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「デパコスデビュー」あるある

最近はプチプラでも使える優秀なコスメがたくさんありますが、「デパコス」という響きには特有の魅力がありますよね。憧れの「デパコス」。初めて使ったときのあの高揚感は忘れることができません。

「デパコスデビュー」あるある

■苦い思い出

バイトして貯めたお金を握りしめ、憧れのデパコスを買いに。美容部員さんと目が合うたびにドキドキして、売り場をぐるぐる……。

結局、お目当てだった海外ブランドのお店には入れず、フロアの隅っこのほうにある、わりと落ち着いた雰囲気の国内ブランドのお店に。

リップを買うはずが、なぜかファンデをひとつ買って帰ってきた。

■初デパコスでタッチアップ

デパコスデビューした日、いきなりコスメカウンターへ案内され、おすすめされるままに購入。

あまりの緊張で、美容部員さんと何を話したかさっぱり記憶がなく、なかには何に使うのかわからないものもあった。

■自分じゃ、なかなか

親にもらったギフト券で、20歳で華々しくデパコスデビュー。それから早10年、自分のお金ではまだ一度も買えていない。

■ハッキリ言って欲しかった、というのが本音

リップの色を迷っていたら、「どちらもお似合いですよ」と美容部員さん。初めてのデパコス挑戦で舞い上がってたのもあり、両方買ってしまう。

ひとつは気に入って使ってるけど、もうひとつはどうしても顔が暗く見える気がして、眠ったまま。

■貧乏性が発動!

大学生のとき、シャネルの「ルージュ ココ フラッシュ」を自分へのご褒美に。

もったいなくて、箱さえなかなか開けられず、お店に入るときより、使い始めるときのほうが勇気がいった。

もちろん、箱もなかなか捨てられなかった。

■結局、想定外の出費

買わないとなかなか帰してもらえないとか、あれもこれもすすめてくるとか。美容部員さんに対して漠然とした敵対心があり、「気に入ったものしか買わないぞ!」と意を決して売り場に。

ところが、実際にお話してみると、美容部員さんがキレイで優しくて、すっかり気を許してしまう。

かえって余計に買ってしまった。

鈴木一禾

ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。

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