気になってしまう言葉あるある8選
言葉は生き物。時代や環境によって変化するものです。当たり前のように使っている言い回しが、どこかの誰かの気分を害することだってあるかも……。今回は気になってしまう言葉を取りあげました。
■〜すぎる
驚きを込めて「〜すぎる」という表現、そう言いたくなる気持ちがわからないでもないけど、実際、蓋をあけてみると、「そうでもないな」と思うことが多い。
大げさすぎる(笑)。
■ほっこり
「あたたかみがある」「癒される」などの意味で使われる表現。
ただ、聞いているこちら側としては、あまりに緊張感のない体たらくが、逆に落ち着かない。
■神◯◯
「神回」や「神映画」など、とても優れていることを示すとき、「神(かみ)」を接頭語として使うことに、どうもなじめない。
先日、SNSで「神曲」ってあるのを見て、へえ〜、若いのにダンテなんて読むのか、と思ったら、「すごくいい曲」って意味だった……。
■お弁当のほう、お温めでよろしかったでしょうか?
コンビニで毎回、違和感を覚えてしまう。
表現としては間違っていないらしいけど、丁寧さが度を越していて、端的さに欠けるというか。
「コーヒーになります」「1万円からお預かりします」も苦手。
■ほぼほぼ
やっぱり何度考えても、繰り返す意味がわからない。
この前、取引先の人が「万万が一(まんまんがいち)」と言ってたのにも少し面食らった。
■炊いたん
京風料理のお店のお品書とかレシピ本に、「お豆の炊いたん」とか「野菜の炊いたん」とかあるのを見ると、なんだか白けてしまって、食欲や作る気が失せる。
「煮物」でだめなら、せめて「炊いたもの」と言ってほしい。
■なんかごめんね
謝罪の言葉というより、「私が悪いとは思わないけど、関係がこじれて面倒なのもアレなんで、とりあえず謝っとくわ」みたいな感じがして気になる。
■かっこいい横文字
言い回しとはちょっと違うけど、「リスペクト」とか「レスポンス」とか、カッコいいカタカナ語がやたらと耳につく。
「尊敬」や「反応」でいいのでは? と思ってしまう。
ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。