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止まった人生を動かしたメイクレッスン。美の余白は無限に続くのだ

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加齢による“顔面のマイナス成長”を長らく放置してきたというトミヤマユキコさん。停滞気味だった状況を打開するきっかけとなったのは、メイクレッスンでした。でも、変わったのはメイクだけではなくて……。未来に待ってる美の可能性のお話です。

止まった人生を動かしたメイクレッスン。美の余白は無限に続くのだ

■毎日鏡を見ていたはずなのにおかしいなあ……

幼いころから自分の顔面に関してはズボラというか諦め半分というか、目・鼻・口が所定の位置にあればそれで充分、みたいな考え方をしており(極端!)、美を追求することにあまり興味がなかったのだが、アラフォーになってから急にメイクをがんばりだした。

きっかけは非常にベタだが「お肌の衰え」である。「こんなところにこんなのあったっけ!?」というシミとシワがあちこちに……毎日鏡を見ていたはずなのにおかしいなあ(ちゃんと見てなかったんでしょうね)。

20代の頃は、日焼け止めを塗ってお粉の一発もはたいておけばなんとなく「整えた」感じになっていたが、あの適当さはわたしが若かったから許されていただけらしい。40代となった今、そんな手ぬるいことではお肌のアラを隠せなくなっている。シミやシワもそうだけれど、全体的に血色が悪いし、顔の形も重力に負けつつあるのか以前より縦に伸びたような……。

■時代遅れなメイクでは、顔面のマイナス成長を止められない

とにかく、顔面のマイナス成長が止まらない。いくら自分の顔面に興味がないとは言え、着実に老けていくのをただ黙って見ていられるほど豪胆な人間ではなかったようだ。このマイナスをどうにかしたい。そんなことを思いながら久しぶりにしっかりメイクをしてみたところ、悲しいことに、メイクの知識が「大学デビューしたくて一瞬メイクにハマった90年代末」で止まっていた。

わたしは中高生の頃に空前のコギャルブームが来た世代。当時のメイクと言えば、とにかくアイメイク。みんな眼力の強調に命をかけており、目の周りが黒かったりバサバサしたりしていたものだ。しかし、それを現代のアラフォーがやると、当たり前だがなんかおかしい。顔が古い、とでも言えばいいのか。とにかくコレジャナイ感がすごい。

■わたしの場合、きっかけはメイクレッスン

眼力を強調するにしても、今はもっと違うやり方があるのではないか? というか、ベースメイクからして時代遅れな可能性があるぞ? そう思ったわたしは、美容雑誌を読み込むのでも、デパコスのカウンターを訪れるのでもなく、メイクレッスンに行くことを選んだ。メイクに関するアップデートができていなさすぎて、自分ひとりでどうにかするのは無理だと思ったのだ。多少お金がかかっても、プロに頼りたかった。

あとはその当時ちょうど『40歳までにオシャレになりたい!』という本を作っていて、コンサバファッションを猛勉強しているところだったので、そこにメイクのことをプラスできたらうれしいと思ったことも、メイクレッスンへの意欲を高めた。服だけカッコよくても、顔が古いままじゃあどうしようもない。

「善は急げ」とばかりにわたしはメイクレッスンへ駆け込んだ。結論から言うと、行ってよかった。なぜならば、わたしの顔&わたしの都合に合わせたアドバイスがもらえたから。

「基本ズボラです!」と言えば「じゃあ最低限これだけはやってください」となるし、「ココがコンプレックスです!」と言えば「でしたらこのテクニックだけは覚えて帰ってください」となる(顔が平らなのがコンプレックスなのだが、眉尻を濃いめに描いて、眉頭に向かって薄くグラデーションを作るようにすると立体感を演出できるというテクには本当に感動した)。個別具体的なアドバイスにより、顔面がみるみる変わる体験には、停滞していた人生に新しい風が吹き込んでくるような爽快さがあった。

■頼ってみてはじめてわかる、自分の“伸びしろ”

プロに頼るって、いいな……。そう感じたわたしは、その後パーソナルカラー診断を受けたり、美容のプロがやっているYouTubeやSNSアカウントを見るようになった。元がズボラなので、仕事の合間にちょっと情報収集をするとかその程度だけれど、効果は確実にある。

やはり頼るべきはプロだ、というより、プロの「理論」だ。きれいになれるかどうかは「センス」の問題だと思いがちだが、実は「理論」による部分が大きい。たとえセンスがなくても、理論を押さえるだけで見た目の印象は変えられるし、そういう小さな成功体験を積み重ねていくことで、メイクの楽しみも増えていく。最初はただただ加齢に抗いたくてメイクしていたわたしも、今ではメイクを楽しむ気持ちを持てている。自分の顔面を使っていろいろと実験するのが楽しいのだ。

実験と言えば、どんなに忙しくても眉カットはお店でやってもらう、という実験を続けている。どういう風にカットするかはあえて「おまかせ」だ。そうするとスタッフさんによって、提案してくるものが微妙に違う。

でも、違っていいのだ。わたしの美しさにも幅があるらしいこと、正解がひとつじゃないことがわかるから。ひとつしかない自分の顔にいくつもの可能性があることを示されるのは、なんというか、単純に「アガる」のでオススメだ。

このごろ「自己肯定感」という言葉をよく目にするようになったが、実際のところ、自分の力だけで自己肯定感を高くキープするのは難しい。ひとりでがんばりすぎると疲れてしまいかねない。そこでプロの出番だ。プロに頼らせてもらうことで、「わたしにはまだ“伸びしろ”がある」と思える。

今の自分もいい感じだけど、少し先の未来で、今よりもっといい感じの自分が待っている。そう思いながら生活するのも、悪くないものだ。

Text/トミヤマ ユキコ(@tomicatomica
Photo/Nanami Miyamoto(@miyamo1073


トミヤマユキコさんのイチ推しコスメ

推し コスメ マスカラ

「MOTE MASCARA CLEAR(モテ マスカラ クリア)」
塗るたびにまつ毛をケアするクリアマスカラ

加齢とともに真っ黒のマスカラで盛り盛りに塗るのが似合わなくなり、茶色のマスカラ、透明マスカラ、はたまたボリュームタイプからロングカールタイプへの宗旨替えを経て、“今”のところはこれが最適解、だそう。



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DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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