大人を素敵に見せるデニム。「究極の1本」の見つけ方
定番ボトムとして、またトレンドとしても人気のアイテム、デニム。プチプラなものからプレミアムなものまで、素材も価格もさまざまで、自分の体型に合った良質なデニムを選ぶのはなかなかの難題です。ここでは、トレンドを押さえながらも「定番」として飽きずに穿ける、大人にぴったりなデニムをコーディネートを交えてご紹介します。
■定番アイテムだから、アップデートが必要
デニムは定番なだけにこだわって選びたいアイテムです。
スキニーやストレートなど、オーソドックスな形のものでも、毎シーズン微妙にシルエットが変化しています。
いつものデニムスタイルに違和感を感じたら、デニムの色や形、丈感を見直す必要があるかもしれません。
デニムこそ、「旬」のシルエットを敏感にキャッチして、常にアップデートすることが大人のおしゃれに一歩近づく秘訣。
まずは、いろいろなシルエットやサイズをたくさん試着して、「究極の1本」を見つけましょう。
今回は、トレンドを押さえつつ、定番として飽きずに穿ける大人にぴったりなデニムをコーデと共にご紹介します。
■こなれた感のあるカットオフデニム
こちらはDeuxieme CLasseのアンクルスリットデニム。
今季最も出番の多かったデニムです。
裾のカットオフ(切りっぱなしになったデザイン)がこなれ感を出しつつ、砕けすぎない程よいハードさが大人にちょうど良い1本です。
クロップド丈のデニムは足元に抜け感を作り、全体のバランスが取りやすいので、ロング丈のアウターを羽織っても重く見えることなく好相性。
ジャケットを合わせてきちんとしたコーディネート、ファージレを羽織って少しラグジュアリーなスタイルと、さまざまなテイストに対応できるデニムです。
身体に付かず離れずの程よいゆとりのあるストレートなシルエットのデニムは、カジュアルにもきれいめな印象のスタイルにもよく合います。
■旬のフレアシルエットのデニム
こちらのデニムはRED CARDのもの。
膝下から裾に掛けてややフレアなシルエットが美脚効果をもたらすデザインです。
少し前に流行ったブーツカットと比べると、裾にかけての広がりが緩やかなため、今年旬のフレアラインで穿くことができます。
また、RED CARDならではのウォッシュ加工やユースド感、ほどよくストレッチの効いた穿き心地の良さなど、納得のいく1本です。
ボリュームのあるダウンコートと合わせても、膝下がすらりと見えるデザインのデニムなので、全身をすっきりと見せることができます。
■体型カバーも叶うワイドデニム
ワイドデニムはURBAN RESEARCHで見つけました。
全体的にゆとりのあるフォルムのワイドパンツは、体型を拾いにくいのが最大の利点です。
裾を絞っていない形は今年らしさと脚長に見せる効果があり、スタイルアップも期待できます。
デニムが苦手な人でもトライしやすいシルエットです。
こちらはファー付きのニットポンチョをワイドデニムに合わせたスタイルです。
ワイドデニムなら、特徴のあるトップスに負けない存在感があります。
ワイドデニムは裾幅が広すぎるとバランスが崩れやすくなるため、太すぎないセミワイドのシルエットが合わせやすいです。
また、丈が短めのコンパクトなトップスでまとめるとバランスが良く、着痩せ効果も狙えます。
■大人に合うデニムの条件
普段使いやおしゃれ着としてもマストなデニム。
でも、若い頃と違って体型が変化しつつある今、大人に似合うデニムを選ぶにはいろいろな条件があります。
最後に、私がデニムを選ぶ際のポイントを以下にまとめてみました。
・ダメージが少ないものを選ぶ
大人のデニムスタイルは「上品」に仕上げることが大切です。
ダメージ加工の強いものはハードになりすぎるため、大人が品良く穿くには難易度が高めです。
・パンプスに合わせやすい丈感
デニムを穿くとき、靴はパンプスやローファーを合わせると品の良さをキープできます。
パンプスを合わせるときは、アンクル丈のデニムで足元に抜け感を出すことで、垢抜け度がぐっと増します。
・試着を最低3サイズはする
体型に誤魔化しがきかないデニムは、とにかく試着をたくさんして、自分の体型にフィットしたものを見つけるのが大事。
いつも選ぶジャストサイズのものと、その前後2サイズ、最低でも3サイズは試着してみます。
同じデニムでも、サイズによって見え方がまったく違うことがあるからです。