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首をキレイにする方法(ヒートショックプロテインの効果)

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首をきれいにする方法を伝えるシリーズ。日常の中でのお手入れについてお伝えしています。今回も、皮膚科歴18年、20万人以上の皮膚を診療してきた小原美子先生に、首をキレイにみせるコツを教えていただきます。

首をキレイにする方法(ヒートショックプロテインの効果)

首をキレイにする方法(日常生活の改善編)

https://p-dress.jp/articles/7651

さまざまな手法で顔の手入れをおこない、年齢よりも若く見える女性が増えています。でも、その努力も無駄になる、女性の年齢がばれてしまいやすい場所、それが「首」です。今回は、皮膚科歴18年20万人以上の皮膚を診療してきた小原美子先生に、首をキレイにみせるコツを教えていただきます。

前回は、日常の生活習慣をちょっと見直すことでできる、予防や改善方法をご紹介しました。

この記事では、前回の話よりも一歩進んだ、既に出てきた症状を改善するケアをご紹介します。

■肌の中からハリを出してたるみをなくす「ヒートショックプロテイン」を増やすケア

あまり、なじみのない「ヒートショックプロテイン」という言葉。

この「ヒートショックプロテイン」を発生させることによって、お肌の中、しかも本来ふっくらさせたい真皮(表皮の内側にある層)という部位に、コラーゲンを増やしてハリのある肌を作っていきます。

首を綺麗に

コラーゲンを含む基礎化粧品を塗っても、コラーゲンを増やしたい真皮部分に到達させることはできないため、このヒートショックプロテインでコラーゲンを増やす方法はかなり画期的な方法です。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)とは

“ヒートショックプロテイン(HSP)”とは、体に温熱刺激を与えることで作られるたんぱく質のこと。ストレスで傷ついた体を癒す働きがあるほか、体のコンディションを整えてくれる効果もあります。

そして、30〜40代の女性にとってうれしいことに、HSPによって皮膚の中のコラーゲン生成が促進され、肌が内側からふっくらします。

HSPにはいくつかの種類があります。そのひとつにHSP 47(分子量47000ダルトンのヒートショックプロテインという意味)があり、コラーゲンと結びついて正しい形に導き、質の高いコラーゲンにするのを助ける働きがあります。

ぜひ、このHSP47の優れた恩恵を受けたいですよね。HSPを作るには、肌の温度を38℃に上げることがポイントになります。

2.ヒートショックプロテイン(HSP)を発生させる方法

お風呂でケア

ヒートショックプロテインを発生させるには、

・入浴
・家庭用の高周波(RF)美顔器を使う


という方法があります。ヒートショックプロテインは、38℃ほどに温められたときに体の中で生成されるため、首のシワをなくしてきれいにするには、直接首の皮膚を38℃まで温めることが一番の近道です。

方法1:入浴「HSP入浴法」

簡単に説明すると、通常の入浴よりも高い温度のお風呂に入ることによって、ヒートショックプロテインが発生しやすい状況を作ります。

湯温と入浴時間は40℃→20分、41℃→15分、42℃→10分。(炭酸系の入浴剤を入れた場合は、40℃で15分に短縮してもOK)

特に重要なのは、入浴後も体温が下がらないように10分ほどはしっかり保温することがポイント。
この入浴方法を週に2回ほど行うだけでも、十分に効果が得られると言われています。

今回の目的は「首をきれいに」なので、入浴の際も首までしっかりお湯に浸かり、保温のときも首の温度を下げないようストールやタオルを首元に巻いたりして、首の肌温を下げないように心がけてくださいね。

注意:心臓疾患などのある方は、医師にご相談してください。また、入浴中に気分が悪くなった場合は、無理をせずにお風呂から上がり、水分を十分にとったうえで、横になってください。

詳しい入浴方法は、こちらを参照ください

方法2:家庭用の高周波(RF)美顔器を使う

new lift

ここで登場するのが、家庭用のRF美顔器。
RF美顔器は、電子レンジと同様の原理で、皮膚中の水分を振動させることで熱を発生させます。

皮膚の表面から熱を当てても火傷をするだけで、皮膚の中、真皮と呼ばれるコラーゲンを増やしたい部分を38℃まで温めることはできません。

しかし、このRF美顔器を使うと、肌の表面を守りつつ、コラーゲンを増やす目的の場所を38℃に温めることができ、ヒートショックプロテインを発生させて、コラーゲンを増やすことができます。

真皮の中でコラーゲンが増えることによって、ハリがなく、薄くたるんでいた肌がふっくらしてきます!

しかも、この家庭用RF美顔器、首に対しての効果としては、医療用の治療器より優れているのです。理由は「パワーが強すぎない」ことにあります。

私たちの首の中央には、「甲状腺」というホルモンを作り出す大切な器官があります。

クリニックでの治療で用いるRFは強くて強力なので、この甲状腺の周囲を治療することができません。

家庭用のRF美顔器の方は家庭で安全に使えるようにパワーを落としている分、甲状腺のあるところでも治療ができる、まさに首のケアに向いたRFなのです。

※すべての家庭用美顔器が甲状腺の周囲で使えるとは限りません。必ず発売元にご確認の上、ご自身の責任の下でお使いください。

3.「Tie2」血管を若返らせて肌の若返りを

ヒートショックプロテインを発生させて、肌の中からコラーゲンを増やすときに大事なこと。それは、毛細血管を若返らせて十分な栄養と血流を皮膚に運ぶことです。

近年の研究では、加齢とともに毛細血管がどんどん細くなる「ゴースト血管」と呼ばれる状態になることが判明してきました。

血管がゴースト化してしまうと、十分な栄養が肌まで運ばれません。コラーゲンを増やせるよう、ヒートショックプロテインを発生させたとしても、肝心のコラーゲンを作ることができない状態になります。

また、血流が滞ると、不要な老廃物がたまり、むくみや肌のくすみ、ざらざら感につながっていきます。

このゴースト血管化を改善するポイント、それが毛細血管の内側に存在する受容体「Tie2」です。

「Tie2」受容体を活性化させて、血管を若返らせる

「Tie2」受容体の活性化作用を持つフィトケミカルを摂取すると、ゴースト化していた毛細血管が再生され血流が良くなり、コラーゲンを作るための栄養などが十分に肌へ行き届き、シワやたるみが改善されることも認められています。

その「Tie2」受容体を活性化するための食材は、ヒハツ(沖縄の長胡椒の一種)、シナモン(シナモンパウダーやシナモンステイック)、ルイボス、スターフルーツ、かりん、サンザシ、月桃葉、ハス胚芽などの植物です。

いつものお茶をルイボスティーに変えたり、トーストにシナモンシュガーをかけたり、コショウの代わりにヒハツを利用してみたり……あるいは、これらの成分を簡単に取れるサプリメントを利用してみるのもおすすめです。

■ヒートショックプロテインの効果を利用して肌にハリを

首のハリ


入浴と日常の食べ物をちょっと工夫することで、よりハリと弾力のあるお肌は作れます。

1. 「ヒートショックプロテイン(HSP)」は肌の中からハリを出してたるみをなくす効果がある
2. 入浴方法を工夫して「HSP」を発生させる
3. 家庭用の高周波(RF)美顔器を使ってHSPを発生させる
4.コラーゲンを効率的に作るために「Tie2」受容体を活性化させる


以上、症状を改善して首をキレイにするポイントでした。

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小原 美子

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。東京、秋田にてAdeBクリニックを展開。 1977年生まれ。秋田大学医学部卒業後、同大学付属病院皮膚科。市立秋田総合病院皮膚科を経て、外旭川サテライトクリニック皮膚科を立ち上げる。201...

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