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『リトルツインスターズ』のモチーフメイク。星空に映える浴衣メイクで過ごす七夕

趣味がメイクなちこえさん。そんな彼女の連載『メイクの自由帳』では、もっと自由に自分の好きな綺麗を楽しむためのメイクを伝えていきます。さまざまなキャラクターをモチーフにしたメイクで、かわいいを楽しんでみませんか? 今回は『リトルツインスターズ』ことキキララをテーマにしたメイクをご紹介。

『リトルツインスターズ』のモチーフメイク。星空に映える浴衣メイクで過ごす七夕

■『リトルツインスターズ』とは?

ゆめ星雲のおもいやり星でうまれた双子のきょうだい星。立派に輝く星になるため地球で修行中。通称はキキララ。ピンクの髪がお姉さんのララ。ブルーの髪が弟のキキ。2020年は生誕45周年のアニバーサリーイヤー。

今回は、キキララをモチーフにしたメイクをご紹介します。

■キキララメイクの完成形

キキとララの七夕期間限定コスチュームが大好きで毎年楽しみにしています。七夕や星のコンセプトとぴったりなふたりですよね。梅雨が明けたら浴衣シーズンに入ります。浴衣メイクとしてもおすすめな仕上がりになりました。

アイメイク

キキララメイク

上まぶたはキキとララの間に流れる天の川を配置した点がポイント。下まぶたに満天の星を思わせるラメとスパンコールを付けることで輝きを増幅させました。

リップメイク

ベースカラーは極々シンプルなピンクを選びました。2種のバームグリッターを使い、唇もきらきらに。

セルフネイル

2019年はパインジュースのようなノンパールのクリアイエローに注目していたのですが、今年はラメ入りの透けるイエローが熱い。星モチーフのネイルシールを貼ればテクニックいらずで七夕仕様のネイルに変身できます。

■使用アイテム

カラーコンタクトレンズ

レンズの有無はご自身の生活環境に合わせてお決めください。無しでも構いません。

6月に発売された国内初のラメカラコン「Honey Drops」。海外製の存在は知っていましたが日本で買えるようになるとは本当に驚きました。一般的な一日使い捨てレンズより割高なので特別な日に着けています。

アイシャドウ

拡大版

ラメのアイシャドウ

アイメイク用のツール

アイライン・マスカラ・チーク・リップ

ネイルポリッシュ・ネイルシール

エンティティラッカー デザイナー ダンデライオン

■アイメイクのやり方

STEP1:上まぶた全体にアイシャドウを塗る

POINT:青を選ぶことでクールなトーンに整える

アイシャドウブラシ(H)を使います。いつもならアイシャドウパレットAの左横のベージュ(ハイヒールの型押し)のような色でベースを整えますが今回は青ラメ(A)にしました。

青にした理由は次にのせるキキララカラーを青みを強く発色させたいため。
青みが強い色を塗るだけでは元々の肌色やまぶたのくすみの影響を受けてしまい、アイシャドウが見たままの発色にはならないことが多いです。青ではなく青ラメを選んだ理由は青が表に出過ぎるとメインの色が変わってしまうため、発色自体は弱いラメカラーを選びました。

STEP2:メインカラーを塗る

POINT:黒目の真上は何も塗らない

尖りブラシ(J)とアイシャドウ用チップ(K)の細い方を使いましょう。目頭や目尻は狭いのでやりやすい方に持ち替えながら塗っていきます。

ブルー(B)とピンク(C+2C)はどちらから塗っても構いません。最終的にブルーとピンクの面積が同じくらいになるように調節しましょう。黒目の真上だけは金ラメ(E)をのせるために空けておきます。ピンクだけ2色混ぜた理由はマットピンク(C)の発色が想像より赤くなってしまったのでラメ感の強いビビットピンク(2C)を重ねたからです。

STEP3:ラメカラーを塗る

POINT:ブルーとピンクに少しかかるように塗る

上まぶたに2色以上の色をのせるとき色がぶつかる箇所をどのようにするか迷いますよね。

あまり境目をはっきりさせるよりはブレンディングブラシなどでボカしたりグラデーション風に塗るのが一般的です。しかし、それらはある程度テクニックが必要ですし、時間もかかるので今回はしません。

ではどのように境目を処理するかと言うと3色目(E)を後からかぶせることで境目を目立たなくさせます。

使用するのは、小さいアイシャドウブラシ(I)。天の川(E)を目立たせたい場合はアイシャドウブラシ(H)を準備して幅広に塗ってもいいです。金ラメ(E)を筆に取りブルーとピンクを避けたところを中心に埋めていきましょう。色の隙間をなくすだけでなく、境目をボカす役割もあるためブルーとピンクの端に少し重なるように塗るときれいです。金や銀のラメはどの色と重なってもかわいいのでひとつ持っておくと便利ですよ。

STEP4:下まぶたラメをのせる

POINT:粉質がしっとりしているものを使う

アイシャドウ用チップ(K)の細い方に白ラメ(D)を取り下まぶたの目尻側半分に塗ります。次に貼り付ける星のスパンコール(F)が唐突な印象にならないようにベースとして星空をつくっていく過程となります。

スパンコールの輝きが強いのでベースの星空は濡れツヤに見える(スパンコールに負けない)ものを使うといいでしょう。粉質がしっとりしているパウダーアイシャドウがない場合は、リキッドやクリームタイプのラメシャドウで代用してください。

STEP5:星のスパンコールを貼る

POINT:白ラメの下に貼り付ける

星のスパンコールの有無はお好みで決めてください。私は右目だけに3個貼りました。肌なじみがいい星(G)だけにするつもりだったのですが、カラコンの色が紫がかっているため紫の星(F)も付けてアクセントにしました。

白ラメ(D)の上に貼ると取れやすくなるためベースメイクの上につけまつげのノリ(L)で固定しましょう。私は爪が長いのでピンセット(M)を使いました。

STEP6:アイラインを引きマスカラを塗る

POINT:アイメイクをまとめる大切な工程! 丁寧に行う

鮮やかなアイシャドウに視線を持っていくためにアイラインやマスカラを塗らないという選択肢もあります。ただそうすると、メイクが濃い部分とそうでない部分のコントラストが強くなってしまい、ちぐはぐな印象となる可能性があります。主張し過ぎないように気をつけながらアイラインとマスカラを塗りましょう。

アイライナーはグレー(N)を選びました。ブラックよりも柔らかい印象になります。マスカラは自まつげが際立つタイプ(O)が良いですね。セパレートを意識して扇型に広げます。アイシャドウを塗っていない下まぶたの目頭側のまつげには塗らなくても構いません。

黒目やまつげの色が茶色い(色素が薄い)人はアイライナーとマスカラをブラウン系のものに変更してください。

■チークのやり方

POINT:パフで密着させることでマスク移りを防ぐ

ピンクのクッションチーク(P)をロージーローザ メイクアップスポンジ チャコールを使って塗布しました。目の粗いカットパフであれば、なんでもいいですよ。クッション面にギュッと押し付けて頬にぽんぽんとのせていきます。

ブラシで塗るよりも薄膜仕上げ(編集部注釈:ステッカーシールを貼ったようなマットな仕上がりになること。カットパフを用いることで更に薄い、卵の薄皮レベルの着色仕上がりになります。)になり、ベースメイクに密着しますよ。チークがマスクに隠れて寂しいという人は“Cゾーンチーク法”を試してください。

■リップの塗り方

STEP1:リップを2種類塗る

POINT:唇全体に均一に塗る

まず桜色(Q)を全体に塗り、唇をトーンアップさせます。細身のリップスティックなので直塗りしました。

次にピンクのグリッター(S)を桜色(Q)からはみ出さないように重ねます。アイメイクのやり方でお伝えした通り、色やラメを活かすにはベースを整えることがとても重要。唇の血色を高めるような優しいピンク色のリップが好ましいです。

STEP2:ブルーのグリッターを塗る

POINT:唇の中央にだけ重ね付けする

ピンクのグリッター(S)を全体に塗ってあるのでブルーのグリッター(R)は唇の中央に塗りました。唇の形状上、真ん中に光が集まるためその部分にだけグリッターを重ねることで効率よく輝きが増し、メリハリもつきます。

■セルフネイルのやり方

STEP1:イエローを二度塗り

POINT:地爪が透けていてOK

多少透けている方が夏っぽくて好きなので二度塗りで止めました。次にネイルシールを貼るため上手に塗れなくても問題なし。

STEP2:ネイルシールを貼る

POINT:星モチーフを選ぶ

このネイルシールは最近薬局で買ったので良かったら同じものを探してみてください。よさそうなアイテムが見つからなければ、星モチーフのシールを選びましょう。緑のストーンは避けて、キキララカラーのストーンが付いたシールのみを貼りました。

■おわりに

浴衣メイクのポイントはふたつあります。
ひとつめは夕方以降の暗がりでも元気に見えること。スモーキーカラーやダークカラーだけでアイメイクを仕上げると目周りが影になって表情が暗く見えることがあります。上まぶたか下まぶたのどちらかは明るいカラーやラメを選ぶといいでしょう。

ふたつめは写真映えすること。浴衣を着るといつもより写真を撮る機会が増えると思います。髪をまとめると目の横や頬がよく見えるので目尻に少しだけアイラインを引いたり頬骨を意識してチークを入れるとかわいく見えると思います。

キキララカラーのモチーフメイクで一度きりの夏を楽しみましょう。

ちこえ

メイクレシピプランナー
もっとコスメが好きになる、もっとメイクが楽しくなるメイク法を発信中

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