ラブグッズコンサルが行く! 世界のアダルトショップ探訪記
海外のアダルトショップ巡りが趣味という、ラブグッズコンサルタント・とぅるもちさん。騎乗位マシンにコンドーム自販機、そして天狗のお面まで!? アメリカ、ドイツ、イタリア、チェコ……世界各地のおもしろショップやグッズを紹介します。
こんにちは、ラブグッズコンサルタントのとぅるもちです。
アダルト系IT企業に勤めながら、ラブグッズ(アダルトグッズ)や世界の性に対する考え方を発信する活動をしています。
私の趣味のひとつが、海外のアダルトショップ巡り。今回は「海外のびっくりラブグッズ事情」をご紹介します。
海外のアダルトショップやミュージアムで見つけたおもしろグッズをぜひご覧あれ。
■アメリカ:ニューヨーク
ニューヨークにはおしゃれなアダルトショップが多く、その中でも「PLEASURE CHEST」は人気ドラマ『SEX AND THE CITY』にも登場する超有名店です。
ニューヨークの街中に存在していて、ぱっと見なんのお店かわかりません。
ルブリカント(潤滑ゼリー)だけでも品揃えが豊富! 店員さんもとっても親切です。
非常におしゃれな店内で、特に目を引いたのがこれ。
「あのでっかいマシンはなんなの?」と近寄ってみたら、あらびっくり。騎乗位マシンでした。
『THE COWGIRL』の名前から連想されるとおり、このマシンにまたがってスイッチを押すと、闘牛のような勢いでマシンが揺れ始めます。静かな店内に「ガコガコガコ!」と大きな音が響き渡ってしまったので、私はスイッチを押したことを後悔したわけですが、とにかくインパクトのあるマシンです。
とてもこれに乗ってセルフプレジャーを楽しめるとは思えないんですが……ザ・セックスマシンという感じでお気に入りです。ただ、1500ドル(日本円で約16万円)もするということは、個人向けではなく店舗向けの商品なんでしょうか。
また、おしゃれな電マ(電気マッサージ器)も発見しました。
主にセルフプレジャーのためのグッズを展開するブランド『le WAND』は、スタイリッシュな電マをはじめ、女性らしさをアダルトグッズの中にうまく取り込んでいます。
日本発祥のマッサージ機がこんなにおしゃれになってアダルトショップに置いてあるとは、電気マッサージ器・ハンディマッサージャーの販売元である大●電気工業さんも予想だにしていないのではないでしょうか。
これらの商品は、どちらもニューヨークの企業から販売されていて、女性が主体となってグッズを開発しているそうです。さすがアメリカ。パワフルかつオシャレの最先端を走っているな〜と感じました。
■ドイツ:ミュンヘン
ドイツはラブグッズ先進国です。小さなドラッグストアにもズラリとコンドームとルブリカントが並んでいます。
写真内では「durex」というブランドが大半を占めています。こちらのブランドはヨーロッパではどこでも見かけるくらい有名です。レジ横にもよく「durex」のコンドームとルブリカントが並んでいます。
ドイツは性に対して寛容な国と聞きますが、セーフティセックスを推進する姿勢がドラッグストアからも垣間見えました。
ミュンヘンでは見かけませんでしたが、ベルリンは街中でラブグッズの広告を見かけることもあるそう。アダルトショップも住宅街に急に現れるので驚きますが、これだけ人々の生活の中にアダルト文化が溶け込んでいると考えるとうらやましくなります。
■イタリア:ローマ
イタリアにもオシャレなアダルトショップが点在しています。その中でも、私が感動したラブグッズ自販機を紹介させてください。
「CONTROL」というイタリアのコンドームメーカーの自販機です。最新型のドリンク自販機みたい!
ローマの中心地を歩いていて発見し、思わず叫ぶくらい興奮しました。コンドームとルブリカントが簡単な操作でGETできちゃいます。
日本にもコンドーム自販機はありますが、昭和感が漂っているので(それはそれで廃れてほしくない良さがある)、近未来なデザインにドキドキしてしまいました。
■チェコ:プラハ
チェコには「SEX MACHINE MUSEUM」という、世界各地のラブグッズを集めた博物館があります。大学時代、卒業論文のテーマに悩んでいた際、ゼミの恩師が教えてくれた場所です。
セックスマシーンミュージアムには、世界各国から集められた様々な年代のラブグッズが展示されています。
当時の時代背景に思いを馳せつつ、中世のラブグッズを見ているととにかく楽しいです。
この金色のディルドは、貴族が使っていたようです。ものすごく高価に見えますが使い心地はいかがなものなんでしょう……。
そして、なんと日本発のラブグッズも展示されています。
天狗のお面と、下駄らしきものです。どちらも男性器を模しているのですが、日本人の想像力・発想力に驚かされます。果たしてこれは「ラブグッズ」なのか……?
でも、こんなものがチェコにあって、全世界の人々にMADE IN JAPANとして紹介されているのだと思うと、思わずにやけてしまいます。
■これらは世界のラブグッズ事情のほんの一部
世界のおもしろラブグッズ事情を紹介してきましたが、これらはほんの一部です。
世界には女性主体のラブグッズカンパニーがたくさん存在し、おしゃれなグッズを生み出し続けて進化しています。また、これまでのエロやラブグッズの歴史を無下にせず、貴重な資料として展示する場所も各地にあります。
海外旅行をするときは、ぜひ街中でアダルトショップを探してみてください。国ごとに取り扱うラブグッズの種類の比率も違いますし、日本では絶対に出会えないラブグッズに出会えるかもしれませんよ。
とぅるもちさんの連載バックナンバー
・「セックスレス問題に立ち向かう。私が「ラブグッズコンサル」を名乗るワケ」
・「セックスにローションはNG? おすすめルブリカント(潤滑剤)3選」
・「ひとりでもパートナーと一緒でも。初心者向けバイブ3選」
・「「ラブグッズって実際どう?」 女性のリアルな声を聞きました」
・「女性から「ラブグッズを使いたい」と言われたらどう思う? 男性のリアルな声を集めました」
・「最高のセックスを楽しむ日常コミュニケーションのコツ」
ラブグッズコンサルタント。オススメアダルトグッズを紹介したり、世界のセックスミュージアムを駆け巡る女です。