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ちょっと疲れた、そんなとき。キューバから学ぶ人生の楽しみ方

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音楽、お酒、温暖な気候に楽しい仲間がいれば人生は大概幸せ。そんなことを感じたキューバ旅。

ちょっと疲れた、そんなとき。キューバから学ぶ人生の楽しみ方

■"今こそキューバ"と思う理由

「今こそ、キューバ」そんな文字が雑誌の表紙に踊っていましたが、一度行くと虜になる国だと思います。そして、キューバをオススメする理由はもうひとつ。

私自身はそんなにたくさんの国(十数カ国ほど)を旅したわけではありませんが、ここ数年、私が旅した国はその後、2〜3年でプチブームがやってきます。

6年ほど前に旅した台湾、5年前に旅したスリランカなど。だから、ぜひ今のうちに行くのをオススメします(笑)。 

今回も帰国した直後に、Yahoo!ニュースに「キューバ人の日常に学ぶビジネスの秘訣」という記事があがっていました。

キューバは社会主義が成功している唯一の国とも言われていて、それ故に日用品を含め、物が非常に少ない。

そして、2014年までアメリカと国交が断絶していたのもあって、50年くらいときが止まっていた国などとも言われています。

■唯一成功していると言われる社会主義国家って?

実際にキューバを旅してみて、私が特に感じたことはふたつ。

1.生活を楽しむことを知っている
音楽と美味しいお酒、気のおけない仲間、そして、陽気な気候があれば、人はだいたい幸せ

2. 物がなく不便だからこそ、みんな工夫する
時には人と交わることから生まれる独特の温かさを作り出す。

■キューバといえば、ラム酒と葉巻

キューバといえば、ラム。ラムといえば、モヒート。

写真は、文豪ヘミングウェイも愛したモヒートが人気のバー、ラ・ボデギータ・デル・メディオ。

ノーベル賞作家として知られるアーネスト・ヘミングウェイは世界中を旅したことでも知られ、人生の約1/3(特に後半)の22年間はキューバで過ごし、ノーベル文学賞を受賞した「老人と海」もキューバが舞台。

彼は「我がモヒートはボデギータにて、我がダイキリはフロリディータにて」と賛辞を残しています。

こちらは、フロリディータのストロベリーダイキリ。どちらも観光スポットにもなっていて、ひっきりなしに人が訪れています。

■街のいろいろな場所から聴こえてくる音楽

キューバの街を歩いていると、レストランはもちろん、路上など街角のあらゆるところから生演奏の音楽が聴こえてきます。

ラ・ボデギータでも、フロリディータでも、楽しそうに演奏する人々の姿が。もはや当たり前すぎて、誰も気にもとめてない様子(笑)。

時には音楽に合わせて踊る姿も見られます。写真を撮っていたらこの彼に誘われ、私まで一曲踊ることに。

かなり恥ずかしかったですが、それもまたいい思い出です。でも、踊っているうちに、なかなか楽しくなってくるから不思議です。

■物が少ない

社会主義で食料は基本配給制で、全体に物が少なく、スーパーに行っても、1ブランドの商品が大量に並んでいるのには、大量に物がある日本から行くと、ちょっと不思議な感じがします。

宿のご主人が、宿付近の説明をしてくれるときに、紙の地図を見せながら説明してくれたのですが、この地図はここのだから置いていってね、と最後に一言。日本ではホテルだけでなく、あらゆる場所でくれるようなちょっとした紙の地図なのに。

そういった物も再利用するのは、物がないからこそなんだろうなと感じたエピソードです。

この写真、一部を切り取っているからこうなんだ、と思いませんか? もう少し引きのアングルで、隣の棚を撮った写真がこちら。

こんな風に極端に物の選択肢が少ない国で、人はさぞ不満を持っているかと思いきや、(選択肢が少ないことは不満かもしれないけれど)なんだか楽しそうな人が多い国でもあるのです。

通常、物価の安い国を旅したときに感じるちょっとした煩わしさは、客引きのしつこさだったりします。今回、私も警戒していたのですが、もちろん客引きはいるものの、断ると皆あっさり食い下がります。

■人があたたかい

街を歩くとやたら声をかけられるので、客引き? 何か売りつけられる? と警戒してシカトしたりするのですが、あまりの笑顔に思わず言葉をかわすと、どこからきたの? え? 日本? こんにちは! ありがとう! とか知っている言葉を話して去って行く。

時には、私、日本語を勉強しています、と言われたり。どうやら距離が遠いだけあって、アジア人が珍しく、思わず声をかけたくなるみたいです(笑)。

もちろん中には悪い人もいるかもしれないので、十分気をつけて接してほしいのですが、基本、キューバの人たちは、出会う人がどの人も親切で笑顔。滞在中に嫌な思いはほとんどしなかったです。

そういう姿に触れると、忘れていた何かを思い出すし、物がたくさんなくても、音楽と美味しいお酒と楽しい仲間たちと、陽気な気候があれば、人はだいたい楽しく暮らしていけるのではないだろうか――そんな気持ちにさせられました。

今はまだインターネット(Wi-Fi)がホテルのロビーや公園というごく限られた場所でしか使えないこともあり、日本からルーターを借りていかない限り、必然的にデジタルデトックスできるのもオススメです。

2018年の今、首都でインターネットに気軽につながれない国、というのも珍しいので、それもまた一興かと。

「なんかちょっと疲れたな」。そんな風に感じたら、キューバに行って人の温かさに触れてみてはいかがでしょうか。人生の大概の悩みは解決するような気がして、ちょっとおおらかになれる気がします。

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吉田 けえな

ファッションコーディネイター、クリエイティブアドバイザー。1981年生まれ。静岡出身。フリーランスとしてファッション、美容関連の様々なプロジェクトに従事。2年間のNY生活を経て、一時日本に帰国中。持ち前の好奇心の強さとフット...

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