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風薫る五月。 冒険色で爽やかな初夏を過ごす「タキシードサム」のモチーフメイク

趣味がメイクなちこえさん。そんな彼女の連載『メイクの自由帳』では、もっと自由に自分の好きな綺麗を楽しむためのメイクを伝えていきます。さまざまなキャラクターをモチーフにしたメイクで、かわいいを楽しんでみませんか? ここでは、タキシードサムをモチーフにしたメイクをご紹介します。

風薫る五月。 冒険色で爽やかな初夏を過ごす「タキシードサム」のモチーフメイク

「タキシードサム」とは?

南極のタキシードアイランドからやってきた、おしゃれなペンギンの男のコ。
食いしん坊で、ちょっぴりドジくん。蝶ネクタイを365本も持っている。
由緒ある家柄で、イギリス留学もしたことがある。英語もペラペラ。
バスト、ウェスト、ヒップ、すべて100㎝の体型。
サムとそっくりな2人の弟、しっかりものの『パム』と甘えん坊の『タム』がいる。
サムの大親友は、明るいアザラシの男のコ、『チップ』

誕生日:5月12日
ーータキシードサムプロフィールより

サムは2021年に42周年を迎えるサンリオの伝統あるキャラクターのひとりです。かっぷくの良い愛らしいボディと蝶ネクタイがトレードマーク。藤色のような水色のようなパープルが混ざったブルーの毛並みと、帽子や小物がお似合いでかわいいですよね!

2020年に「はぴだんぶい」という男の子キャラクター6人組のユニットを結成。サムはドラムとして活動しています。

今回は、タキシードサムをモチーフにしたメイクをご紹介します。

メイクの完成形

アイメイク

サムの特徴として挙げた絶妙なブルーは絶対にメインカラーにしたくて、上まぶたに配色しました。蝶ネクタイを取り替えるようにメイクも変えられたらいいなと考え、蝶ネクタイ部分(黒目の下)はラインストーンで好きな色に着せ替えできるように工夫しています。付け外しも自由です。

チーク

サムは公式グッズではピンク色の小物を身につけることが多いため、少し暖かみのある色合いのピンクをチークとして選びました。モチーフメイクだけでなく毎日のメイクでも使いやすい優しいピンクです。

リップメイク

ベリーとローズが混ざるような赤ピンク。リップスティック自体が硬めで薄くフィットするような使い心地がお気に入り。ほんのり透けるようなニュアンス発色がおしゃれで、夏も大活躍すると思います。今回は二度塗りして濃く発色させました。

セルフネイル

ベースはサムのカラーを二度塗り。その上から白や黄色のペンギンカラーで「塗りかけネイル」を施しました。決まった形はなく、思うままに“塗りかけ”にするのがポイントです。

カラーコンタクトレンズの紹介

レンズの有無はご自身の生活環境に合わせてお決めください。無しでも構いません。

目を大きくするというよりは、柔らかさが出るようなレンズにしました。もちろんドットのフチがあるため黒目は強調されます。内側のクリーミーなベージュが黒目の色素をまろやかにしてくれますよ。サムは穏やかな性格なので柔和な印象になるようなレンズ選びを心がけました。

アイメイクのやり方

アイメイクのステップは全部で6つ。
ステップごとのやり方を、使用するアイテムと共にご紹介します。

STEP1:上まぶたにアイシャドウを塗る

STEP1の使用アイテム

(A)「Judydoll(ジュディドール)」プレイカラー ALL-IN-ONEパレット #02 藤色アイシャドウ

(B)アイシャドウ用スポンジチップ&ブラシ

POINT:アイシャドウ用チップで塗る

アイシャドウパレットを購入するとアイシャドウ用のスポンジチップやブラシが付属していることがあります。私は主に自身で購入した化粧筆を用いるため、チップはブランド関係なくひとつにまとめて保管しています。

化粧筆派の筆者がスポンジチップを使うケースは2通りあります。

①発色が淡いアイシャドウを均一に塗りたいとき
②大粒のラメを大量にのせたいとき


今回は①の目的でスポンジチップ(B)を使いました。藤色(A)をチップの腹全体に取り、上まぶた全体に塗り広げます。

スポンジチップとブラシを兼ね備えたWエンドタイプを使えば、こちらひとつでアイメイクを完成させることができます。外出先でメイクをする際に便利なアイテムです。

STEP2:上まぶたに別の青色を重ねる

STEP2の使用アイテム

(B)アイシャドウ用スポンジチップ&ブラシ

(C)「エレガンス クルーズ」アイカラープレイフル NV01

POINT:2種類の青色を重ねることで深みを出す

藤色(A)単色塗りでも十分かわいいですが、水色(C)を目のキワに足すことで色に深みが出ます。質感がマット(A)にシアーラメ(C)を重ねれば重たくなりませんし、サムのカラーに近づけられます。同系色を重ねて奥行きを出したいときは、質感が異なるものを選ぶと厚塗り感が出にくいはずです。

STEP3:下まぶたの目尻側を整える

STEP3の使用アイテム

(B)アイシャドウ用スポンジチップ&ブラシ

(D)「Judydoll(ジュディドール)」プレイカラー ALL-IN-ONEパレット #02 黄色チーク

(E)「Judydoll(ジュディドール)」プレイカラー ALL-IN-ONEパレット #02 金色ハイライト

POINT:繋がりをもたせるイメージで色を隣り合わせる

下まぶたは目尻側から順にマットな黄色(D)、金色パール(E)、後ほど目頭にオレンジグリッターをのせるため、3色で構成されます。

下まぶたはサムのペンギン要素を司る白や黄色を効果的に見せたいところ。質感違いの3色をただ塗るだけでメイクが単調になることを防ぎます。全てイエロー系の色合いを選べば自然とまとまりますよ。

チップ(B)に黄色(D)を取り目尻の三角部分を埋めます。同じチップの面(B)に金色パール(E)を取り、塗る太さを揃えるように目の中心まで広げましょう。

STEP4:目頭にグリッターを塗る

STEP4の使用アイテム

(F)「rom&nd(ロムアンド)」ザ ユニバース リキッド グリッター 03 イブニングスター

POINT:一度塗りすることでギラギラさせない

グリッター(F)のキャップの先端にハケが付いているので、キャップを外してそのまま直塗りしてください。目頭側半分に使用するため、ハケに含まれている分のグリッターで十分足ります。二度付けするときらめきが強くなり、全体の雰囲気と合いません。グリッターを目立たせる手法も存在しますが、目尻側のパウダーとテンションをあわせることもテクニックのひとつだと思います。サムのクラシカルな雰囲気を大切に。

STEP5:アイラインを引く

STEP5の使用アイテム

(G)「KATE」コンシャスライナーカラー 06 グレイッシュブラウン

POINT:黒ではなくグレーを選ぶ

アイラインの色は上まぶたのアイシャドウ、マスカラ、黒目(カラーレンズ)の色のいずれかを基準にして決めています。今回は黒目(カラーレンズ)の色にあわせて真っ黒ではなくグレイッシュなブラウン(G)のアイライナーを選びました。ナチュラルさを残しつつ目をしっかり引き締めます。

STEP6:上下まつげにマスカラを塗る

STEP6の使用アイテム

(H)「メイベリン」ラッシュニスタ N A01 ブラック

POINT:マスカラはブラックのロングタイプを選ぶ

マスカラは、下まつげを塗ったあとに上まつげに塗ることで、皮膚にマスカラ液が付きにくくなります。カラーシャドウが印象的なアイメイクなのでマスカラはブラック(H)で落ち着かせると良いでしょう。ロングタイプを使うことでカラーメイクでも目力を出すことができます。

チークのやり方

STEP:チークを塗る

使用アイテム

(I)「Flower knows(フラワーノーズ)」LoveBear ブラッシュ #ミルクチョコレート

POINT:自分基準でなじみが良いと感じるピンク色を選ぶ

ピンクはピンクなのですがとても優しい色合いのチーク(I)です。やや黄み寄りで肌なじみが良いと感じます。読者の皆さんが心地よいと感じるピンク色を選んでください。

リップの塗り方

使用アイテム

(J)「Celvoke(セルヴォーク)」ディグニファイドリップス 25 フォギーローズ

POINT:薄づきリップを濃いめに塗る

一度塗りだとかなり薄づきのリップ(J)なので敢えて二度塗りすることで発色を鮮やかにしました。薄膜を二枚重ねることで色もちも良くなりますし、口紅そのものの色を楽しめるのでおすすめ。

セルフネイルのやり方

STEP1:ベースカラーのポリッシュを塗る

STEP1の使用アイテム

(K)「モーガンテイラー」プロフェッショナル ネイルカラー ノーティカリー インクラインド

POINT:色ムラがないよう二度塗りする

STEP2:白いポリッシュを塗る

STEP2の使用アイテム

(L)「NAILHOLIC」WT005

POINT:指先にランダムに塗る

「塗りかけネイル」にルールはありません。ハケを軽くしごいて液が垂れないように準備したら、サッとハケを滑らせるだけ。今回は指先のみにしましたが、爪の中央にポリッシュを塗るデザインも素敵ですよ。

STEP3:黄色いポリッシュを塗る

STEP3の使用アイテム

(M)「MAVARA(マヴァラ)」ネイルカラー ソレント

POINT:白とのバランスを見て色を置く

黄色(M)の方が白(L)より目立つため、液の量を少なくしてみました。黄色だけ、白だけの飾りを施した爪をつくることでシンプルにまとまると思います。

おわりに

タキシードサム色のブルーコスメを家の中から探す作業が楽しかったです。

筆者は普段、寒色系をあまりメイクに使わないので、メインカラーのブルーの魅力を引き出すことはもちろん、読者の皆さんに挑戦したいと思ってもらえるようなメイクにしたいと考えました。

タキシードサムを取り巻くレトロな空気感を損なわず、今っぽくアレンジできたと思います。やや冒険色ではありますが、ぜひサムメイクで初夏を爽やかに過ごしましょう!

チークillust/オオハチ(@oohachi8

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ちこえ

メイクレシピプランナー
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