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フランス美熟女たちに学ぶ、歳を重ねても美しくあり続ける秘訣

若作りするのではなく、年齢相応の美しさを醸し出すフランス女性たち。彼女たちの美の秘訣は何なのか? 『生涯恋愛現役 女のセンシュアル・エイジング入門』から3つの心得をご紹介します。

フランス美熟女たちに学ぶ、歳を重ねても美しくあり続ける秘訣

官能的、と聞いて思い浮かべるのはどんなイメージでしょうか。色っぽい? セクシー? 大人ならではの美しさ? 英語にするとSensual(=センシュアル)で、官能的という意味のほか、感覚や意味、良識といった意味を含みます。

同じような言葉にSexual(=セクシュアル)がありますが、こちらは見た目重視で性的な意味が強め。官能的な艶っぽさに加え、感性と知性をもって、それらを磨き続けて人を魅了するのがSensualです。

DRESS世代が目指すべきは、外見だけではなく、内面や佇まいからも輝きを放つSensualな女性。いつまでも女性であることを愉しみながら、恋愛界をサバイブし、いい意味で愛や欲望に素直に生きるフランス女性たちは、Sensualであることを大切にしています。

そんな彼女たち(ときどきフランス男性も)のライフスタイルや世界観をまとめた著書『生涯恋愛現役 女のセンシュアル・エイジング入門』(著・岩本麻奈)から、私たちでもお試しできる習慣を選りすぐってご紹介します。

1.女であることを愉しむ

悲しきかな、日本のカップルの間では“あたりまえ”になっているセックスレス。これは世界的に見ると珍しい現象だとか。フランスでも同様で「夫婦間でセックスがなくなれば別れるべき」と捉えられているそう。日本では「それだけで!?」と驚く人が多いかもしれません。

度々セックスレスのきっかけとしてあげられるのは、妻の妊娠・出産。それを踏まえてフランスの病院では、出産後1ヶ月からはセックスを再開するよう、具体的なアドバイスがなされるのだとか。

子どもを産んだ女性は、「母」としての役割や立ち居振る舞いが求められがちな日本とは異なり、フランスでは同時に「女であること」「女としての性的魅力を保ち続けること」が尊重される、と岩本さんは語ります。

母、妻といった役割だけにとらわれず、女であることを意識するひとときを設けることで、しっとりした大人の色気を保ち続けられるのでしょう。女であることを肯定して、愉しんで生きるフランス女性の姿は真似したいもの。

2.シャンパンを日常的に飲む

ガブリエル・ココ・シャネルはこんな名言を残しています。「わたしは2つのときにしか、シャンパンを飲まない。恋をしているときと、していないとき」。裏返せば、いつだって飲んでいい飲み物であり、むしろ日常的に飲むべき飲み物だということ。

シュワシュワとはじけ、喉をするすると滑るシャンパンは、ひと口いただくだけで気分を高揚させる効果があるのは周知の通り。でも、それだけではありません。岩本さんいわく「効能も素晴らしい」とのこと。消化不良や二日酔い、アンチエイジングなどの効果が期待され、19世紀には薬代わりとして重宝されていたそう。ただの美味しい液体ではなかったのですね。

適切な飲み方も紹介されています。冷やすのは飲む2〜3時間前からで、夜に栓をあけても翌朝まで泡が残ると質のいいシャンパンなのだとか。残ってしまった場合は、シャンパンの瓶の口にスプーンを縦にさしておくと、気が抜けないそうですよ。お試しください。

3.デリケートゾーンのケアはエチケット

アンダーヘアの処理は”自宅派”が圧倒的多数というフランス女性。日本でもVIO脱毛をする女性はいますが、フランスのほうが進んでいる印象がある、と岩本さんは話します。脱毛サロンに行くほどではなくても、自分で整えたり、パートナーに手伝ってもらったり、といったケースが多いよう。

加えて、デリケートゾーンの香りにこだわる女性も多数。現地では専用の香りスプレーが簡単に手に入り、岩本さんのおすすめは植物処方の優雅な香りが特徴的な「WOMAN essentials」のデオドランド、ブリューム・デオ&ソワン。

「顔のお手入れにかける時間と情熱とコストのごく一部でよいので、デリケートゾーンのケアに費やしたらいいのに」と岩本さん。まずは自分のために、また、パートナーのためにも、美しいデリケートゾーンを保ちたいものですね。

他にも恋愛や結婚、美容、生きかたに関わる珠玉の言葉やエピソードが散りばめられた本書は、年齢にとらわれず、いつまでも自分らしく、美しくありたい女性たちのバイブルとなりそうです。



『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』(著・岩本麻奈)を紹介したこちらの記事もチェックを。

池田 園子

DRESS編集長(2016年1月〜2020年1月)。

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