花粉の季節にちょっとした癒し。爽やかフレーバーの香りモノ3選
連載『ふねに揺られて』では、人生に新しい価値観をほんの少しだけ加えて、生活を豊かにしてくれるようなモノコトを取り上げていきます。#2では、痒みやくしゃみ、鼻水を引き起こす花粉症が辛い人に届けたい、癒しの香りアイテムをご紹介。
今年もまた、この季節が来てしまいました。くしゃみと鼻水が止まらず、目は四六時中ゴロゴロして、顔や頭皮がチリチリとむず痒い——そう、スギ花粉の季節です。東京都の調査によると、都内のスギ花粉症有病率はなんと50%近いそう! しかも今後、ますますその割合は増える見込みなのだとか。
かくいう筆者も例に漏れず、毎年2月~ゴールデンウィークの手前ごろまでは、花粉との格闘を余儀なくされる都民のひとり。体中の痒みや(耳の中まで痒い!)、とめどなく溢れ出る鼻水に何とか対処しつつ(脱水症状にならないか、たまに本気で不安になる)、なんとかこの季節をしのいでいます。
そんな日々にささやかな癒しを与えてくれるのが、ハーブティーや缶入りバームなどのちょっとした香りモノたち。日々のふとした瞬間に手に取っては、気分をリフレッシュさせています。
■荒れた喉に染み渡る「POMPADOUR」のハーブティー
花粉症の症状にもいろいろですが、個人的に地味にしんどいのが喉の痒み。食物アレルギーのある方は想像しやすいと思うのですが、喉の奥がムズムズと痛痒くなってくるあの感じです。
のど飴を舐めてみたり、舌の付け根でゴリゴリ掻いてみたりするものの、あまりやりすぎると喉が余計に荒れてしまうし……そんなときに決まって飲むのが、ドイツの老舗ハーブティーブランド「POMPADOUR」のジンジャー&レモンティーです。
手軽に飲めるティーバッグ式のこのお茶は、親しみやすいパッケージとは裏腹に「ジンジャー51%配合」のキリリとした味わい。弱った喉にジンジャーの風味が染みわたり、鼻からはレモンの爽やかな香りがスッと抜ける、癒しのティータイムを過ごせます。
もちろんハチミツにもよく合うフレーバーなので、即席ジンジャーハニーレモンティーを楽しむのも一案。カフェインレスなので、寝る前のリラックスタイムにもおすすめです。
■メイク直しにも使える「BADGER」のプロテクトバーム
花粉による地味にしんどい症状が喉の痒みなら、大いに/非常に/耐えがたくしんどい症状の座は、やっぱり鼻水に決まりでしょう。鼻水そのものも鬱陶しいうえ、どんなに柔らかいティッシュを使っても、この時期の鼻まわりの肌荒れには避けがたいものがあります。
せめてもの抵抗にと、日中のこまめな保湿に使っているのがアメリカ発のオーガニックブランド「BADGER」の「プロテクトバーム」。本来は虫避けを目的としたバームですが、レモングラスの爽やかな香りと肌なじみの良いテクスチャーは、鼻まわりの保湿にもぴったり! 鼻が詰まってしまったときや、頭が熱っぽくボンヤリするときに鼻下に塗れば、シャキっとリフレッシュできます。
体温ですぐに溶ける柔らかいバームなので、ヨレたファンデを溶かして落とせるのもうれしいポイント。 メイクのヨレた部分に多めにバームを馴染ませた後、ティッシュで優しく押さえれば、崩れた部分のメイクオフと保湿が同時にできます。その後はいつも通りに、ファンデやお粉を重ねればOK。もちろん手やネイルの保湿にも使える、これひとつで何役もこなしてくれるアイテムです。
■帰宅後すぐのバスタイムは「クナイプ」のバスソルトがお供
みなさん、お風呂にはどんなタイミングで入りますか? 筆者は寝る直前に入浴することが多いのですが、花粉の季節ばかりは別。なるべく帰宅後すぐにお風呂に入って、全身の花粉を洗い落とすようにしています。
バスタイムに活躍するのが、ドイツのハーバルブランド「クナイプ」のバスソルト。さまざまな香りのバリエーションがあるなかで、この時期よく手が伸びるのが「レモングラス&レモンバーム」や「ユーカリ」など清涼感あるフレーバーです。
スッキリとした香りのお湯につかって四肢を伸ばせば、全身がほどけるような心地よさ。こめかみや首筋などをマッサージすると、頑固な鼻詰まりや目の痒みがスッと引いたりするのだから不思議です。
クナイプのバスソルトはオイルがしっかりと入っており、乾燥肌でも安心して長湯できる点も特徴。春の花粉が飛んでいる一方で、まだまだ寒い日もあるこの季節、いつも以上にバスタイムをゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。