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私は「助けられ力」で生き延びてきた

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絶体絶命のピンチでも、どうにかこうにか乗り越える。乗り越える方法はいくつかありますが、今回は私の実体験から「自分以外の誰かに助けてもらうケース」を考えてみます。ピンチを誰かに助けてもらう「助けられ力(たすけられりょく)」があれば、人生はもっと生きやすくなります。

私は「助けられ力」で生き延びてきた

■生きてりゃピンチのひとつやふたつ、ある

私はこれまでにさまざまなピンチがありました。お金のピンチや仕事のピンチ、親にもまだ言ってない「本当に危ない」ピンチもありました。でも、おかげさまで、その時々でそばにいてくれる人がいて、その人に助けてもらいました。

社会人になったばかりで何もわからないとき、当時信頼していた上司が会社のお金を使い込み、その肩代わりの借金をまんまと背負わされてしまったり、郵便局で自分の車の隣すれすれに縦列駐車をされて、ドアを開けようとしたら隣の車にコツンと当たり、怖いお兄さんに「ちょっとうちの事務所に来なよ」と言われてしまったり、家賃の滞納で「あと4日で◯◯万円払わないと強制退去」の念書を書かされたり。まあ人生にはそういう場面もあります。

その当時は本当に目の前真っ暗、どうしたらいいかわからない、でも絶対に何とかしないといけない、いったいどうしたらいいんだと背筋も冷たくなったものですが、いま思えば、私には「助けられ力」があったんだなあと思います。もちろんその前提として、助けてくれた方が本当に大きい心を持っていて、その方々の深く温かい厚意に甘えさせてもらえたからこそではありますが。

■「助けられ力(たすけられりょく)」で解決してきた

助けられ力とは、そのまんま「人に助けてもらう力」ということで、それ以上の説明はありません。でも、助けられ力があると、私のようなそれなりにピンチなときでも何とかなります。

上司の使い込み問題は、何年もかけて少しずつ数社の消費者金融に返済していたのですが、ふと知り合った人に過払い金請求のことと弁護士事務所を教えてもらい、手続きしたらあっという間にゼロになりました。怖いお兄さんの「事務所においで」問題は、実家を担当してくれていた保険屋さんが両親に内緒で一緒に動いてくれて、うまく取り計らってくれましたし、家賃滞納問題は親しい友人が相談した翌朝に建て替えてくれて、さらにはこれからどうやって今回のぶんを清算し、一緒に豊かなお金持ちになっていくかを真剣に考えてくれています。

助けてくれた方々にはもう本当に感謝の気持ちしかなく、もし助けてくれた人たちが困ったときには、自分ができる全身全霊最大級のお返しをすると決めています。

そう思いながらも、同時にちょっと自分を俯瞰してみると、最近はピンチやトラブルが起こっても、その解決がものすごく早くなってきているなあと感じています。その理由ははっきり証明できないけれど、自分なりに思うのは、自分の助けられ力が高まってきているからなのかなと思うのです。

■「助けられ力」を高めるには

助けられ力を高めるには、何といっても簡単シンプルに、そもそも「助けを求めること」が大前提です。

これ、真面目で誠実で一生懸命、そして責任感が強い人ほど苦手だと思います。いや、苦手どころか、絶対にできない! くらいに強い抵抗感もあることでしょう。

でも、そんなことを言っているからピンチや問題が起こるわけで、そうなる前の段階でちゃんと「助けて」と言えたら、そもそも大事には至らないんですよね。

だから、助けられ力の最初の一歩は、ちゃんと「助けて」と声に出して、周囲に言えること。そのためには、自分の弱みや至らなさ、ダメさを、観念してさらけ出して、自分のピンチを周囲に知ってもらうことが大事です。

それと、必要な助けを具体的に示すこと。いつまでに、何を、どうしなければならないのか。そして、助けてもらったら何をどのように返す計画があるか。

そして卑屈にならず明るく過ごすことも大事です。あなたを助けてくれる人は、あなたの上位に立ちたいとか、あなたの弱みを握って思い通りにしたいなんて考えていません。そんなことではなく、本当に善意で、純粋に助けてあげようと思ってくれています。だから、むしろ相手に気持ちよく助けてもらうこと、どうしたら相手が気持ちよく私を助けられるか? そのために私ができることは何か? と考えるのです。

■ごまかしのない生き方が大事

私には声を大にして言える自慢があります。それは、最高に人に恵まれていること。私の周りにいる人たちは本当に素敵な人ばかりで、気持ちのいい人ばかり。いつ、どんなときでも、私を心から応援してくれているし、そばにいても、いなくても、いつでも通じ合えている実感があり、心はしっかり繋がっています。

そういう友達、仲間だからこそ、私も安心してありのままの自分をさらけ出すことができるし、むしろそういう友達、仲間だからこそ、ごまかしのない付き合いを何よりも大事にしています。そう、私は彼らに対して、真剣に、ごまかしのない生き方で接しているのです。

また、私も彼らも、お互いのために最高のベストは何かということを、当たり前のこととして考えています。どうしたら相手が喜ぶか、どうしたら一緒に面白がれるか、どうしたら相手にいちばんプラスになるか、または負担を軽くすることができるか、心から思い合っているんですね。

助けられ力は、そういった普段からの生き方、自分という人間の在り方が直接に、しかも大きく影響しているのだと思います。

ちゃんと「助けられ」よう。

■あなたも必ず恩返しができる

人に助けを求めることが苦手な人でも、どうしても誰かの助けを得なければならないときはあります。そうなったら、もう腹を括って助けてもらう以外に道はありません。

でも、ぜひ安心して欲しいのですが、周りの人は意外なほどにあなたを助けてくれます。助けを求められないのは、自分のことも、周りの人のことも、信頼していないからです。

助けてもらうときには助けを求める。そのために、自分は助けてもらってもいいんだと自覚する、周りの人も助けてくれると信頼する、そして助けてもらったら、心を込めに込めた最大限の感謝をしつつ、あなたの最高の人生を明るく軽やかに生きていく。

そうしてあなたに実力がついてきたとき、助けてくれた恩人に最高の恩返しができるのです。

この機会に、自分の「助けられ力」はどれくらいあるのか、考えてみてくださいね。助けを求められる人を指折り数えることができるのは、何にも代え難い人生最高の財産です。

恩返しができる日は必ずやってくる。だからいまは、ちゃんと助けてもらおう。

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安 憲二郎

20年で22回の転職、40の職種を経験。現在は【ことばライフデザイナー】として「人生誰でも右肩上がり」になるアドバイスをAmebloをメインに提供している。また、クリエイティブな才能を活かし、ボーカリスト、映像作家、コミュニ...

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