親友がいる人は約6割。「親友」と「友達」はどう違う?
友達の中でも特別な「親友」。そもそも、親友は友達とどう違うのか。そして、親友との心温まるエピソードとは? 親友とはいったいどのような存在なのか? 親友がいる人にはどんな特徴があるの? 他の人には親友と呼べる存在が何人いるの? アンケート調査を通じて見えてきた親友事情についてご紹介していきます。
目次
友達が複数いる人は多いと思います。では、「親友」はいますか?
友達の中でも特に大切な存在となる親友は、具体的に友達とどのように違うのでしょうか。友達と親友についてのアンケート結果を元にご紹介します。
親友はいますか? いるとしたら何人いる?
DRESS読者の中には、親友がいる人はいるのでしょうか。また、いるとすれば何人くらいいるのでしょうか。アンケート結果をご紹介します。
「親友」と呼べる人は何人いますか?(有効回答数:277)
「いない、わからない」:99人(35.7%)
「1人」:60人(21.7%)
「2〜5人」:109人(39.4%)
「6人以上」:9人(3.2%)
一番多かったのは親友が「2~5人」。約4割がそう答えました。中には「6人以上」いる人も。親友はひとりだけ、と思っていた人もいたのではないでしょうか? 実際は、複数いる人もいるのですね。
ただ、「いない、わからない」と答えた人も3割以上存在しました。親友とは特別な存在な分、「この人は本当に親友の部類になるのかな?」と悩んでしまい、親友扱いにできないこともあるかもしれません。
中には「こちらは親友だと思いたいけれど、相手が親友と思ってくれているかどうかわからない……」という不安から、「いない、わからない」と答えた方もいるのではないでしょうか。
実際に、「こちらが親友と思っても、あちらがそう思ってるか不安です(40代女性)」「SNSで知り合ったけど、向こうは親友と思ってくれてるかわからない(30代女性)」という声もありました。
親友とは一方的にこちらが思うだけでなく、できれば相互で思っておきたいもの。相手に「あなたは私の親友ですか?」と確認しようにも確認しづらいものですから、親友と定義するのは難しいのかもしれませんね。
あなたの親友はどんな人?
親友とのエピソードはさまざまなものがありそうです。DRESS読者の親友は、いったいどんな人なのでしょうか。アンケートで集めた親友とのエピソードを一部ご紹介します。
友達との出会いは学校や仕事関係などが多そうですが、このような出会い方もあるようです。これは本当に、ちょっとしたご縁がきっかけですね。もしも違う人が母子手帳を拾っていたら、出会えなかったかもしれません。そう考えると運命的な出会いに感じます。15年続く仲というのも素敵です。
「自分がどん底にいたときも、そばにいてくれた人たちです。(20代女性)」
親友にならなんでも打ち明けられるし、受け入れてもらえる。共感し合い、励まし合ってお互いを助けていくことも親友関係にあるからこその恩恵かもしれません。ずっとそばにいてくれる。心の温かさを感じられるエピソードです。
親友とは家族に近い存在だと回答してくれた人もいました。互いに成長できる関係というものは、どれだけ親しい関係にあったからといって必ずしも築けるものではありません。本音で話せるという点でも、仲良し家族のような印象を受けました。
「友達」と「親友」の違いは?
友達と親友は何が違うのでしょうか。呼び方が変わる分、何かしら区別があると思います。友達と親友の違いについて、DRESS読者の皆さんの考えをご紹介します。
悩みごとや心の中を打ち明けられる
「親身になって相談に乗れるひと(30代女性)」
今回実施したアンケートに寄せられた声の中で、ダントツに多かった意見がこちらです。親友とは悩みごとを相談できたり、心の中を打ち明けられたりできる人とのこと。
DRESS読者の中には、「ただの友達なら、ここまで話せなかった……」という出来事を経験した人もいるのではないでしょうか。親友は人に話しにくいことでも話すことができ、さらに受け入れてくれたり、親身になってくれる存在でもあります。
ただの友達となれば、そうもいきません。軽い悩み程度なら相談できるかもしれませんが、自分の心の奥底にあるような悩みを相談できるケースは多くはないでしょう。また、相談された側も「そんな深刻なことを相談されても……」と困ってしまうかもしれません。
「この人になら話してもいい」と思える人ができれば、それはあなたの親友なのだと思います。
自然体でいられる
「自分をさらけ出せるのが、親友。(40代女性)」
こちらもかなり多い意見でした。友達といるときは気を使うことがあっても、親友といるときは気を使うこともない。沈黙も怖くないし、一緒にいて窮屈に思わない。何も気にせず、自然体でのんびりできるのです。
気取らずに一緒にいられる関係は心がリラックスしますし、その人と一緒にいることを煩わしいと感じることもないでしょう。親友といる時間だけは、特別に気を許せるものだと思います。
人間関係を構築する上で、人は気を張ったり気を使ったり見栄を張ったりと、何かと疲れることが多いです。それは友達でもそうだと思いますが、親友というレベルにまでいけば、それらからも開放されるのでしょう。
お互いに成長できる
単なる友達同士だと、ただ楽しく遊ぶだけかもしれませんが、親友ともなればお互いに切磋琢磨し成長できる関係になれるようです。
良い人間関係を築くと、自身の成長に繋がるのはよくある話です。親友が相手なら、まさに良い人間関係となって人として大きくなっていけるのでしょう。
褒め合うだけでなく、悪いところは悪いと指摘し、相手がよりよい人間になれるよう心を配るのも、親友という関係性の特徴ではないでしょうか。相手のことを思いときには厳しいことも言うからこそ、人間としての成長が叶うのだと思います。
悪い人間関係の中に身を置くと、自分がどんどん嫌な人間になっていくと感じるでしょう。親友と付き合えば、その逆になっていくのです。
久しぶりに会っても違和感がない
「しばらく会わなくても会ってなかった気がしない(40代女性)」
親友とはいえ、そう頻繁に会えるわけでもありません。ときには1年以上会えないことも。しかし、それだけ長く会っていなくても、親友となればすぐに打ち解けられます。
ぜんぜん会っていないと、お互いにぎくしゃくしてしまうのはよくあることです。でも親友ともなれば、そんなこともないのですね。久しぶりに会った瞬間から、今まで通りの付き合いが開始するのでしょう。
会っていない間にお互いに変化があるとは思うのですが、親友になると多少の変化くらいなんてことないのかもしれません。相手の根本的な部分は変わらないので、気軽に付き合っていけるのだと思います。
相手の幸せを願える
「その人のためになるなら、自分が犠牲になっても良い(損しても良い)と思えるか否か(30代男性)」
誰もが自分自身の幸せを願っていると思いますが、それと同時に親友の幸せも願いたくなるものです。それだけ、親友というのは大切な存在なのです。
親友に良いことがあれば自分のことのようにうれしくなるし、親友に悲しいことが起これば、自分も心底悲しくなる。
自分だけでなく親友の分まで幸せを願い、親友が幸せだと自分自身もうれしくなってしまうもの。相手のことを大切に思いやれる存在が親友というものなのです。
もしも「この人のためなら、私はなんだって頑張れる」「この人の笑顔をずっと見ていたい」と思える人ができたら、それはあなたにとって親友と呼べる相手なのではないでしょうか。
親友っていたほうがいい?
親友がいたほうがいいいのか、それともいなくてもいいのか。筆者の個人的な意見としては、いたほうがより人生が豊かになると思います。
ただの友達でも、十分に楽しい日々が送れるでしょう。友達のおかげで体験できたことや知れたことがたくさんあると思います。ただ、そんな友達の中で、より深くお付き合いできる友人ができたらより素敵だと思うのです。
もしも悩みごとで辛くなったときやショックなことが起きたとき、親友がいればどん底から這い上がれるかもしれません。一緒に悲しんでくれるかもしれません。きっと、心の支えになることでしょう。
そう考えると、親友の存在はありがたいと思います。相手に大切にされ、自分も相手を大切にする。そういう存在がいれば、きっと楽しく素敵な日々になると感じます。
とはいえ、無理に親友を作る必要もないと思います。親友はどうにかして作るものではなく、友達の中から自然とできていくものです。
親友がほしくなったときは、慌てずにまずは友達付き合いを大切にしていきましょう。そうすれば、友達の中から、あなたが大切に思える親友が現れてくると思います。
親友がいる人は引き続きその親友を大切にし、親友が欲しい人は、現在の交友関係を継続して深めていってくださいね。
実施期間:2019年8月11日〜15日
対象者:DRESS会員、Twitterユーザー
有効回答数:277件
年齢:10代 2名、20代 38名、30代 64名、40代 124名、50代以上 49名
性別:女性 262名、男性 13名、どちらでもない 2名