今がんばったことは、いつか必ず私たちの武器になる。だから私は努力をやめない
「がんばることの意味が、昔はわからなかった」と振り返る愛沢えみりさん。今ではエミリアウィズの社長業を本業に、朝から晩まで働くハードな日々を送っています。自称・自堕落だったえみりさんが変われたのは、キャバ嬢時代に小さな目標を設定して、成功体験を少しずつ積み重ねたことで、がんばることの意味を知ったことにありました。
学生時代にきちんと勉強することなく大人になった私は、なんとなく高校を卒業した後「特にやることがないから」という理由でキャバ嬢を職業にすることを選びました。
それも毎日出勤するわけではなく、出勤したいときに出勤するという「適当キャバ嬢」。キャバ嬢としてダメな働き方を選んだ私が驚くことに、今では毎日朝から晩まで働いているのは、キャバクラという仕事を通じて努力することの大切さを学んだから。
いわゆるギャルだった学生時代を終えて、高校卒業と同時にバッグひとつで実家を出て、すぐにキャバクラのバイトを始めた私。大人になることなんて想像できていない当時、人生計画はまったくありませんでした。
大人になってからの方が人生が長くて、「自分の人生は自分で作っていかない」といけないと気づいたのは、実は最近のことです。学生時代に親や先生にあれだけ言われていた「がんばる」ということが、いつの間にか自然とできるようになっていました。
「がんばること」が、何も考えていない私を救ってくれた唯一の武器であり、その武器をくれたのは何も考えずに始めたキャバ嬢という仕事だったんです。
■ささやかでもいいから目標を持つ
私の最初のがんばりは、毎日キャバクラに出勤することでした。20歳、付き合っていた彼氏と別れて、自分ひとりで生きていくと決めた私は、とりあえずキャバクラの仕事をがんばろうと思い、移籍した歌舞伎町のお店に毎日出勤しようと決めました。
しかし、キャバクラは基本的に女の子に優しく、怒られることなんてほとんどありません。「行きたくない、だるい、疲れる」という理由でお店を休むことが許される謎な業界。
毎日出勤前に葛藤はするけど、一度決めたことだからと自分に言い聞かせ、なんとか出勤すると担当のマネージャーが褒めてくれます。出勤するだけで褒められる。
すごく低いところから始まった私のキャバ嬢人生でしたが、そのおかげで成果が少しずつ出てきました。すると、出勤するのが面白くなり、数カ月後にはナンバーワンになることができました。
初めてのナンバーワン、今までの人生で特に誇れるものもなかった私が初めて評価された瞬間。大げさかもしれませんが、毎日数時間しか働くことができなかった私にとっては大きな成長です。
こうして成功体験ができたことで、自分の意思でもっとがんばりたいと思うようになりました。