季節の変わり目はニットベストで。旬度アップの3つのポイント
火曜日のファッションコラム担当は、R*ジャスミンさん。今回は、季節の変わり目に取り入れたいニットベストについて。おすすめアイテムと、選び方の3つのポイントを紹介します。
蒸し暑かったり肌寒かったりと、1日の中でも気温差が大きい今の季節。
カットソー1枚では夏っぽさが抜けきれず、ジャケットを羽織るにはまだ早い。そんな季節の変わり目の端境期には、ニットベストがあると便利です。
昨年まではロングジレを羽織るのがブームでしたが、今年は断然ニットベストが新鮮。
今回は、大人でも取り入れやすいニットベストを使ったコーディネートをご紹介します。
■ZARAのチュニックベストでデニムスタイルを格上げ
今年の春先にZARAで購入したチュニック丈のベスト。
ベージュの色味とざっくりとした編地が今年らしい1枚です。
胸元は深くVに開いていて、中にUNIQLOのUネックTをレイヤードしています。
そのまま着るとストレートのボックスシルエットですが、ベルトでウエストマークをするとメリハリが出てスタイルアップして見えます。
腰にかかるくらいのチュニック丈のベストは、ベルトで着こなしの変化をつけることができます。
ボトムスにはデニムを選びました。
裾がカットオフされたこちらのデニムはドゥーズィエムクラス(Deuxieme Classe)のもの。淡いカラーとフリンジデザインがカジュアル度の強いデニムですが、ニットベストを合わせることできれい目な印象に。
ベルトのパイソン柄に合わせて、サンダルもパイソンを使ったものにしました。
白のカットソー×デニムのカジュアルスタイルも、ニットベストをレイヤードするだけでぐんとおしゃれ度がアップします。
■ネイビーのニットベスト×黒デニムで高見えコーデ
こちらはグローバルワーク(GLOBAL WORK)のニットベストです。
ゆったりとしたやや大き目のサイズ感で、今年らしいニュアンスのあるデザインです。
深めのVネックで、中には同じくグローバルワークのビッグTシャツをレイヤードしています。
襟元の詰まったクルーネックデザインのTシャツは、Uネックのものよりもカジュアル感が強くなります。
ベストもTシャツもサイドのスリットがアクセントになり、レイヤードスタイルにぴったりのデザインです。
合わせたボトムスはGUのフレアデニム。色はブラックです。
靴はクロコの型押しパンプスを選びました。
学生風になりがちなネイビーのニットベストには、少しクセの強いボトムスや靴を合わせてエッジを効かせると子どもっぽさを回避できます。
■ニットベスト選び、3つのポイント
今季注目アイテムのニットベスト。
今回ご紹介した2着にも共通する、選び方のポイントは3つあります。
・ほどよくゆとりのあるオーバーサイズシルエット
・肩にかかるドロップショルダー
・胸元まで開いた深めのVネック
これら3つのポイントを抑えると、ニットベストのコーディネートが今年らしく簡単に決まります。
今回はどちらもデニムを合わせましたが、衿の詰まったマキシ丈のワンピースやロングTシャツなどとも相性が良く、いつもと違ったスタイリングが楽しめます。
秋のレイヤードスタイルに重宝するニットベストを取り入れて、季節の変わり目を乗り切りましょう。