてが集中するためにうるささを感じてしまいます。鈴木保奈美さん演じる土井玲子の、手首ジャラジャラブレスレットも同じ。3点セット同様「前に流行ったよね」という時代とのちょいズレ感が、おばさんっぽさにつながってしまいます。アクセサリーはポイントを絞り、盛りすぎにご注意を。
体のサイズとアンバランス
失礼ながら「スッキリ!」(日本テレビ系)に出演する某女性コメンテーターがわかりやすい例かもしれません。どちらかというとぽっちゃり体型で、決して長くはない首に、大ぶりで短いチョーカーをつけていらっしゃることが多く、ますます首がなくなる結果に。テレビ映り的に上半身にインパクトを持たせていらっしゃるのだとは思いますが、もう少し長さのあるアクセサリーを選んだほうが、首詰まり感が解消され「スッキリ!」に近づくかと思います。アクセサリーをつけたら、全身鏡でバランスをチェック。これ、とても大切なことです。
服を着て終わりの華やぎゼロ
デザインものや柄もので、服に十分なインパクトがある場合は、アクセサリーなしもありですが、服がシンプルならアクセサリーはつけましょう。シンプルなワンピース1枚でノーアクセサリーだと、着こなしが平坦でのっぺり見えてしまいます。
また、フルメイクをして口紅だけをつけないと、なんだか怖い顔に見えますよね。仕上げの口紅と同様、アクセサリーは着こなしに「華」を足すもの。アクセサリーは主に男性より女性が使う、女性的なアイテムですから、女性らしさや品のよさをプラスする、強力アイテムにもなるのです。
■センスのいい女性が実践する、アクセサリー選びのコツ
アクセサリー使いがいつもステキ! と感じる女性に、選び方のコツを聞いてみました。
セレクトショップで選ぶ
自分のテイストに合う服が置いてあるセレクトショップには、服に合わせてバイイングされたアクセサリーが売られています。服を買うときに、同時にアクセサリーも選んで全身のコーデを完成させるのも賢いやり方ですね。
半貴石を選ぶ
ダイヤモンドやパールは、フォーマルな印象のアクセサリーで、まず手に入れたいファーストジュエリーです。それとは逆にラピスラズリやオニキスなど色のついた半貴石は、基本のジュエリーを押さえた次のステップに選びたいもの。正式なパーティーには用いられないものだけに、日常使いで大人の遊び心と適度なカジュアルさを出すのにぴったりなアクセサリーと言えます。
ちなみに「貴石」と「半貴石」の定義は実は明確な基準はないそうですが、一般的にダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルドと、硬度が一定基準以上の石を「貴石」と呼ぶとのことです。
ヴィンテージを選ぶ
ヴィンテージや作家もののアクセサリーには、量産品にはないクラフト感や味わいがあるもの。ヴィンテージの古着を着るのは勇気がいりますが、アクセサリーは面積が小さいので、思いきったデザインに挑戦することもできますね。よく見ると凝っていておしゃれ、というさりげなく大人な空気感につながります。ただし、くれぐれもつけすぎにはご注意を。
まとめ
大人アクセサリーは盛りすぎ・盛らなさすぎNG。「脱平凡」なデザインを、バランスを考えてコーデにプラスすれば、たちまち上級者に!
*1枚目の写真の扇形ドロップピアスは、中目黒のヴィンテージショップ「デプト トウキョウ(DEPT TOKYO)」で取り扱いのある「マザー(mother)」というブランドです。http://shop.mothermother.com
以前に、バーニーズニューヨーク銀座店のスタッフの方がしていたピアスがあまりにもステキだったので、思わず追いかけて「どこのですか!?」と聞いて、教えてもらいました。