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本当の不満は“レス”じゃない。「求められないこと」で考えてしまう自分の価値

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恋人とセックスをしなくなって2年。最初は寂しいと思うときもあったけど、今はそれが当たり前になった。それより怖いのは、彼にとっての自分の“価値”。レスでも女として見てもらえているのか……。スキンシップがなくなることでできた距離は、どうすれば埋まるのでしょうか。心が離れないためにはどうすれば良いか考えてみます。

本当の不満は“レス”じゃない。「求められないこと」で考えてしまう自分の価値

■怖いのは“レス”じゃなくて彼女としての価値

「5歳年上の男性と4年ほどお付き合いしています。

趣味で始めた登山のサークルで知り合い、何となくいいなと思っているうちに、彼のほうから口説いてきてくれました。

順調に交際まで進み、今も仲は良いのですが、この2年ほどセックスしていません。

付き合いだしたばかりの頃は週に3回も4回も抱き合っていたのに、1年を過ぎたあたりからだんだんと回数が減り、月に数回しかしなくなって。

最後にしたのがいつだったのか、もう覚えていないほどですが、セックスレスとなってからは2年になります。

もともと私はセックスには淡白なほうだけど、彼は積極的な人でした。

山帰りで疲れているときでも必ず抱かれていたのが、シャワーを浴びるとそのままベッドで寝てしまうことが増え、何だか寂しいなと思うようになりました。

がんばって私のほうから誘ってみたこともあったけど、『ごめん、今日はどうしても無理だから、また明日』と断られてしまうとショックで落ち込んでしまい、今はこちらからは言い出せずにいます。

キスやハグも以前よりずっと少なくなり、我慢できなくなって私が抱きつくと、そのときは優しくしてくれるのですが……。

ふたりで過ごす時間は楽しいし話も盛り上がるし、『この人しかいない』という私の気持ちは変わりませんが、彼にとっての自分の価値って何なんだろう、と思うと憂鬱になります。

何度か彼に『私に不満がある?』みたいなことを訊いたら、そのたびに『何もないよ』『愛してるよ』と答えてくれるけど、じゃあどうして抱かないの? と余計に悩むようになって。

彼から別れようと言われない限りは付き合っていたいけど、私はどうすれば良いのでしょうか」(36歳/販売)


「好きだよ」「愛してるよ」とは言ってくれるのに、手は出してこない彼。

好きなら抱いてくれるはず、と女性は思いますよね。セックスでは受け身側になりがちな女性は、どうしても彼氏から「求められる」ことに愛情の証を感じようとします。

ですが、男性にとっては必ずしもそうではなく、「好き=セックス」にはならないときもあります。

逆に、「好きだからセックスする」のであれば、セックスしなくなれば好きではなくなることにもなり、そこまで極端な価値を抱き合うことに置いていない場合も。抱かれなくなったからもう好きじゃないんだ、と思うのは早計です。

セックスをしなくても、好き。そんなことは、なかなか現実では実感しにくいかもしれません。

それでも、セックスレスが2年になってもまだ交際が続いていること自体が、お互いの愛情が消えていない証拠なのだと思うことも大切です。

■性欲がなくなったのは女性のせいではない

上の女性の場合、彼氏は41歳。アラフォーといえば、中年にさしかかっています。

もちろん、40代になっても盛んな人は大勢いるし、性欲の衰えを年齢のせいにはできません。

ですが、体力の低下は確実に、誰にでも訪れます。

ふたりは登山のサークルに今でも参加していて、月に1度は山に登る生活。体にとっての負担は以前より大きくなっているはずであり、疲れからの回復に時間がかかることも忘れてはいけません。

「山から帰った後でもセックスがあった」のは昔の話。性欲だけで体が動くことには限界があります。

まだ41歳なのに、と思っても、体力には個人差がある上に性欲の大きさも人それぞれです。

また、女性が忘れがちなのが、セックスは男性にとって男らしさの象徴と感じるほどプライドが関係している点。

「本当はセックスがしたいけどどうしても疲れが先行する」「昔ほど激しくセックスする自信がない」など、性の衰えを実感するのは男性にとって深い悔しさがあります。好きな女性ならなおさら、そんな自分を知られることは恥ずかしいし、がっかりさせたらどうしようという不安も抱えます。

それらは女性にはわかりづらいことです。求められる側である女性には、求める側の男性のプレッシャーは想像が難しいですよね。

だから、手を出してくれなくなったらすぐに愛情がなくなってしまったのか、と疑心暗鬼になるかもしれませんが、その前に男性の状態について考えを巡らせるべき。

・仕事が忙しくて疲れているから、セックスより睡眠を優先したい。
・趣味を楽しみたいから、体調を自分なりに調整したい。
・体力も気力もあるときに彼女とのセックスを堪能したい。


いろいろな可能性が、「抱かない理由」につながります。

そして、それらは女性には関係ありません。

「私に魅力がなくなったから」「私の体に飽きたから」ではなく、単純に男性のほうに理由があり、セックスレスになることも十分にあるのです。

■「彼女」の価値はセックス以外のところにある

確かに、付き合い始めた頃は週に何度もセックスを要求されていたのに、だんだんと回数が減って遂にはレスになると、自分には彼女としての価値はないのか、と悩むかもしれません。

ですが、それならもっと早く別れが訪れるはず。「性的な意味で必要じゃなくなったから」でバイバイです。

そもそも、セックスの有無で交際するかしないかが決まるような関係など、まともな愛情があるとは思えません。

セックスはあくまで愛情を確認しあうスキンシップのひとつです。本来の愛情は、性欲とはまったく別のところに存在します。

たとえレスになっても、彼女への気持ちを男性がしっかり自覚できる限り、終わりにしようとは思わないはずです。

むしろ、セックスがなくても変わらず一緒に過ごせることにこそ、大きな意味があります。

性欲とは別の部分で、女性のことを好きだし、付き合っていたいと思う。それが本当に彼女を「求める」ことであり、シンプルな愛の形だともいえますね。

「彼女」の価値は、セックス以外のところにあります。

一緒に山に登ったり、必要なグッズを選ぶためにふたりで買い物に行ったり、同じ部屋で食事をしたり仕事のことで愚痴を言い合ったり。

そんな時間を共有できる女性こそ、男性にとって愛しい人なのです。

■小さなスキンシップから取り戻していこう

とはいえ、セックスは好きな人と愛情を確かめ合う大切な時間。レスが寂しい、と思うのは当然です。

「どうして抱いてくれないの!?」と詰め寄ってしまうと、男性は自分の至らなさを実感させられ、つらくなります。「昔ほど元気じゃないんだよ」と答えることは、男性にとって屈辱であることを忘れずにいましょう。

レスを改善していくなら、責めるより男性のプレッシャーを取り除いてあげること。

いきなり迫っても、男性の気持ちが追いついていなければ、なかなかその気にはなれません。彼女に恥をかかせたくないと思えばそのときは無理ができても、いずれ根本的な解決からは遠ざかります。

「セックスしなければ」「彼女を満足させなければ」のような“呪縛”から解いてあげるには、小さなスキンシップから取り戻していきましょう。

上の彼女の場合は、キスやハグもすっかり減ってしまったといいます。直接的な肉体の接触はセックスにつながるものであって、そこまでたどり着けないならあらかじめ避けてしまおうという男性の無意識が働いているからかもしれません。

なので、セックスを意識させない軽いキスを繰り返してみる、じゃれ合うような楽しさのあるハグをこちらから仕掛けてみる。性的な匂いのしないスキンシップで、まずは男性に「触れ合うことの幸せ」を改めて知ってもらうと、手を出すことを控えていた心の重しが軽くなります。

ことさらにセクシーな自分を演出しなくても、一緒にお風呂に入るだけでも軽い刺激を与えることができたり、お揃いのパジャマなんかを用意して心の距離感の近さを感じてもらったり、やり方はいろいろとあるはずです。

スキンシップは、ふたりが一緒に楽しんでこそ深い愛情を覚えるもの。彼氏がリラックスできるような時間を用意して、ふたりが笑顔で過ごすことが性欲の回復につながります。

「求めてもらうこと」にこだわらない自分にも戻ることを心がけてみましょう。

「彼を変えたい」と思うなら、まず自分が変わること

https://p-dress.jp/articles/7258

付き合っている男性がいるけど、上手くいかない。彼はいい人なんだけど不器用で、愛情表現も下手。だから私が何とか変えてあげたい。こんな女性もいるでしょう。ですが、変えたいと思って変わるほど、人は単純ではありません。人は鏡。自分が変わることで相手も同じように変化することについて、お話しします。

パートナーとセックスレスになってしまったとき、試してみたいこと

https://p-dress.jp/articles/5588

いまや夫婦だけでなくカップルにも「セックスレス」という言葉が広がっています。性欲が湧かない、抱き合う気になれない、そんなふたりでは、付き合いを続けても先を考えるのは難しいですよね。できるなら、早いうちにセックスレスを解消したい。それは大袈裟なことではなく、日々のコミュニケーションを見直すことから始まります。

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ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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