1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 恋愛/結婚/離婚
  3. 30歳で離婚、34歳で再婚した私(大西明美)が結婚相談所を始めるまで

30歳で離婚、34歳で再婚した私(大西明美)が結婚相談所を始めるまで

Share

結婚相談所を経営する大西明美さんの連載です。過去20年で延べ43,000件の恋愛を研究してきた婚活指導の第一人者・大西明美さん。今では婚活アドバイザーとして認知される彼女が、結婚相談所をそもそも始めた理由、彼女自身の結婚・離婚・再婚の体験談についてみていきます。

30歳で離婚、34歳で再婚した私(大西明美)が結婚相談所を始めるまで

■20代前半での結婚=安泰じゃなかったの?

買ったばかりの新車のエスティマを降りて、近鉄電車に飛び乗った。

左手にボストンバッグ、右手に犬、背中にも犬を背負っている。それが30歳の私だ。

私が離婚する頃には、友人たちは結婚ラッシュだった。
「うげーっ、完全なる形勢逆転じゃっ」と、絶望した。
「もう誰も、離婚のことなんて触れないでくれー!」と願った。

結婚したらいつまでも勝ち組でいられると思っていたのに。私が信じていた安泰は幻想だった。

■離婚が私から奪ったもの

離婚してから、2つの感情に苦しんだ。一つは、喪失感である。自分を記憶するハードディスクが壊れた感覚だ。交際から結婚、離婚までの7年間は元夫との思い出だらけだ。それが完全に破壊される。私の20代が風化していく。そんな喪失感だった。
もう一つは罪悪感だ。「私は人を愛せない人間なんだ」と、自分を責めた。
 
喪失感と罪悪感を実感するのはかなりきつい。だから離婚すると、元夫の悪口をいっぱい言いたくなる。「あいつのせいで私の人生めちゃくちゃだ!」と思ったほうが楽だからだ。実際、私も言いまくっていた。

「明美ちゃん、大変だったんだね」と離婚したばかりの頃、周りの人たちは慰めてくれた。しかし、周りの人たちだって、私が100%被害者だって思ってはいない。私の話に違和感を覚えながらも忍耐をもって聞いているだけだ。

ある日、同級生の友人が私に一言言った。
「明美ちゃん、もうそろそろ許してあげないと自由になれないよ」

■許すことで、愛する気持ちを取り戻す

友人の言葉にハッとした。どうして私は元夫を許せないのか。もう終わったことなのに。なぜ1年経っても許せていないのか。
実は「相手をどうして愛せないの?」「なんで捨てたの?」と知らない間に自分自身に語り続けていたのだ。「だって相手が悪いのよ!」と自分に言い訳をし続けた。それで相手を許せなくなっていた。

「相手を許す努力が未熟でごめんなさい」と心の中で自分に語ったら、涙が止まらなくなった。私は何より自分に許されたかったのだ。同時に、あっさりと相手への怒りなんてどこかに行ってしまった。それからまもなく今の夫に出会うことになった。おそらく自分を許せなければ、出会っても結婚まで至らなかった。いつまでも元夫を恨んでいたに違いない。

34歳で再婚


今の夫と34歳で再婚した。相手を愛し尽くすことの大切さを実践する機会を得た。私はどんどん幸せな気持ちで生きられるようになっていった。

「私も他の人のためにそんな出会いを作りたい!」と強く思うようになった。前の仕事をスパッと辞めて結婚相談所をいきなり立ち上げ、今年の6月で7年目を迎える。日々修業する中、気づきをいただいたことをシェアさせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

結婚相談所を経営する大西明美さんの連載

大西明美さんのDRESSでの連載は「大西明美さんの連載」から。

5年間で200組以上のカップルを成婚へと導いている彼女の想いや体験談、大人の恋を成就させる方法、結婚願望があるのに婚活がうまくいかない人に向けたメッセージなどを読むことができます。

Share

大西 明美

婚活アドバイザー。自ら経営する結婚相談所で7年で200組以上のカップルを成婚へと導く。

「となりの婚活女子は今日も迷走中」(かんき出版) 「糟糠の妻はなぜ捨てられるのか」(プレジデント社)

関連記事

Latest Article