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すべての恋愛は自分をつくる。だから、妥協の恋愛はやめよう。

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「仕事と恋愛は両立できる?」そう尋ねる人がときどきいるけれど、実はそのふたつは深いところでつながっている。本当に好きな相手と素晴らしい恋愛をするなかで、人は自らを磨く努力を怠らなくなり、結果、人生も輝き始めるから。

すべての恋愛は自分をつくる。だから、妥協の恋愛はやめよう。

「仕事と恋愛をどうやって両立したらいいのでしょうか?」

との取材を受けて、頭の中が一瞬「!?」となった。

そのような視点で考えたことがなかったし、数多くの女性部下を見ていて思うのは、「いい恋愛をしている人は仕事でも輝く」、すなわち、人を愛すれば愛するほど、仕事も人生もうまく回りだす、と思っているから。

何よりも、私自身が、恋愛に真剣になること、人を深く愛することで、人生がステップアップしてきた。

仕事で大成功している彼の場合、自らもパートナーとしてふさわしくあろうと、彼がどうしてそんなに仕事ができるのか研究し、私自身も自らの仕事に活かした。健康や食に気を使いながら、毎日を最高に楽しく生きよう、自分の価値を最大限にしようと努力する彼の生き方を見て、デートでお店を選ぶとき、雰囲気ばかりではなく、事前オーダーや流れなど最大限気を配ることを覚えたし、食事や健康管理、時間の使い方、睡眠の取り方、旅行の手配の仕方、いろいろな方法を知ったことは、人生を充実させるきっかけになった。
野心家の彼のときは、人生の目標の立て方、10年先まで考えて日々をどう真剣に、謙虚に過ごすかをそばで見て学んだ。
精神性が深く、周囲に貢献心が深く優しい彼からは、常に笑顔でいて、周りを癒すという強さについて、その在り方について深く学んだ。

パートナーから学んだことを上げればきりがなく、同時に感謝しかない。
すべての恋愛は私の大切な部分をつくりあげてくれた。

なので、仕事と恋愛を両立するには、とにかく素晴らしい相手と素晴らしい恋愛をすることだと思う。両方は深くつながっている。

■楽できる恋愛で人は磨かれないし、成長しない

では、素晴らしい恋愛とはなにか?

激しい恋とか、とにかく時間を割くとか、相手に振り回されて何でも言うことを聞くとか、一方的な奉仕とかではない。

「相手を深く知り、愛する。そして、二人の幸せを追求する」という恋愛だと思う。

逆に「もし、仕事を優先させたいから、恋愛は妥協する」というような考え方があったらどうだろう。

妥協の恋愛とは、簡単に言ってしまえば「楽したい」ということだと思う。こっちが楽をしたいと思えば、相手も楽をしたいという人が寄ってくるだろうし、こっちも妥協と思えば、相手も妥協という人が寄ってくる。

恋愛に努力という言葉は不似合いかもしれないけれども、人間は、自分を磨く努力を怠ってはならないと私は考える。
楽をして人間が磨かれるのだろうか。

恋愛こそ、感性を磨く一番の訓練であり勉強だ。人を愛することで、人間の痛みを理解することができる。そして、それを癒そうと、自分の中にある思いやりを発揮することができる。結果、そういう人は、愛に溢れた人になり、遠くから見ていても輝いているのだ。

とはいえ、努力ばかりするのは苦行だ。

だから、本当に好きだと思う人を愛そう。多少理想が高いと言われたってかまわない。自分が求める人を愛すべきだ。そうすることによって「その人にふさわしいいい女になろう」と努力するはずだから。その努力を苦行だとは思わないはずだ。好きなものを追いかけるとき、工夫したり、行動的になったり、情熱的になったり、人間はパワフルでクリエイティブになる。

■好きな事業に魂を込めて。仕事の真の楽しさや尊さがわかるから

会社選びだって一緒だ。「楽したい」「簡単に両立できるような割のいい仕事」「美味しい会社に勤めたい」と思っていたら、いい仕事なんてできるはずがないから、すぐに飽きてしまう。一瞬は条件に満たされても、もっともっと欲しくなり、相手に求めるばかりの人生になるだろう。本当の仕事の楽しさや尊さを一生知らないで終わってしまうのはもったいない気がする。

自分を変えずに、相手を変えようなんておこがましい。

自分を変えずに、良い条件を引き出そうなんて、たとえできたとしても一瞬だ。小手先のやり方は長くは通用しない。

ムリ目かもしれなくても、好きな相手を見つけ、好きな相手と恋愛できる自分を磨き上げる方が良いと思う。相手が素晴らしい人であればあるほど視点が研ぎ澄まされ、見える世界が変わっていくだろう。

仕事も一緒だと思う。好きな事業を見つけよう。携わりたいサービスに一心に心をこめるのだ。

たとえ、すぐには、振り向いてもらえなくても、その情熱があなたのエネルギーと成長の原動力になるはずだ。

そうやって、輝き続けていたら、その灯りで心が癒される人や、その灯りに同じような気持ちを持った人が寄ってくるはずだから。その人と結ばれなくても、あなたの魅力は増しているはずだ。

■好きな相手と好きな会社を見つけたら、もっと幸せになれる

そして、もし、二人が対となって大切にし合える関係がスタートしたなら、心が満たされるだけではなく、日々癒されるだけでなく、パートナーシップを学べるはずだ。あなたが、もし、パートナーシップを上手に構築できるようになれば、もっともっと幸せになれるし、社会にも大きな貢献ができるようになるはずだし、大きな夢も実現できる。

だから、私は、なによりも、好きな相手と好きな会社を見つけることが重要だと考える。一つだけ注意するとすれば、それは、損得や条件付きであってはならない。それは利害関係を引き寄せるだけで真実の愛には到達しない。

あなたが心から求めるものが、本当はあるはず。それはもう、心の中にすでに芽生えているはずだ。幸せにしてくれる誰か、条件のいい誰かと恋愛をしようなんて思わなくていい。自分が好きだと思う人を見つめよう。そして、その彼に似合う自分になる努力から始めよう。

最後に、近々会食予定の婚活会社社長の本を読ませていただいていて、目に飛び込んできた言葉を紹介しておきたい。

結婚を引き寄せる人は、
婚活を「自分磨きの方法のひとつ」だと思っているが
遠ざける人は
「条件のよい結婚相手を捜すのが目的」
だと考えている

『結婚を引きよせる人、遠ざける人』(ソレイユ出版 佐藤茂 著)より引用

経沢香保子(つねざわ かほこ)
桜蔭高校・慶應大学卒業。リクルート、楽天を経て26歳のときに自宅でトレンダーズを設立し、2012年、当時女性最年少で東証マザーズ上場。 2014年に再びカラーズを創業し、「日本にベビーシッターの文化」を広め、女性が輝く社会を実現するべく、1時間1000円~即日手配可能な 安全・安心のオンラインベビーシッターサービス「キッズライン」を運営中。オンラインサロン「女性起業家サロン」も人気。

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経沢 香保子

桜蔭高校・慶應大学卒業。リクルート、楽天を経て26歳のときに自宅でトレンダーズを設立し、2012年、当時女性最年少で東証マザーズ上場。 2014年に再びキッズラインを創業し、「日本にベビーシッターの文化」を広め、女性が輝く社...

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