「ジャケット:バッグ=1:1.5の法則」で洗練ファッションが叶う理由。
「自慢のジャケットは某高級ブランドのもの。でも、バッグはプチプラ」。ふたつのバランス感がちぐはぐだと、せっかくのジャケットも映えません。賢い選び方のコツ、教えます。
自分の身の回りにあるもの、身につけているもの、持っているもの――。これらはその人自身をあらわすもの、と言っても過言ではありません。それを選ぶのも、選ばないのも、自分が考えて決めたこと。だから、本当に良いものを意識して選んでみることから始めてみませんか。
DRESS世代の女性に向けて『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』(横田真由子)から、よく使う3つのアイテムの選び方をご紹介します。
1.ボールペン
たとえば一流のホテルで、フロントで差し出されたペンが100円ボールペンだったら、「あれっ?」と思いますよね。
同じように、ビジネスシーンでは、取り出した筆記用具にキャラクターがついていたり、もらいものだったりすると、なんとなくチープ感が漂ってしまうもの。
最近では「メモはすべてスマートフォンでとります」という方も増えてきていますが、書くことを快適にサポートし、疲れを最低限に抑えてくれる上質な筆記用具は、まだまだ強い味方です。
素敵なボールペンは、魔法の仕事道具。
軽々しい印象を与えないためにも、高級感のあるボールペンを1本、仕事のお供にしてみては。
2.メイクブラシ
アイシャドーやチークを買えば、小さいブラシやチップがついてきます。
付属品で十分事足りるので、わざわざ化粧筆を買ったことがないという方も多いのではないでしょうか?
けれども、刷毛が上等なら、たとえプロ並みの技術がなくても、上手く塗れるのです。逆に、コスメが上等でも刷毛が粗悪だとキレイに塗れません。
コンビニコスメでも、白鳳堂の化粧ブラシや、熊野筆といった毛量の多い上等な筆を使えば、誰でもプロ級の仕上がりになります。
なので、一回コスメを買うのを我慢する代わりに、上等な化粧ブラシを手に入れてみましょう。
今持っているプチプラコスメを、上等な化粧品を使っているかのような出来栄えに見せることができます。
化粧筆はお手入れ次第でかなり保つので、消耗品である化粧品に高額を支払うよりも、かなりコスパのいい買い物ともいえます。
3.ジャケット
今職場で着ているジャケットのお値段は、いくらくらいでしょうか?
ジャケットは一番よく目に触れる場所なので、いいものを揃えている方も多いと思いますが、 気をつけてほしいのは「バッグとジャケットの総額のバランス」です。
ジャケットの格にバッグの格が合っていないと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
バッグが高級ブランド物なのに、ジャケットが皺になっている、または素敵なスーツなのにバッグがチープ、という方をときどき見かけます。
いいジャケットを着ていても、バッグのグレードとか合っていないと、どちらかだけが浮いた印象になってしまうのです。
目安としては、バッグはジャケットの値段の1.5倍まで。 ジャケットとバッグはセットと考えて、合わせてふたつでいくらの予算にするのか考えましょう。
いいものを持つことも大切ですが、印象を左右するのは全体の調和感でもあるのです。
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