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「上品」を相棒にする レディなコスメ3選

どんなメイクを楽しみ、どんな化粧品を愛するかは人それぞれ。もちろんメイクをするかどうかもその人の自由。今回の連載『ふねに揺られて』では、メイクを楽しむ人たちに届けたい「上品」を演出するコスメをご紹介します。「気品」を相棒にする格上げアイテムをどうぞご覧あれ。

「上品」を相棒にする レディなコスメ3選

「気分の上がるコスメ」と聞いて、みなさんはどんなアイテムを思い浮かべますか? パッケージの華やかなもの、良い香りのするもの、劇的に目の大きさを変えてくれるもの——そのコスメを使って「気分が上がる」理由は、十人十色だと思います。

筆者の場合はというと、「纏うことで上品な気分にさせくれるコスメ」に目がありません。例えばその口紅をつけている日は、タオルハンカチではなく、アイロンのピシッとかかったハンカチーフを持ちたくなる。カットソーよりも、とろみのあるブラスを着たくなる。指先までの所作に、自然と気を遣うようになる——そんなコスメを、こつこつ集めています。

■Diorの「マスカラ ディオールショウ パンプ&ボリューム』

ダマっぽい“ひじきまつ毛” は困るけれど、ナチュラルで繊細すぎるまつ毛も物足りない。そんなワガママを叶えてくれるのが、Diorの「マスカラ ディオールショウ パンプ&ボリューム」です。

シリコンのトゲトゲしたブラシが、まつ毛の1本1本をキャッチしてしっかりボリュームアップ。程よく粘度のあるマスカラ液がよく絡んで、太くて黒々としたまつ毛にしてくれます。

一方で、「今日はわたくし、気合を入れてお化粧しましたのよ!」的なわざとらしい仕上がりにはならないのがポイント。あくまで主役は、表情や意思を伝える瞳そのものであり、マスカラを含むアイメイク全般はそれを強調するためのものにすぎないと考えている筆者にとって、完璧な仕上がりです。

このマスカラを使った日は、いつも以上に自分の横顔や、伏し目がちになった際の見え方に気を配りたくなります。口ではなく、目で雄弁に語れる人間 に一歩近づけた気分にさせてくれるアイテムです。

■Guerlainの「ルージュ・ジェ 03」

真っ赤なリップが目を惹くのは当たり前。でも、はっとするようなローズ系リップはなかなかありません。長いこと探し続けて、ようやく見つけたのがゲランの「ルージュ・ジェ 03」です。

自然なツヤ感のあるクリーミィなテクスチャーが、血の色をベージュでといたような絶妙な赤みローズに発色。 決して唇の色だけが目立つことはなく、それなのに顔全体をパッと華やかにしてくれます。

リップクリームがいらないほど保湿力が高いのに、無駄にヌルつかずに密着する使い心地もさすがはゲラン。ヒアルロン酸やマンゴーバター 配合で、唇のたて皺がふっくら潤います。

鏡付きの重厚なケースは、20色以上から選択が可能。程よい重みと、化粧直しの手つきまで正されるようなクラシックな佇まいで、まさにレディな気分を盛り上げてくれます。筆者は結婚指輪に合わせたイエローゴールドを選びましたが、2本目にはレザーも良いなあと考えているところです。

■GIVENCHYの「ヴェルニィ・ジバンシイ 07」

歳を重ねるとともに、ただ単色を塗っただけの短い爪がどんどん好きになってきました。以前は長めに伸ばしていた爪も、今となっては指と同じくらいの長さに。その方が実用的なのはもちろん、しっかりお手入れした短い爪には、それはそれで色気が宿るものだという風に考え方が変わってきたようです。

爪を短く整えることで、今まで以上に似合うようになったのが真っ赤なネイル です。長い爪だと派手になってしまうような赤でも、短い爪なら気負わず纏えるというもの。それどころか、艶っぽさ がほどよくプラスされてちょうどいい塩梅になります。

なかでもお気に入りのジバンシィ「ヴェルニィ・ジバンシイ 07」は、赤茶のような、暗い紫のような、絶妙にダークな色味が大人の手元にぴったり。暗いところで見ると黒に近い色に見えた爪が、日にかざすとほの赤く透けるだなんで色っぽくてたまりません!

濃い色ゆえにネイルの欠けが目立ちやすいため、自然と指先まで神経をとがらせて日常生活を送るようになるのも特徴。 見た目だけでなく、振る舞いまで上品にしてくれるアイテムです。

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ふね

美容部員・化粧品企画を経て、現在は編集プロダクション勤務の編集ライター。日本化粧品検定1級。目の前の楽しさを追い続けることで、愉快で朗らかな一生を完成させる人生設計です。今世の地球も最高!

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