きものを着て何処に行こう?!vol.2 企画展「きものモダニズム」
DRESS着物部サポーターの北野です。
着物で訪ねたいオススメスポットをご紹介するきものを着て何処に行こう?!
今回は泉屋博古館分館で開催中の企画展「きものモダニズム」展をご紹介します。
大正~昭和初期には染織技術も発展し、様々な種類の着物が生まれ全盛を迎えて、
華やぎに溢れていた時代でした。
海外との交流から新しい芸術の流れが表出した時代でもありました。
「銘仙」は江戸時代後期に庶民の染織(絣織物)として生まれ、このような時代背景を
反映しながら発展し、人気を博しました。
今回の企画展は長野県・須坂クラシック美術館の開館20周年を記念して、
所蔵の銘仙100選を、東京でまとめてみられる初めての機会だそうです。
アール・ヌーヴォーからアール・デコへと美意識がうつりゆく中で、
華やかで色彩豊かなモダンな銘仙が誕生しました。
その時代、大正~昭和初期の銘仙が展示されています。
庶民の模様である縞や伝統的な矢羽、麻の葉などの古典文様、
バラやチューリップなどの洋花や、アメリカンモダニズムのデザインを斬新に取り入れたものなど、
大胆で、個性のあるデザインの数々は今見ても新鮮な美しさを感じます。
着物や絵画の他、銘仙の製造工程を記録した映像作品にも触れられます。
職人の方々の手業に感心しながら、その手間暇、光景を見て大切に着なくてはと思うのでした。
私が訪れた日も展示に合わせてアンティーク着物や銘仙を纏ったオシャレ女子の姿がちらほら。
駅からも近く、閑静なエリアなのでゆったりした気分で楽しめると思います。
ギャラリートークなどのイベントも予定されているのでチェックしてみてくだい♪
「きものモダニズム」展
会期: 9月26日(土) ~12月6日(日)
《前期》9月26日(土)~11月1日(日) 《後期》11月3日(火・祝)~12月6日(日)
美術館、企画展の詳細はこちら↓
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
是非お出掛けくださいね~!!