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物書きと猫の生活戦争

コミックエッセイ『ただいまみいちゃん』では、ひとりの女性と1匹の猫のささやかな日常をお楽しみいただけます。第9話となる今回は、物書きと猫との戦いの一コマを描きます。

物書きと猫の生活戦争

物書きと猫は相性が良いと言われている。言われているというか、夏目漱石も愛猫家で猫が死んだら墓標を立てたと言われているし、西加奈子さんも猫が好きだし、岸政彦さんも、phaさんも、愛猫家の物書きは多い。私統計だけど。

インターネットの端っこで物を書いている私ももれなく猫好きで、社交辞令をしない素直なみいちゃんのことが大好きだし、みいちゃんも物書きだからというわけではないだろうけど、まぁまぁそこそこ私のことが好きだ。頬ずりしてくるし。けっこう強めに。猫の頬ずりは好きの証。

好きすぎていつも一緒。眠るときもご飯を食べるときも。私はいつも机でご飯を食べているからご飯を食べていれば飛びかかってくるし、仕事をしていても飛びかかってくる。ベッドから助走をつけてスチャッ! 駆け付けましたシャキーンと言わんばかりに机に降り立ってめぼしい食べ物はないかパソコンの周りや上をパトロールする。

キーボードを踏み荒らされたパソコンの画面は、ぢkdに2qhdbじぇb2jkおjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj

それだけならいいけれど、何時間もかけて書いた原稿が消えたこともある。叫び出したい気持ちを抑え、だからといってみいちゃんに手をあげるわけは絶対になく、だけど怒りをぶつける先もなく、自分の頭を殴る。そんな私をよそに、みいちゃんは引き続きキーボードのうえに座ってあくびをしている。あったかいもんね……。

でも仕事にならないから降りてね、と抱きかかえて机の下に降ろしたら私の勝利。わははははは。みいちゃんは明らかに不機嫌そうにしている。年季の入っただみ声でにゃぁあああああと鳴いている。鳴いたってダメだよ。仕事するんだから。

作業がひと段落し、文字起こしをしようと文字起こしの足ふみスイッチをパソコンに接続する。足ふみスイッチというのは、ミシンの足ふみスイッチのように、足で踏むことにより音声の再生と停止を切り替えられるスイッチのこと。これがけっこう便利なのだ。

トイレに行って帰ってきて椅子に座ってよしやるぞと、いざスイッチを踏むとぐにゃり。あたたかくてやわらかい何かを踏む。足元を見るまでもないけれど足を浮かせた先を見るとうんち。その横にはみいちゃん。どこか挑戦的な目でこちらを見ている。

ぐぬぬと思ったけれど今回は完敗である。だってうんち踏まされたもん。降参です、ごめんね。そう言うと、ひょいと椅子に飛び乗り、机に飛び乗り、パソコンの上に乗り、またもぢkdに2qhdbじぇb2jkおjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj

物書きと猫の生活戦争、to be continued……

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