「気遣いができる人だな」と思われるLINEテク
顔が見えない分、相手の状況を思いやる心配りが必要なLINEでのやりとり。コミュニケーションコンサルタントの西澤史子さんが、「気遣いができる人だな」と思われるLINEテクニックを紹介します。
コミュニケーション・コンサルタントの西澤史子です。
画面上にポンと言葉や画像が表示されるLINE。だからこそ気遣いが大切です。
相手に気を遣わせずに自分の意思をさりげなく伝えたり、LINEでの会話をうまく盛り上げる質問をしたり。「気遣いができる人だな」と思われるLINEのコツ、知っておくと恋愛だけでなく、仕事や友だちとのやりとりでもポイントアップ間違いなしです。
※画像は記事内容を元にしたイメージです
■LINEを送る:タイミングは相手に合わせる、聞く、配慮する
当たり前すぎて忘れてしまいがちですが、LINEは自分のタイミングで一方的に送れるし、それが瞬時に相手に届いてしまいます。例えば深夜や早朝など非常識な時間に送ることは極力控えましょう。相手によっては「こんな遅くまで起きてる……」や「早朝のLINE怖っ」とドン引きされてしまうくらいのマイナスインパクトです。
気遣いができる人は、LINEのタイミングを相手に合わせて調整しています。
相手のタイミングがわからない場合は、やりとりを始めて間もないときに「LINEを送ったら迷惑な時間があれば教えてね」と聞くと「気遣いをしてくれている」という印象になりますし、NGな時間帯もわかって一石二鳥です。
そして相手にとって迷惑な時間帯がわかったら、緊急に連絡を取る必要がある場合を除き、その時間には極力送らないという配慮が大切です。
■LINEで伝える:クッション言葉や気遣いのフレーズを入れる
画面に表示される言葉は、想像以上に強く感じます。
たとえば「どうして?」というひと言も、不安なときは責められているように感じますし、イライラしているときは怒りのスイッチを押してしまうきっかけになることも。1フレーズでやりとりができるLINEだからこそ、クッション言葉や気遣いのフレーズを加えて送るだけで、優しい印象を与えます。
「どうしてかな? 時間があるときでいいから教えてもらえると助かる! いつもありがとう♪」
というように、クッションになる言葉や気遣いのフレーズを加えるだけで、ずいぶん印象は変わりますよね。
■LINEで会話を盛り上げる:NGはマウンティングとファシリテーション
巣ごもりをせざるを得ないときだからこそ、LINEで盛り上がれるチャンスですよね。
グループLINEでみんなで盛り上がることも増えているのでは?
そんなときにポイントを下げてしまうのがマウンティングとファシリテーション。
LINEでのマウンティングは「私が、私が」と全ての話題を自分に引っ張ってきたり、「私だったら……」と上から目線の意見を乱発すること。意外とやりがちですよね。
ファシリテーションは仕切ること。「@●● どう思う? 意見聞かせて?」や「みんなの意見を聞きたいけど、●●ちゃんや○○さんは?」なんて仕切りは、仕事では良くてもプライベートでは止めておきましょう。相手には、絶極的に話したくないこともあるかもしれません。
グループLINEでは相手のコメントや意見に対し、あいづちや「わかるよ」「そうなの!?」「知らなかった!」などのリアクションに留めておくのが吉です。
■笑顔にさせる、笑顔がこぼれる言葉を送る気遣いが大切
顏が見えないからこそ気を付けたいこと、それは自分が送った言葉がどんな影響を与えるかを想像してタイミングと言葉を選ぶということです。
あなたのLINEを受け取った相手が思わず笑顔になる。そんな言葉のプレゼントができるようになれば、気遣いができる人という印象は盤石でしょう!