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30歳になると出会いがなくなる? そんな時期の救世主がマッチングアプリ

結婚適齢期と言われる30歳前後になると、出会いが減っていく――そう話すのは、婚活プランナーとして活躍される大西明美さん。では、出会いがないからといってパートナーとの縁を諦めなければいけないのかと言ったらそうでもないようです。ここでは、そんな時期にこそ活用したいマッチングアプリの利点や注意点について紹介していきます。

30歳になると出会いがなくなる? そんな時期の救世主がマッチングアプリ

■30歳前後で、自然に出会えるほうがおかしい

あまり知られていないことですが、人生の中には、「出会いがなくなってしまう時期」があります。

その時期がだいたい30歳前後。

なぜそうなるのか。

30歳前後は、仕事も一人前になり、責任も重くなってくる時期。仕事の質も量も増えます。

会社にいる時間が長くなったり、脳内が仕事のことでいっぱいになりがちです。

結果、家と会社の往復の毎日が続きやすくなります。

土日はどうなるのか、というと、リラックスに費やす時間が多くなります。

美容に気を使う方は、ヨガやジムなどで体のメンテナンスをします。

月曜日から金曜日までオフィスという戦場にさらされた体と心は、誰からも刺激されたくなくなるのです。わずらわしい人間関係を自然と減らしていく傾向にあります。

結果、ほうっておくと、20代前半のように、気晴らしに人と会うという時間の使い方をしなくなります。

この時期、気晴らしに人と会っていた友達たちは、20代前半から半ばで出会ったパートナーと結婚をしていき、出会いの場に誘ってくれる友達も少なくなっていきます。

こうして恋をする機会を失っていくのです。

もしも、自然に良い人が現れることを待っていたらどうなるのか。

さらに友達が結婚していくうえに、同世代の男性が35歳までにバババっと結婚していくことで、自分にあった年代相手が周りから消えてしまう現象にさいなまれることになります。

つまり、30歳前後でフリーの場合、自然に出会いを待っていてはいけないのです。

では、どうしたらいいのか。

■独身への恐怖をモチベーションにしても、あなたが望む結婚にはならない

本気で結婚を考えているならば、結婚相談所で相手を見つけるのがもっとも効率的だと私は考えます。

しかし、効率的な方法があなたにとってベストとは限りません。

たとえば、「結婚相談所に入会することが恥ずかしい」という人がいます。

これには理由がふたつあります。

ひとつは、まるで自分がモテナイ人だと告白しているようで嫌だというのが理由です。

もうひとつはコスト。入会金や月会費、お見合い料金に経済的不安をおぼえるからということです。

羞恥心や経済的な不安を我慢して結婚相談所に入会しても、実は結果はうまくいかないことが多いです。

不安を乗り越えた行動の動機は、「これからずっと独身かもしれない」という恐怖です。

恐怖に基づく活動で、出会いを楽しむことなんて不可能です。

精神的に無理な活動をすることで、あなたの願う形での結婚が決まらない結果を招いてしまうのです。

では、コストを抑え、自分のペースで出会いをつくる方法ならどうでしょうか。

実は、それが「お見合い系のネット」や「マッチングアプリ」を活用した出会いなのです。

■ネットやマッチングアプリでの出会いの利点

ネットやアプリでの出会いの利点は全部で3つあります。

1.コストが低い

ひとつは、さきほどお伝えしたコストが低いという点です。

結婚相談所に通常入会となるとだいたい10万円〜30万円のコストが最初にどどんとかかりますが、
アプリやネットの場合はそういうことはありません。基本的には無料で使えます。有料であっても月額数千円程度です。

2.たくさんの人の中から自分で探せる

ふたつめは、たくさんの人から探せることです。

コストが低い分、結婚相談所よりも多くの人が登録をしています。ですので、自分にあった条件の人を探しやすいです。

3.結婚という形に捉われない出会いが生まれる

3つめは、結婚にこだわらないで出会えることです。

マッチングアプリは(その性質にもよりますが)、単なる出会い系とは違い、本気で出会いたいという人のためのアプリです。

身体を目的としたサービスとは違います。

出会ってから素敵な関係を築いていきたい人たちが多く集まっており、その関係性は「結婚」という制度に縛られていません。

結婚相談所だと100%結婚目的になります。一方ネットやマッチングアプリであれば、「今は結婚まで考えていないけれど、いつかは結婚したい」という人とも出会いやすいです。

■ネットやマッチングアプリでの出会い、気をつける3つのポイントについて

しかし、こうしたマッチングアプリなどの話をすると「ネットやアプリで探すなんて、ガツガツしているね」とか「モテないからそんなものに手を出すのね」など、痛い思いをすることがあります。

結論を言えば、そんな人の言うこと気にすることはありません。そもそも、待っているだけでは出会えないんだから、なにかしらの対策を講じなければならいのです。

「モテる・モテない」の論点ではないのです。「出会いがあるか・出会いがないか」という問題なのですから。

そういう的の外れた論点を出してきて、ドヤ顔する人は放っておきましょう。

とはいえ、ネットやアプリでの出会いの場合、気をつけなければならない点が3つほどあります。

1.危険性がある

たとえば、「結婚したいと思えるほど好きな人に出会えたけど、相手は実は既婚者だった!」という事件は、私の耳にもけっこう入ってきます。

「結婚を考えていた相手が既婚者だとわかったので、婚活をはじめることにしました」と私の結婚相談所の扉を叩いてくる人もいます。

相手が既婚者でなかったとしても、結婚願望ゼロの男性とズルズルと付き合って、もう出産が難しい年齢になってしまったという女性もいます。

あのとき、付き合っていなければ……という後悔の声を何度も聞きました。

その他には、男女の関係になったあと、音信不通になるケース。

深い関係になる前に確認できたらいいですが、それも難しいことも多いですし、確認したところで、相手が本当のことを言っているかもわかりません。

自然な出会いと同じく、ネットやマッチングアプリには、こういったリスクもあることを頭に入れておいてください。

2.男性が詐称するケースがわりと多い

男性が詐称するポイントはふたつ。

ひとつは「社会的地位」です。

たとえば勤務先を「トヨタ」と言いながら、実は中古車販売店のアルバイトだったということなどもあります。

会社や雇用形態について嘘をつく人は、どんなに会っていい人だったとしても避けてください。

こんな大切なことで嘘をつく人と、これからの人生を歩くことはできません。

自営業についてもしかりです。

ワイドショーを賑わす結婚詐欺師のほとんどが自称会社経営者です。

一番年収をごまかせます。源泉徴収票も自分で作れますし。高年収すぎる経営者の場合は、注意が必要です。

ふたつめは「年齢」です。

31歳とプロフィールに書いていた男性が実は45歳だったというケースも少なくありません(年齢が高ければいけないという話ではなく、嘘をつくことを問題視しています)。

嘘をついても、それを追求できるシステムがない以上、どうしても詐称が横行してしまいます。

3.お金の貸し借りはしないこと

なんだかんだと「お金を貸してくれ」「援助してくれ」と突然言われるケースが多いのもネットとマッチングアプリの出会い。

どんなに素敵な人に思えても、どんなに好きだと思えても、お金を貸してはいけません。

ネットやマッチングアプリは、運営側の面談がないので、まったく人柄を把握できません。ですので、トラブルになっても全ては自己責任になります。

お金を貸さなかったら疎遠になるような相手は、そもそも運命の相手ではないと割り切りましょう。


以上の3点さえ、気をつければ、ネットやマッチングアプリは、まさにアラサー以降の人々にとって出会いの救世主になります。

ぜひこのクリスマスも上手に活用してみてくださいね。

大西 明美

婚活アドバイザー。自ら経営する結婚相談所で7年で200組以上のカップルを成婚へと導く。

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