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美容師が教える、ヘアオイルの効果的な選び方

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ヘアケアの中でもよく用いられる、美髪作りに欠かせないアイテム、ヘアオイル。一口に言っても、植物性、動物性、鉱物性と、いろいろな種類があります。ヘアオイルの選び方を、美容師の視点からレクチャー。

美容師が教える、ヘアオイルの効果的な選び方

■ヘアケアに有効なオイルの選び方

ヘアケアに重要な「保湿」と「保護」に有効なアイテムとして、ヘアオイルを使用されている方も多いかと思います。髪に必要な水分と油分のバランスを整え、栄養分を送り届けてくれるアイテムが登場しています。

そんなヘアオイルについて使い方と選び方をお話ししてみます。

オイルは大きく分けて3タイプ

髪に使用されているオイルには、(1)植物性のもの、(2)動物性のもの、(3)鉱物性のものと、3タイプがあります。

それぞれ役割が異なりますが、主に植物性の成分を多く含むオイルを選ぶと髪のケアには有効だと思います。

まずは成分表を見てみましょう。椿油、オリーブオイル・ホホバオイル・アルガンオイル・ボタニカルオイル・ひまわりオイル……これらを含有しているものは植物性といえるでしょう。

頭皮に負担をかけることなくマッサージなどにも使用でき、ヘアケアの観点から見るとぴったりです。

一方、スクワランや馬油などの表記がメインのものは動物性に分類されます。

植物性に比べて髪への伸びはよいです。保湿力が高く艶やかに仕上がるタイプが多いといえます。

そして工業製品などから生まれる鉱物性のオイルは、非常に酸化しにくく安価で、香りも選べます。髪に残る性質のため保護効果が高いものとなっています。

植物性のオイルとは?

その名の通り、植物の実から採れるオイルです。
美容効果に優れたタイプが多いですが、やや酸化しやすいため、取り扱いには少し注意が必要です。

椿油
椿から摂れるオイルでカメリアオイルとも呼ばれています。
日本で古くから肌や髪のケアに使われてきました。

オレイン酸という保湿力が高い成分が、オリーブオイルよりも多く含まれています。

殺菌作用のあるサポニンや保湿作用のあるテオフィリンが含まれていて、質感もやや重めのため、広がりやすい髪、くせで膨らみやすい髪のケアに利用されることも多いです。

オリーブオイル
オリーブの果実から採れるオイルです、しっとりとした重めの質感。
ビタミン、ミネラル、ポルフェノールを多く含み、老化を遅らせると言われる抗酸化作用もあるため、エイジングケアにも適したオイルです。

手頃なお値段で上質なオイルが手に入り、使いやすいので初心者にもオススメ。
しかし食用オリーブオイルは香りもあり、髪に適さない場合もあるので、あくまでスキンケアに用いられることが多いです。

ホホバオイル
アメリカ南西部やメキシコ北部に自生するホホバから摂れるオイルです。
皮膚や髪への浸透力が高く、べたつかずに使えます。

肌や髪から水分の蒸発を防ぎ、保護するバリア機能を持っています。
ワックスエステルや17種のアミノ酸等の人間の肌や髪に近い成分を多く含み、医療現場でも使用されている、とても安全性の高いオイルです。

お肌が弱い方がヘアケアにオイルを用いる際には、ホホバオイル主体のオイルがおすすめです。

アルガンオイル
モロッコに自生するアルガンから採れるオイルです。ベタつきが少なく、さっぱりした使い心地で髪質を問わず使用しやすいため人気があります。

オリーブオイルの約3倍のビタミンEを含みます。
他にもカロテン、必須脂肪酸、サポニンなども含まれ、老化を遅らせると言われる抗酸化作用や肌や髪をを柔らかくする効果もあります。

100キロの実から約1リットルしか摂れない希少なオイルのため、値段は高くなりがちですが、補修効果が期待できます。

動物性オイルとは?

その名の通り、原料が動物から採れるオイルです。
昔から使われてきた馴染みのあるオイルは動物性のものが多いようです。
こちらは植物性オイルに比べてやや重めで揮発しにくいのが特徴です。

馬油
馬の皮下脂肪を低温で溶かして作ったオイルです。
人間の皮脂などに近い性質を持っています。
頭皮のマッサージなどに使うと血行促進効果があり、血流を促し新陳代謝が上がります。

顔に塗れば肌が明るくなったり、シミを予防することもあります。艶やかに仕上がるため、ヘアケアに利用されることも多いです。

スクワラン
深海産のサメの肝臓に含まれる油脂(肝油)から作られています。人間の皮脂の中にも同じ成分(これは,スクワレンという) が 10%ほど存在していて皮膚や髪への浸透性,湿潤性がとても優れています。

鉱物性オイルとは?

鉱物油は、石油からプラスチックやその他工業製品を作った後に出る廃油を脱色し、精製して不純物を取り除き、無味無臭にした純度の高い油のことです。

医療ではワセリン、日常生活ではベビーオイルなどにも用いられています。
肌や髪への浸透性はないため、髪にしっかり残って指通りを良くしたり、ツヤを出してくれる特徴があります。

多くの商品がシリコンを含有させてダメージでザラザラした髪に更なる外的な刺激、ダメージから保護してくれるものになっています。

目的に合わせて使い分けを!

3つのオイルのタイプそれぞれ、得られるヘアケアの効果は異なります。

植物性のものは内部補修と髪質改善。
動物性のものは髪の質感改善や保湿効果が高い。
鉱物性のものはしっかりとしたツヤと保護効果。

それぞれのメリットを把握して、最適なものを選んで活用したいですね!

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荒木 隆広

美容師。神奈川県生まれ。表参道NORAのマネージャーとしてサロンワークを行う傍、各種雑誌のヘアメイクやセミナー講師も行っている。

ゲスト一人一人の個性とライフスタイルに合わせたヘアスタイル提案、豊富な薬剤知識と経験、確かなカット技術で幅広い年齢層から支持を持つ似合わせ術の達人。

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