ラブグッズを使いたい女性をどう思う? 男性のリアルな声を集めました
パートナーとのセックスでラブグッズ(アダルトグッズ)を使ってみたいけれど、「ラブグッズを使ってほしい」「大人のおもちゃを使いたい」と女性から提案するのはアリ?そんな疑問を解消すべく、ラブグッズコンサルタントのとぅるもちさんが、男性のリアルな声を集めました。
こんにちは、ラブグッズコンサルタントのとぅるもちです。
アダルト系IT企業に勤めながら、ラブグッズ(アダルトグッズ)や世界の性に対する考え方を発信する活動をしています。
「セックスについてオープンに語るのは、はしたないことではない」という空気が広がりつつあります。幸い私のまわりには、ラブグッズについての発信を応援してくださる方が男女ともに多いですが、初対面の方に自分の活動を話すと驚かれることがほとんどです。
やはり女性から発信する性というのは、まだまだタブー視されているのだという実感があります。
そこで、今回は男性たちに「パートナーから『ラブグッズを使いたい』と言われたらどう思う?」ほか、ラブグッズへの印象を聞いてみました!
「パートナーと一緒にラブグッズを使いたいけれど、自分から提案して引かれないか心配」
そんな方の参考になればうれしいです。
■「ラブグッズを使ってほしい」と言われたら? 男性の意見を紹介
「びっくりするけど、受け入れると思う」(20代・未婚)
「全然抵抗はない。自分のペニスより大きいバイブでも特に気にしない」(20代・未婚)
「全然いいだろ。あ、でも自信を失くす可能性もなきにしもあらず……だけど、ノリノリで使うと思う」(20代・未婚)
「よろこぶ」(20代・未婚)
「恥ずかしい」(20代・未婚)
「楽しそうだから使ってみる」(20代・未婚)
「たぶんうれしいと思う。今までそんなことを言われたことがないから、お互いのことをもっと知りたいんだなと感じると思う」(30代・未婚)
「うちの奥さんから使ってみたいって言われたら、びっくりするのが正直なところかな。試してみたい気持ちはあるのでうれしいけど、最初は驚くと思う」(30代・既婚)
肯定的な言葉が多く、正直驚きました。
「パートナーにラブグッズを使いたいと提案して、引かれるのがいや」という理由で言い出せない女性が周りに多いため「実際にネガティブなリアクションをとる男性が多いのかな?」と思っていましたが、案外思い込みに過ぎないのかもしれません。
とはいえ、中にはこんな意見も。
「自分のペニスより遥かに大きいバイブを提案されたらちょっと嫌」(20代・未婚)
「グッズ=女性をもっと気持ちよくさせるためのものだと思っているから、突然提案されたら『セックスしててもあんまり気持ちよくないのかな……』って申し訳ない気持ちになると思う。特にローションとか潤滑剤を使いたいと言われたら、普段は気持ちよくない(濡れない)の? とヘコむかもしれない(30代・既婚)」
ラブグッズを提案するとき、気をつけたいのは伝え方です。
いきなりジャンプして「これ使おうよ!」ではなくて、「あなたとのセックスをもっと楽しみたいから使いたい」「ふたりで新しいことに挑戦したいから使いたい」と伝えて、合意を得られるような空気をつくる工夫をすると、受け入れられやすいのかもしれません。
また、「ラブグッズ」という言葉からバイブやローターを連想する男性が多いようですが、「ラブグッズ」はもっと広義で捉えてもいいのではないかと思います。
たとえば、コンドーム。国が定めるアダルトグッズの範囲にコンドーム(医療機器)は含まれませんが、パートナーとセックスを楽しむために使用するものとして、コンドームもラブグッズに含めていいんじゃないでしょうか。
■ラブグッズを使ってみてどうだった?
「黙って電マ(※1)を使ったら怒られた」(20代・未婚)
「俺もパートナーも大喜び。(パートナーが)気持ちよくなってるのを見るのは好き」(20代・未婚)
「ものによる。全然使えないものもあるし『おー』って思うものもある。僕の場合、相手にもっと気持ちよくなってほしいとか、イカせたいとかが(ラブグッズを)使う理由だから、相手が『良い』というものは使うという感じ」(20代・未婚)
「お手軽に電マとかなら、こちらも向こうもいい感じに楽しめた」(20代・未婚)
「(相手が)あまり気持ちよさそうじゃなかった経験があるので、あまり積極的に使わないようにしている。使いたくないと言われたこともある」(30代・未婚)
パートナーの反応がよければ「使ってよかったと思う」という男性が多かったです。
パートナーの許可なくラブグッズを使うというのは、関係が崩れる可能性もあるので避けるべきだと思いました。お互いが「イイ!」と思って使えるラブグッズを見つけられると、テンションが上がりますよね。
■お気に入りのラブグッズは?
「コンドームも含め、実際どんなラブグッズがよかったですか?」と聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
「ローション」(20代・未婚)
「コスプレとかもさせたことないので、電マかローションくらいかな」(20代・未婚)
「電マは便利だから結構使う。味がするローションみたいなやつ(※2)は使ってみて彼女が『すごーい』って言ってたけど、それ以降はなぜか使ってない。女の子の下着の中に仕込める無線のローターは、出かけるときに使えるから気に入ってるけど、あんまりタイミングがなくてまだ一回しか使っていない」(20代・未婚)
「目隠し。コンドームはオカモト派です」(30代・未婚)
「サガミ(コンドーム)の003? 002? くらいかな」(30代・既婚)
電マやローションという答えが多かったです。ラブホテルによく置いてあるので、使用機会が多いのが関係しているのかもしれません。
うれしいことに、私が以前Twitterにて紹介した潤滑ゼリー(ルブリカント)を使ってくれている人もいました。
一度使用して以降出番がないとのことですが、グッズがなくてもセックスが盛り上がるというのはいいことです。あくまでラブグッズは、ふたりのセックスを応援するためのものなので。
■ラブグッズでふたりのコミュニケーションをもっと楽しく
ここまで、男性たちのリアルな声を紹介しました。
「ラブグッズを使いたい」とパートナーから提案されたとき「うれしい」と感じる男性が多かったのが印象的でした。ただ、パートナーに提案することで「引かれてしまうのではないか」と不安に思っている女性が多いというのも、また事実です。
前回の記事でもお伝えしましたが、ラブグッズは恥ずかしい、はしたないものではなく、ふたりのコミュニケーションを円滑にするためのツールです。
とはいえ、ラブグッズの話をする前に、お互いが意見することを「怖い」「恥ずかしい」と感じないような関係性を築いていく必要があるのではないでしょうか。
いきなり「ラブグッズ使おうよ!」と投げかけても、相手は驚いてしまうかもしれません。
ふたりの間で「セックスをもっと楽しみたい」「セックスを改善したい」という想いを普段から共有する習慣をつけることが大切なのかと思います。
(※1)電動マッサージ機
(※2)『フルトピア』…人工着色料や人工香料を使わないナチュラルな味付きフレーバー潤滑ゼリー(ルブリカント)
ラブグッズコンサルタント。オススメアダルトグッズを紹介したり、世界のセックスミュージアムを駆け巡る女です。