今、おじ靴が気分! ボテッとした足元でコーデを刷新
パンプスやバレエシューズが多く、スニーカーやスポーツサンダルがほとんどない私のシューズクローゼット。足元に変化がないと、どうしても日々のコーデが似たり寄ったりになってしまうのが悩みのひとつ。そこで「おじさんっぽい靴」すなわちメンズっぽい靴を投入。すると、新しいコーデが楽しめるようになった。
■同じ服でもガラッと雰囲気が変わる! おじ靴の魅力
「おじ靴」が少しずつシューズクローゼットに増えている。おじ靴とは、「オジサンがはいている革靴のようなデザインの靴」。
スニーカーやスポーツサンダルなど、スポーティな靴を日常ほとんどはかない私。そのせいで、どうしても足元がマンネリ化しているような気がしていた。
靴が同じような形だと、どんなに服を変えても似たり寄ったりのファッションになりがちだ。そこでボテッと厚底だったり、メンズの革靴のような形のドレスシューズだったり、いわゆる「おじ靴」と呼ばれるカテゴリーの靴を積極的に投入。
選ぶ際の基準は……
光る素材だったり、ビジューが付いていたり、どこかに女っぽさが加わっていること。
あまりにも正統派すぎるメンズ仕様の革靴だと、どうしても自分のファッションとは合わないなと思い、少しひねりの入ったものをチョイスするようにしている。
左:パテント素材のモカ色の紐靴
中央:厚底のシルバーのシューズ(バックルベルトタイプ)
右:ウイングチップのレースアップシューズ
左から……
・パテント素材のモカ色の紐靴
・厚底のシルバーのシューズ(バックルベルトタイプ)
・ウイングチップのレースアップシューズ
それぞれ雰囲気がまるっきり異なるのでいろいろなコーデが楽しめる。
■シルバーの厚底シューズはどんな服にも合う
コンサバティブなファッションからの脱却を目指して購入した厚底のシルバーのシューズ。自分としてはかなり冒険したつもりだったが、実際にはいてみるといろいろな服に合わせやすく、しっくりなじむのでヘビロテアイテムに。
メンズライクなパンツスタイルはもちろん、女っぽいマキシ丈のワンピースに合わせると、一気に旬な雰囲気が漂う着こなしに。
この靴ひとつで「なんとなく全体的に古臭い……」と悩みがちだったコーデがフレッシュになった。
左:ウォッシュ加工のブルーデニム
中央:定番の黒のテーパードパンツ
右:白のワイドマリンパンツ
シルバーの厚底シューズのコーデいろいろ。
・ウォッシュ加工のブルーデニム
・定番の黒のテーパードパンツ
・白のワイドマリンパンツ
どんなボトムスでもすんなり決まるシルバーの厚底シューズ。「シルバーはちょっと光っているグレー色」。そう考えると、どんな服にも合わせやすい。
厚底のシルバーシューズを軸に全体的にゆるいシルエットでまとめた日のコーデ。
カジュアルなワイドパンツとも相性のいい厚底のシルバーシューズは、凝り固まった自分のファッションをほぐしてくれる。身体も気持ちもフラットになれるリラックスコーデ。
■ビジュー付きソールがオシャレなモカ色のドレスシューズ
綺麗なモカ色のパテント素材に一目ぼれして購入した「Odette e Odile(オデット エ オディール)」のレースアップシューズ。
形は紐靴でも、光る素材といい、かかかとのビジューといい、凝ったディテールで女っぽい着こなしにも合う。なかに敷き詰められたファーが気持ちよくて気分の上がる靴だ。
モカ色のドレスシューズを軸に、全体をチョコレート系の色でまとめた日。
この靴にはスリムパンツの方が合う。パンプスを合わせるといたって普通のコーデになってしまう服も、靴を変えるだけでガラッと変わる。靴の力は偉大だ。
■ウイングチップのレースアップシューズ
光る素材でゴツめの形のレースアップシューズ。
この靴もパンツはもちろん、スカートにも合わせやすいおじ靴だ。この靴にナチュラルストッキングは避けたいところ。ソックスが似合うのでいろいろなソックスをはいてコーデの変化を楽しんでいる。
ふんわり広がる優しい雰囲気のフレアスカートに合わせたコーデ。
この場合、黒いパンプスだと普通すぎてつまらないコーデになってしまう。靴下+おじ靴でガラッとイメージが変わる。
■おじ靴で日々のコーデに変化を
リモートワークがきっかけで、OFFはもちろんONのときもどんどんカジュアル化するファッション。
パンプスとブーツしか並ばないシューズクローゼットでは、おしゃれもどんどんマンネリ化してしまう。ときにはガラッとテイストの違う靴を投入してみると、そこに劇的な化学変化が起きる。
おしゃれの進化と変化は足元から。
それを実感させてくれる、おじ靴コーデ。この秋は、いつもと違う靴を新調してみませんか?