きれいな手&爪は、高価なアイテムより「塗る頻度」が9割
敏感肌のうえ、手荒れをしやすい仕事についているため、ハンドケアにはかなり力を入れています。毎年ひどかった手荒れが、この冬は真面目にお手入れをしたことでかなり軽減されました。冬に限らずいつでもできるハンドケアの方法と、実際に使ってみてイチオシのアイテムを紹介します。
美容鍼灸師という仕事柄、手を洗う回数も、医療用のアルコールで手を消毒することも多いため、毎年冬になると、指の関節のシワが割れてしまうほどに手荒れがひどくなります。
おまけに、もともと敏感肌でもあるので、荒れやすいし治りにくいという、なかなか難儀な手の持ち主です。
見た目の美醜という以上に、手が傷だらけになって痛くなるのが嫌で、毎年ハンドケアに必死になりますが、この冬はちょっとケア方法を変えたことで、例年よりも手荒れが軽度ですみました。
■ハンドケアは「クリームを塗る回数」で勝負
普通の人よりも、手を洗う回数が多い私。それは、せっかく塗ったハンドクリームを落とす回数も多いということなので、美容鍼の施術中以外では、手を洗ったら必ずハンドクリームを塗ることを習慣づけるようにしました。
回数勝負ということもあって、高級なハンドクリームよりも、どこにでも売っていて価格もリーズナブルなものを、家にもサロンにも常備して使い倒しています。
この冬初めて使った、ニュートロジーナの「インテンスリペア ハンドクリーム」は、ドラッグストアで手軽に買えるわりには保湿効果が高く、おまけに、塗ったあとの手のべたつきも気にならない優秀な一品でした。二度三度とリピート買いしています。
また、肌が弱い私は、夜寝るときに使うハンドクリームは、敏感肌でも使えるような刺激の少ないものを選ばないと手がかゆくなっていました。今まで使った中では、スキンピースのハンドクリームが、一番刺激が少なくて安心して使えるものでした。
私と同じ敏感肌の方にとてもおすすめですが、最近は店頭で見かけることがなくなりました。気になる方はネットで探してみてください。
ちなみに、美容鍼灸師の視点からのハンドケアのポイントとして、ぜひお試しいただきたいのが、親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指よりの骨際の押すと痛い部分にある「合谷」(ごうこく)というツボのツボ押し。
雑誌などでもよく見かけるこのツボ、シワやシミ、むくみ、ニキビなどに効果があり、美容鍼の施術でもよく使うツボなので、手のケアに加えて、お顔の美容効果も期待できます。ハンドクリームを塗るときに、ついでに押してみてください。
■やればやるだけ効果が出るネイルケア
ハンドクリームを使うだけでなく、もうひとつ、冬に力を入れていたのはネイルケア。
きっかけは、THREEのアロマネイルオイル(限定品)を衝動買いしたからですが、いままでずっとおざなりにしてきたパーツだったこともあり、「この際、細部のケアにもこだわろう」と、ちょっと本気を出しました。
といっても、ネイルオイルを使ってケアする程度ですが、頻繁にオイルを塗るようにしてからというもの、ささくれはできにくくなり、甘皮も綺麗な状態を維持しやすく、爪のサイドの固さも少なくなってきました。
あくまで過去の自分との比較ですが、だいぶいい状態になったと思います。
爪の生え際の角の近くにはツボがいくつかあるため、オイルを塗るついでに押していたことも功を奏したのかもしれません。
オイルと聞くと、どうしてもべたつきそうなイメージが先行しますが、指先に塗るものだけあって、そのあたりの問題は解消されている商品が多いように感じます。
そのべたつかないテクスチャーは、塗ったあとすぐに何かに触れても気にならないほどで、今のコスメの出来というのは、昔のそれとは比較にならないくらい良くなっているなぁと、改めて感心させられます。
昔のコスメのイメージでオイルを敬遠されている方も、最近のアイテムを使ってみると、印象が変わるかもしれませんよ。
■ハンドケアも、「継続は力なり」
ハンドケアもネイルケアも、こまめに何度も塗る、それを毎日続ける、ということによって、いい状態を保つことができました。
しかし、最近少しケアをさぼり気味だったところ、あっという間に元の状態に戻りつつあり、現在焦ってお手入れを再開しています。
ハンドケアも、スキンケアも、ボディケアも、美容に関してはなんでも、「継続は力なり」ですね。
真の敵は、冷たい水でも、気温の低さでも、空気の乾燥でもなく、「めんどくさい」という気持ち、なのかもしれません。