友達を装う“フレネミー”に要注意!? 5つの特徴と対処法
フレンド(友達)とエネミー(敵)をかけ合わせた造語「フレネミー」。フレネミーが周囲にいると、あなたの人間関係に支障がでるかもしれません。危険なフレネミーの特徴と対処法をご紹介します。マウンディングしてきたり、しつこく人の噂話を聞いてきたり……一見友人のふりをして近づいてきたりするフレネミーについて詳しく紹介します。
目次
「フレネミー」という言葉を知っていますか?
「友達を装った敵」を意味する造語で、フレネミーと出会ってしまうと嫌な思いをしたり、友達付き合いに支障が出たりと大変です。
フレネミーの特徴やエピソードと、フレネミーのターゲットになったときの対処法などをご紹介します。
フレネミーとは?
「フレネミー」とは、フレンド(友達)とエネミー(敵)を掛け合わせた造語です。一見友人のふりをして、相手を利用したり見下したりする存在のことを指します。表向きは友達ですので、敵意丸出しの人はフレネミーとは言いません。あくまで友達を装った敵なのがフレネミーです。
あなたの周囲で、フレネミーとして思い当たる人はいますか? 友達を装って近づいてきてマウンティングしたり、嫉妬心をむき出しにしてきたり……。友達だと思っていたのに、実はそうではない。友達の仮面を被っている敵のような存在がフレネミーなのです。
DRESS読者を対象に「周囲にフレネミーとして思い当たる人がいますか」とアンケートをとったところ、38.6%(76人)の人が、「いる」と回答しました。
あなたの周囲で、「フレネミー」として思い当たる人はいますか?(有効回答数:197)
「いない」:69人(35%)
過去にいたが、今はいない:52人(26.4%)
フレネミーと関わっていると、嫌な気分になったり迷惑を被ったりと大変です。できるだけ近づくべきではない存在であり、もしも相手が近づいてきたときは、そっと離れておくことが賢明でしょう。
フレネミーの特徴
具体的に、フレネミーの人にはどのような特徴があるのでしょうか。これらを押さえておけば、すぐにフレネミーだと気づけるかもしれません。フレネミーの特徴を5つご紹介します。
1.プライドが高い
自分が優位でないと我慢ができず、プライドがとても高いです。そのため、誰かが自分よりも良い立場・状況に陥っていると嫉妬をして激しく怒る場合があります。
例えば、おしゃべりの中で料理の話題が出たとします。あなたが「スパイスを調合してカレーを作ったことがある」と話したとき、ルウを使ってしかカレーを作ったことがないフレネミーはあなたに対して敵意を持ち、「でもスパイスから作るカレーって正直あんまりおいしくないよね」など余計なひと言を口にすることも。
「自分よりも優位に立っている」あなたを、フレネミーは許しません。高級な服やアクセサリーを身に着けている、条件の良い素敵な恋人がいるなどもフレネミーのプライドを傷つけることになります。
2.承認欲求が強い
フレネミーは認めてもらうことが大好きです。承認欲求は多くの人が社会で過ごすうちに持つようになりますが、フレネミーは特にこの「尊敬・自尊の欲」が強く、誰よりも認められたいと思っています。
承認欲求を満たすためなら、フレネミーは平気で嘘をつきます。本当は料理ができないのに料理ができるふりをして、母の手作り料理を自分が作ったことにしてSNSに写真を掲載したり、条件の良い恋人がいるふりをしたり。
人に認められるために誰かを下げて自分を上げる行為もするため、フレネミーが自慢話をし始めたら、”誰かが虐げられていないか、弄られていないか”要注意です。
3.人の話を詳しく知りたがる
ゴシップ話や噂話が大好きで、人の話を詳しく知りたがります。あなたに恋人ができれば恋人の詳細を、あなたが昇進すれば仕事や職場環境の詳細をしつこく聞いてくるでしょう。
一見親身になって聞いてくれているように見えますが、実際は自分が優位に立てる情報を探ろうとしているだけです。「しっかり話を聞いてくれている」と喜んで深い話までしてしまうと、後で大変なことになってしまうかも。
うっかり愚痴や弱音を話してしまったら、いつかその情報を悪いことに使われるかもしれません。
4.褒めているようでけなしている
フレネミーは人を褒めますが、それと同時にけなすようなことも言います。例えば「メイクが上手だね。素顔と全然違う」「ファッションセンス抜群だよね。もうちょっとスタイルが良ければね」などです。
その一言が余計! という言葉が多く、こちらは褒められているのになんだかもやもやした気分に。結局、けなしているのと変わらないことを言ってくるのです。
自分が優位でないと嫌なフレネミーは、相手を褒めつつも「でも、自分のほうが優秀ですからね」ということを常にアピールしたいため、相手を褒めるだけでは終わりません。
5.長い付き合いの友達がいない
長く付き合っていけば、フレネミーの本性がどんどん暴かれていきます。それなりの付き合いになった人は「この人、フレネミーだ」と気づいて距離をとるでしょう。結果、フレネミーに長い付き合いの友達はできません。
交友関係を聞いて、昔からの友達がいないようであれば、フレネミーの可能性があるでしょう。もちろん転勤や地元を離れるなどの環境の変化で昔の友達と疎遠になることはあるため一概には言えませんが、そんな様子もないのに昔ながらの友達がいないのは不審かも。
「この人、フレネミー?」と感じたら、昔からの友達の話が相手の口から登場するかどうか、確認するといいでしょう。
フレネミーにまつわるエピソード
DRESSでは、フレネミーにまつわるエピソードを募集しました。実際に遭遇したフレネミーとは? 集まったエピソードの一部をご紹介します。
フレネミーは、マウンティングするための情報も抜かりなく聞いてきます。あれこれ聞き出し、すかさずマウンティング。しつこく何かを聞いてくるときは、適当に流すほうがよさそうです。
協力的な様子を見せつつも、実は裏で何かをしているのもフレネミーによくある行動です。フレネミーにとって情報収集は大切ですから、余計な情報を与えないようにしたいところ。とはいえ、仕事関係となると距離をとるのは難しそうです。
自分が一番でないと我慢できないフレネミーは、恋愛でも邪魔をしてくるよう。異性の友達でもフレネミーはいるものなのですね。うっかり恋愛相談をしてしまうと、協力どころか邪魔ばかりしそうです。
さりげなく今彼と別れさせようとしているのでしょうか。こんなことをされてしまうと、今彼との仲も悪くなってしまいそう。人の幸せを壊そうとするのもフレネミーらしい行動です。
こちらも恋愛関係の邪魔をするタイプのフレネミーです。幸せを壊そうとするのはもちろん、このように幸せになることを邪魔する行動も目立ちます。気になる人ができても、フレネミーに知られてはいけません。
親身になって相談に乗ってくれていると思いきや、これぞフレネミーという悪行です。相手がフレネミーだと察していなかった場合、間違ったアドバイスを真に受けて間違った行動をしてしまいそう。そのアドバイスはあなたを幸せにするのかどうか、見極めておきたいところです。
フレネミーのターゲットになってしまったらどうする?
友達だと思って仲良くしていたのに、実はフレネミーだった……。そんなときは、付き合い方の対策をとらなければいけません。友達がフレネミーだったときの対処法を5つご紹介します。
1.できるだけ関わらないようにする
基本的には、できるだけ関わらないようにすることが一番です。フレネミーはなにかにつけてあなたに近づいてくるかもしれませんが、そっと距離をとってしまいましょう。
職場の知り合いではない、さらに共通の友達もいないのなら、連絡を一切断ってしまうのもいいかもしれません。LINEなどもスルーして、必要以上に近づかないようにするといいですね。
2.自分のことを深く話さない
フレネミーは常にあなたの情報を知りたがっています。できるだけ、自分のことは話さないようにしましょう。質問も多々されるかもしれませんが、「まぁいろいろあってね」「適当にやっているよ」など、曖昧に答えておきましょう。
質問されたときは「逆に、あなたはどうなの?」と、自分のことは話さずフレネミーに質問をするのも有効手段です。おしゃべり好きのフレネミーは喜んで話すかもしれません。
3.自慢話や羨ましがられる話は避ける
自慢話や羨ましがられる話は、フレネミーのターゲットになる原因となります。もしフレネミーと話さざるを得ない場面が訪れたら、「ブランドのバッグを買った」「素敵な彼氏ができた」「海外旅行をした」「昇進した」などの話は控えるのが無難です。
とはいえ、気を遣いすぎても疲れてしまいます。その場は聞き役に徹しつつ、さっさと話を切り上げてしまうのが得策かも。
4.フレネミーの言動に反応しないようにする
フレネミーはあの手この手であなたの気を引こうとする場合がありますが、フレネミーに反応してはいけません。反応すればするほど、フレネミーは面白がってあなたに近づいてきます。
たとえ腹が立つことをされても、「あっそう」という態度でスルーしておきましょう。いつかフレネミーは無反応のあなたに飽きてしまうはずです。
5.周囲を味方につけておく
フレネミーは陰であなたの悪口を言ったり、あなたについて嘘を話して孤立させようとしたりすることがあります。もしも周囲がフレネミーの言うことを信じてしまっては大変です。
周囲がフレネミーの言葉を信じないように、事前に周囲の人を味方につけておきましょう。あなた自身が誠意を持って周囲の人と接していれば、たとえフレネミーがあなたのことを悪く言ったとしても、周りは簡単に信じたりはしないはずです。
フレネミーとは適度に距離をとって
「この人といるとなんだか嫌な感じがする」「不愉快なことをされた」と思ったときは、相手がフレネミーである可能性を考えてみましょう。
もしもフレネミーなら、なるべく相手に踏み込まず、先述した対策をとってください。人間関係のストレスを必要以上に抱えないためには、関わるべきでない相手と距離をとることも必要です。
フレネミーのせいで人間関係が悪くなってしまっては大変です。自分にとって気持ちのいい人間関係を築くために、ときには合わない相手を遠ざけることも大切なのです。
実施期間:2019年9月10日〜12日
対象者:DRESS会員、Twitterユーザー
有効回答数:197件
年齢:10代 2名、20代 11名、30代 32名、40代 104名、50代以上 48名
性別:女性 190名、男性 5名、どちらでもない 2名