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女が性欲で困って何が悪い

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Twitterで自身の性欲を素直に綴ったツイートが話題のたまる( @tama__ranchi )さん。女性が性をオープンにすると男性よりも批判されたり、引かれたりすることが多い現状があります。女性が自身の性欲を表に出すのはいけないことなの? 誰でも持っているものではないの? 女性の性欲について綴りました。

女が性欲で困って何が悪い

■男はズルいよ。性欲を出しても「男だししょうがない」で済まされるんだから

「俺だって男だからさ……」。

酔った男性といい雰囲気になったときによく聞くセリフだ。

今まで紳士的に振る舞っていたのに、お酒が入って理性で抑えられていた性欲が前に出てきてしまい、もう我慢できませんけどどうしましょう? というニュアンスだと思っている。

これが女性だったらどうだろうか。

「私だって女だからさ……」こんなことを酔ったときに言っても、飲みすぎたのかな? 気持ち悪いのかな? と思われるだけだ。

私は下戸中の下戸だが、そんな私でもアルコールが入れば男女関係なくムラムラしてしまうことは知っている。

なのに、そんなときでも女性が性欲を出すと痴女扱いされる悲しい風潮がある。女性が性をオープンにすることはそんなにダメなことなのだろうか。

■「女性は30代になってから性欲が増加する」説の恐ろしさ

よく耳にする嘘かほんとかわからない「女性の性欲が最も増加するのは30代」っていう話。

これって本当なのかな。本当だとしたら、怖すぎませんか。

人生のなかで最もチヤホヤされ、もてはやされる20代よりも、お肌の曲がり角もかなり通り過ぎて「あれ? いつの間にこんなところまで?」と、知らない町で迷子になるぐらい行き過ぎたところでの性欲の増加。

え!? 今さら!? なぜ!? Why!? アラウンドサーティピーポー! である。

もっと早くから性について前のめりになっていれば、婚活婚活……と呪文のように唱えながらマッチングアプリであれでもないこれでもないと、時間を費やすこともなかったかもしれないのにね。

■どんなに仲の良い友達でも、オナニーの話はできない

私は普段SNSで自分の性や欲求についておおっぴらに発言しているが、実際友達の前ではそんなことは微塵もださずに生活している。

友達には口が裂けても、「今たまたましてないだけで、はちゃめちゃにオナニーしてます」なんて絶対に言えない。

言う気もないし、言えば友達は私と距離を置いてしまうと思う。

女の下ネタは具体的でグロいなんてよく言われるけど、オナニーについては別物でそれだけは触れてはいけない話題なのだと思う。

以前Twitterで「オナニーをしない女性なんかいない、オナニーをしていることを頑なに言わない女性は隠れオナシタンだ」とツイートしたら、そんな下品な女はお前だけだしオナニーをしない女性もいるし誤解されるような発言はやめろと盛大に叩かれて、びっくりしたことがある。

本当に私だけなのだろうか。性欲を自分で処理して何が悪いのか。生理現象だし、まったく悪いことだとは思わない。

むしろ、私は楽しみのひとつだと思っているし、しない女性にはぜひこちら側へどうぞお越しくださいと歓迎したいくらいだ。

■私に性欲がなければ、ずっと「添いフレ」でいられたであろう、あの人のこと

私は昔から人よりも性欲がやや強い方だったと思うし、性についての好奇心も人一倍強いと思う。そんな中で、自分の性欲に困り果ててしまったことが何度かある。

数年前、当時勤めていたダイニングバーでとても仲の良かったY君という男性がいた。音楽が好きだった私とY君はすぐに仲良くなり、彼はよく仕事終わりに私の家に遊びに来た。

ある日、Y君は私のベッドで先に寝てしまい、部屋も狭いので、仕方なく私もY君の隣で寝転がった。それだけで何もしない。

その日から、私たちは添い寝をするだけの仲になった。

Y君はたまにギュッと抱き枕替わりに私を抱き締めるだけで、それ以上は何もしてこなかった。ただ、私は内心爆発しそうでたまらなかった。

Y君は私より前に入社していて、先輩面するわけでもなく仕事を一から付きっきりで教えてくれたし、失敗しても私が落ち込まないように完璧にフォローしてくれたし、ひとりでの食事はつまらないからと賄いはいつも一緒に食べてくれた。

それに加えて趣味も合うし、きちんと女性扱いもしてくれる。そら好きになるやろ! と思っていたので、大好きなY君が添い寝フレンドになってくれてとても嬉しかった。

反面、どうして手を出してこないのだろうとモヤモヤした気持ちでいっぱいだった。

そんな関係が1カ月ほど続いた日のことだった。

いつものようにY君は私の家に添い寝をしにきたが、その日私はどうしても寝付けなかった。仕事中、Y君がふざけて手を繋いできたのだ。

その場のノリでというのも理解はしていたけど、私はその前から1カ月も大好きな男性と添い寝だけでお預けを食らっている。

もう限界だった。隣で寝ているY君に、「もう寝た?」と声をかけると、おそらく寝かけていたY君が「……ん?」と返事をした。

Y君に抱き着いたり気づかれないように匂いを嗅いだりして欲を満たしたが、ほぼ毎日泊まりに来られていたので自己処理もできず欲求不満の私は、気づいたときにはY君の股間に手を置いていた。

手を避けられたりしなかったので、私はそのまま少しずつ手を動かして触り続けた。すると、Y君は体を起こして「え……何してるの?」と信じられないことが起こったような顔で私を見たのだった。

私からすると、あなたこそこんなに焦らして何してるの? という気持ちだったが、彼にとって私は同僚であり友達であり、彼女やセフレではなかった。

その日は「あっ……いや……寝ぼけてたみたい、ごめん」とごまかして朝まで寝たフリを決め込んだが、次の日から待てど暮らせど彼が添い寝をしにくることはなくなった。

職場でもぎこちない空気を感じずにはいられなかったし、とてもつらかった。

添い寝までしたのに手を出してこなかったY君も私的には罪だと思ったけれど、友達関係を壊す引き金を引いたのは間違いなく私だ。

あのとき、自分に性欲がなければずっとセフレならぬ添いフレでいられたのに、なんて馬鹿なことをしたんだろうと思った。

それ以来、自分の思うがままに性欲を表に出すことを私はやめた。

自分がみじめでとても汚らわしいものに思えてしまったからだ。

■性欲は、はしたないものじゃない

女性が性欲を表に出すのは悪いことではない。

私は、過去に突っ走ってしまった経験があるが、自分が汚らしいのではないと思っている。女性にも性欲があるし、それを伝えていいのだと認知される世の中ではないことにも、問題があるのではないかと考えた。

性に対して比較的オープンで前のめりな女性が、イコール尻軽であったり、下品な女だったりするわけではない。

どちらかといえば、そういうタイプの女性は皆楽しそうで魅力的に映る。本来の欲求を人目を気にして押さえつけて、いい女になれる機会を逃しているのはとてももったいない。

これを読んでいるのが私と同じような女性であれば、自分の性欲に困っているのは自分だけではないことを知ってほしい。男性であれば、女性にも男性と同レベルかそれ以上の性欲が当たり前にあると知ってほしい。

それから、もし添い寝をしている女性が股間を触ってきたら、それは勇気を振り絞った意思表示かもしれないので、嫌な気持ちでないのであればそのまままさぐられてあげてほしい。

画像/Shutterstock

DRESSでは11月特集「性欲と情熱」と題して、一人ひとりが自分にとって心地よい形で、自分に潤いを与えられることを願うコンテンツをお届けします。

11月特集「性欲と情熱」

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たまる

ヤバイ性欲屋さん。 インドア根暗のアラサー女、日々苦戦しながら生きてる様子をTwitterに綴っています。

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