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仕事も恋愛も「私らしさ」を出す勇気があれば、人生はもっと自由になる

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自分らしく生きたい。誰かが敷いたレールの上ではなく、自分が望む生き方をしたい。そう思いながらも私たちは見えない常識にとらわれ、周囲の価値観に縛られて行動してしまいがちです。けれど、少し勇気を出して自分の魂の底からこみ上げる欲求に素直になれば、世界は広がり、心に羽が生え、ボーダーを越えることができるのです。

仕事も恋愛も「私らしさ」を出す勇気があれば、人生はもっと自由になる

■同性愛をカミングアウトした勝間和代さん

先日、経済評論家の勝間和代さんが同性愛者であることを公表しました。

賢さとキャリアをたずさえて人生を意のままに突き進んできたという印象の勝間和代さんですが、自身が同性愛者であることと、それを公表すべきかという葛藤を抱えていたとは驚きでした。

今回、自分の心に素直になってオープンにしたことで、さらにパワフルに活躍されることと思います。

同性のパートナーがいることを告白した勝間さんの記事には、パートナーと共に撮影した写真が掲載されていました。はにかんだ勝間さんの顔が柔らかくて、これまでに見たことのない表情でした。

パートナーの気持ちも考え、勇気をふりしぼって告白した、ということをインタビューで話していましたが、清々しさと強さが伝わってきました。

女性、男性を問わず、誰もが自分らしく人生の選択肢を選べる時代にもっともっとなっていけばいい。どんな人も自分らしくのびのびと言動できれば、ネガティブな考えにとらわれることも、不幸な人生を送ることもないはず。

勝間さんのカミングアウトは、「誰もが自分らしく生きられる世界」を実現するためのステップのひとつになったのではないかと嬉しくなりました。

■突然SNS経由でやってきた仕事のオファー

さて、話は変わって私自身に起こった最近の出来事を書いてみます。元夫と創業したIT企業を辞めたあと、京都大学の小さな研究センターで5年間に渡って広報の仕事をしていましたが、今春、上司の引退を節目に辞職しました。

退職後、フリーランスとして活動することをFacebookで書いたところ、間髪入れずにアメリカにいる知人の女性からメッセンジャーで連絡がきました。内容は、「アメリカでやっている我々の事業を手伝ってくれないか? 今年、日本で新たに会社を設立するのでそのメンバーとして一緒に活動してくれないか?」というものでした。

知人女性は久保由美さんといいます。実はほとんど面識がなく、一度、数年前に私が渡米した際に参加した集まりで一緒に過ごした程度。

もともとカリフォルニアのシリコンバレーで駐在員の妻だった彼女は、自閉症の息子の母親として、なんとか自閉症の人と家族が意思疎通できるツールをデジタルテクノロジーで作り上げたいと決意し、友人と起業して「Voice4u」というアプリを作りました。それが世界各地に広まり、現在はベンチャーのCEOとして多忙な日々を送るようになっています。

そんな彼女の動向をSNSを通して私も見ていたので、今回のオファーに対してまったく躊躇なく「Yes」と返事することができました。いま、週に一度はskypeでアメリカと会議をし、会社設立のための準備を彼らと進めています。

■17歳年下の恋人に支えられる日々

そんな私の変化をプライベートのパートナーである17歳年下の彼もあたたかく受けとめ、応援してくれています。

彼は2度目の離婚後に付き合い始めた人で、一緒にいてすでに4年目になります。友人や家族など私の周囲の人からは、「そんなに年下で大丈夫?」「価値観や生活スタイルの違いで困らない?」といった質問を頻繁に投げかけられますが、今のところまったく支障はありません。

あまりリスクを考えずにどんどん行動する私と、ウェブ企業のネットワークエンジニアとして保守運用に携わる彼とは正反対の性格ですが、互いに恋愛対象の年齢やスペックにはまったく興味がないことで共通していて、息子もひっくるめて良好な関係を築いています。

こんなふうに、振り返れば私の生き方は、世間一般の「普通」という線引きからは、はみ出しがちですが、結果的には自分らしく生きることで自分を殺さずに生き延びることができている。

いろいろなボーダーを越えて現在の地に立っているわけですが、そのおかげで「今が好き」と言い切ることができます。

■「自分の人生」を生きるには

このところ、どうすれば人はもっと自分の中に築いた垣根を超えられるだろうか、どうすれば世間の「常識」や親の敷いた「レール」を気にせずに自分の人生を生きられるだろうか、ということを考えます。

赤ちゃんとして母親の体から生まれてきたとき、私たちはまっさらで、何の常識も持たず、考え方も生き方も定められてはいませんでした。

けれども、家庭、学校、友人関係、職場、日本という社会そのものに身を置くことで、知らず知らずに常識を植えつけられ、言動、ファッション、生き方まで、気づかずに自分の本位ではない道を選んでしまう場合があります。

けれども常識ってなんだろう? 普通ってなんだろう? 女として生まれた以上、一度は結婚して、子どもを産んで、仕事はほどほどに育児をがんばることが普通だろうか? 周囲と違う選択をするのって、おかしいことだろうか?

私の出した答えはノーでした。なぜかはわからないけれど、常に私は親の押し付けてきた価値観や、世間の「こうあるべき」という考え方に強い違和感を感じ、抗ってきました。

自由には責任も不安もつきものですが、今、こうしてさまざまなボーダーを越えてきてよかった、人生は楽しいと心から思えます。

■見えない常識から自由になろう

もし100年前の世の中だったら、私はこんな風にのびのびと自分らしい道を選択して生きられただろうか? おそらくいつの時代にも、常識にとらわれずに行動した女性はいたはずですが、おそらくこんな風に自由にふるまうことは許されなかったでしょう。

勝間和代さんほどの人でも同性愛をカミングアウトするのに躊躇するほど、まだまだ窮屈な世の中ではありますが、時代は少しずつ変化しています。

自分を縛っているものは、実は世間や周囲の人たちではなく、案外、自分自身だったりします。「こうあるべき」という枷(かせ)をふりはらって、「こうしたい」という自分の内側からの欲求に正直に動き、「こうありたい」という願いを叶えるために奮闘したら、世界は味方してくれるものだと、これまでの人生を振り返って確信しています。

もちろん、自分に正直になること、イコール、わがままになるというものではありません。自由には責任が伴うということを知ったうえで、ボーダーを越えてみるのです。

この記事を読んでくれたあなたが、もし日々の暮らしのどこかで生きづらさを感じたり、自分らしくない生き方を強いられていると感じたなら、ほんの少し勇気を出して、「私らしさ」を優先して行動してみませんか?

あなたを縛る常識やルール、周囲の視線から自由になったとき、きっと人生は開け、より輝ける自分を手に入れられるはずです。一緒にボーダーを越えていきましょう。

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近藤 令子

インターネット企業「はてな」創業メンバー、京都大学こころの未来研究センター広報を経て2018年春からアメリカの仲間と共にアプリケーション&プラットフォーム企業「Voice4U(ボイスフォーユー)」を設立。京都在住。10歳の息...

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