ついがんばりすぎてしまう前に取り入れて。心と体のバランスを整える精油3種【三宅志穂】
「疲れた……」と、つぶやいてしまう前に試してほしい精油をピックアップしました。1年間、目標に向かって精力的に活動し続けるには自己管理が欠かせません。香りを上手に活用し、アクティブで充実した毎日を過ごしてください!
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2018年がスタートして早いもので1カ月が経ちました。いろいろな目標を立てて、夢を叶えるべく新年のスタートを切った方も多いと思います。
でも、その勢いを1年間継続するのはなかなか難しいもの。気分転換をしながらペースを保てるときは良いのですが、いつも上手くいくとは限りません。
「疲れた」と、つい呟きたくなる日もあります。今日はそんなとき使ってほしい精油をご紹介します。
「疲れた」とつぶやきそうになる人へ、おすすめの精油3選
心の疲れには、太陽のように温かい香りのオレンジ・スイート
ストレスマネージメントについて、元プロアスリートの友人と話をしたことがあります。彼らは、試合のプレッシャーや「なんで上手くいかなかったのだろう」という落ち込み・イライラなどを、翌日に持ち越さないように徹底しているそうです。
前向きな気持ちで眠りにつくことが、勢いを維持するには大事なのだとか。オレンジ・スイートは、不安や緊張を和らげ、安眠を促す効果があるといわれる精油です。
リラックスとリフレッシュの両方を叶える香りで、シトラス系の中でも温かみと甘さがあります。消化促進機能もあると言われているので、ストレスで食欲がなかったり、胃腸が弱ったりしたときにもぴったりです。
デトックスが必要な凝り固まった体の疲れには、ジュニパーベリー
外回りで脚がパンパン、パソコン仕事で肩がガチガチ……毎日の疲れはしっかり体を休めて回復をはかりたいものです。なかなか休息がとれないとき、疲れがたまってしまったときにおすすめなのが、ジュニパーベリーの精油。
ジュニパーベリーはホッとする爽やかな香りで、森の中にいるような気分になります。
ハーブとして古くから利用されているので、精油よりも食べものや飲みもので馴染みのある方の方が多いと思います。そのひとつが、ジンの香味付けです。
ジュニパーベリーの解熱・利尿作用に着目して、薬用酒として作られたのが起源だと言われています。体の余分な水分や老廃物の排出を促してくれるのです。
その他にも、血行促進効果や肝臓の働きを高めるといわれる精油なので、むくみや肩こり、筋肉痛など、疲れた体を癒してくれますよ。
心の疲れにも体の疲れにも、万能なティーツリー
私が最もおすすめしたい精油がティーツリーです。オーストラリア原産の植物で、先住民のアボリジニによって昔から万能薬として利用されてきました。
オイルを吸入して感染症や風邪の治療にあてたり、怪我などの患部に葉を直接貼ったり、葉を煎じて飲んだりと、幅広く利用されていたそうです。
最近では、インフルエンザ予防や認知症予防に対する効果の報告もあがっています。精油は全般的に、「なぜ効くのか?」というところまでわかっていないものの、「どんな効果があるの?」というのは実証されつつあります。そこで結果が出てきている精油のひとつが、このティーツリーです。
スッとした清涼感があり、ユーカリの香りに似ています。力強いイメージの香りなので、高いリフレッシュ効果が期待できます。
心身を強壮する効果や、慢性的な疲れやストレスの解消効果があると言われ、アクティブに過ごすDRESS読者の皆さまにぴったりの精油です。
精油の楽しみ方
精油の楽しみ方はいろいろです。お風呂に入れて半身浴に使ったり、薄めてトリートメントオイルとして体に塗ったり……。
精油をティッシュペーパーやハンカチに1~2滴垂らして置いておくだけでも、空間に香りが広がって楽しむことができます。
精油の配合された化粧品で香りを取り入れるのもひとつの方法です。肌のトリートメントやマッサージを通して心身共に元気になれたら、一石二鳥ですよね。
1年間、目標に向かって精力的に活動し続けるには自己管理が欠かせません。食事・休息・思考……すべてをバランスよく整えていく努力が必要です。香りはそんな皆さまの頑張る毎日を強くアシストしてくれるはずです。日々の生活に取り入れてみてください。