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満たされるセックスをしたいなら「ポジティブエロ」マインドを持ってみてほしい

自ら進んでエロい話をする女性には2種類いる。ヤリマンとビッチ。言い換えるとネガティブエロとポジティブエロ。後者の女性でいるほうが、心地よく、幸せなセックスができると思う――。Twitterで自身の性欲を素直に綴ったツイートが話題のたまる( @tama__ranchi )さんのコラム第2弾。

満たされるセックスをしたいなら「ポジティブエロ」マインドを持ってみてほしい

皆さんこんにちは。たまると申します。前回の「女が性欲で困って何が悪い」に続き、2本目のコラムを書かせていただくことになりました。

今回は私が以前ツイートしたこちらのツイートを掘り下げ、ブツブツと持論を展開したいと思います。お付き合いよろしくお願いいたします。

■ビッチとヤリマンは似て非なるもの、だと思う

さて、自らエロい話をする女は、大きく分けて2種類存在すると思う。「ヤリマン」と言われる女性と、「ビッチ」と言われる女性だ。

解釈はいろいろあるし、人それぞれだと思うが、ヤリマンは受動的でビッチは能動的というのが私のイメージに近い。

わかりやすく言えば、ヤリマンは寂しさや不安をセックスで埋めようとする女性、ビッチはセックスを楽しんでいる女性、そんなところだろうか。

どちらも同じくくりで悪いイメージとして捉えられることが多いが、ここではネガティブエロ女=ヤリマン、ポジティブエロ女=ビッチとして捉えていただきたい。

■ポジティブエロ女が、セックスで満たすのは性欲だけ

自称ポジティブエロ女の私が、ポジティブエロ女の良さを紹介していきたいと思う。

まず、ポジティブエロ女は被害者にはならない。正確には被害者面をしない。

寂しさや満たされなさ、承認欲求でセックスを必要とする女性は少なくないが、これがヤリマン=メンヘラと言われる所以かもしれない。

ポジティブエロ女は、ネガティブな感情をセックスで満たすことはしない。

満たすのは性欲だけで、そこに心の拠り所を見出すことはしない。
相手に求められているからとか、誰もかまってくれなくて寂しいからとか、そういう理由でセックスをしない。

■ネガティブヤリマンになると、つらくなる

「ヤられた」「ヤリ逃げされた」「捨てられた」。これは私のTwitter DMに届く悩み相談でよく見られる言葉だ。

大前提として、無理やりされたのではなく、両者合意の上でセックスしている人だと断っておく。しかし、どうして自ら被害者になろうとするのか、私は不思議でたまらない。

「抱かれてやった」「ヤッてやった」と思えばいいのだ。

自分が好意を持っている男と付き合ってもないのにセックスできたのだ。ラッキーじゃないか。
そう思えばセックスの後にネガティブになることもなくなる。

そのセックスが自分にとって、あまりにもつらく悲しいものになったのであれば、数に入れなければいい。
セックスの回数に税金はない。気に食わなければなかったことにしてごまかせばいいのだ。

もちろん、相手との信頼関係ができあがってもないのに、勢いで行為に及んでしまえば、その後の結果があまり良くないことになるのは自然な結果だとも思うが……。

■可愛い年下と仲良くするには、ポジティブでいること

私には以前、ものすごく好きな男性がいて、いわゆるセフレだった。彼は当時、私より7つ下の大学生だった。

身長は180センチ超の細マッチョで、顔は麒麟の川島似だったが、私には松坂桃李に見えていた。
とてもカッコよかったし、笑いのセンスも抜群によかった。
余談だが、巨根のドMだったので、私にとっては最高としか言いようのない男の子だった。

彼とは、どちらかがセックスしたいときしか連絡を取り合わなかったけれど、ベッドにいる間はこの上なく愛してくれていたし、私もそうだった。

会っているときは恋人同士のように惹かれ合っていたけれど、そうでないときはまったく連絡しない関係も、とても心地よくてそんなところも好きだった。

私は顔も可愛いわけではないし、太っているわけではないけど、決して細くはない方だ。
自己評価もかなり低いし、小学生の頃によくやった遊び「花いちもんめ」では最後に選ばれるような、根暗の陰キャラがそのまま大人になったような人間。

彼はまるで私と正反対で、学生時代からずっとスポーツをしていて、頭もよくて、出会った頃はこんな素敵な男の子が私みたいな大して可愛くもない年上女を相手にしてくれるはずがないと思っていた。

それなのに、彼は私との関係をよしとしてくれた。

きっと私が最初から、彼をすごく可愛くて魅力的に思っているし、あなたみたいな人とセックスができたら最高だろうなと伝えていたから、彼も心を開いてくれたのだと思っている。

彼が心を開いてくれたおかげで、私は心置きなく股を開くことができた。
そうして私は見事、可愛い可愛い年下男子とwin‐winの関係を築くことができた。

もちろん、はじめましての段階から、「オッス! オラ、エロ女! いっちょやってみっか!」などと直接的に誘ったわけではない。
お互いの趣味嗜好を少しずつ探るようにして、慎重に距離を縮めた成果である。

■エロい話もエロいことも好きなら、伝えたほうがいい

ポジティブエロ女は、誰とでもセックスするわけではない。

そして、自分にそういう一面があると、誰にでも話すわけではない。
この人なら私の欲求を満たしてくれる、と思った相手には包み隠さずに話す。

私は恋人やセフレには必ず話すようにしている。
そうすれば、より良いセックスライフを送れる、と経験からわかっている。
私の持論なので、すべてがそうとは言わないが、この考えのおかげで結構楽しく過ごせている。

女なのにそんなことを自分から話すなんてはしたない、恥ずかしいと思うなら話さなくていい。
ただ、今の性生活に少しでも不満をもっているのであれば、ほんの少しの勇気で状況が劇的に変わる。

女性もそういう話がもう少しフランクにできる世の中になればいいのだけど。

そういえば、あの彼にはしばらく連絡をしていないので、そろそろ連絡してみようと思う。

画像/Shutterstock

『十人十エロ』のバックナンバー

#1女が性欲で困って何が悪い

#2満たされるセックスをしたいなら『ポジティブエロ』マインドを持ってみてほしい

#3男性にお願い。ふたりで最高のセックスをしたいから『喘ぎ声』を出してほしい

#4セックスの『抱く・抱かれる』表現を考えて、恋人を抱こうと試みた話

#5セフレと恋人になる人の分かれ道って? “交際前セックス問題”を考える

#6顔とか体、性格は関係ない。とにかく自信のある女がモテる理由

#7生理痛だけじゃない、生理のしんどさをわかってほしい。

#8月経カップ使用レポート。生理中の快適さを求めて第三の生理用品を使ってみた。

たまる

ヤバイ性欲屋さん。 インドア根暗のアラサー女、日々苦戦しながら生きてる様子をTwitterに綴っています。

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