簡単、すぐできる。アロマディフューザーの作り方

部屋を良い香りで満たしてくれるアロマディフューザー。疲れて帰ってきたとき、部屋が良い香りだと、それだけで癒されたりするものです。

ところで、アロマディフューザーというと超音波でミストを発生させるタイプのディフューザーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかし最近は、お部屋のインテリアとしても使える、お洒落なスティックタイプのリードディフューザーも定番となってきています。

リードディフューザーは安価なものであれば2000円〜4000円程度で購入できます。でも、なかなかお目当ての香りに出会えなかったり、探しに探しようやく出会えたとしても、10000円もする高価なものだったりと、好きな香りをリーズナブルに手に入れられないと悩んでいる方も多いはず。

そこで今回は、自分好みの香りでできる、簡単なアロマリードディフューザーの作り方と併せて、アロマコーディネーターの私がおすすめする香りもご紹介します。

■用意するもの

・お好みの空ビン
　口が細くなっているものが最適。

・竹串、または竹ひご
　竹串を使用する際は、刺さると危ないので尖った部分をカットしておきましょう。　

・お好みの飾り
おすすめはリボン、造花などです。

こちらの３点は100均でも買える商品です。

・お好みの香りのアロマオイル（100%天然のもの）
価格はピンきりですが、ネットで調べると700円台で販売しているところもあります。

・無水エタノール　
こちらはドラッグストアで、1000円前後で購入できます。

無水エタノール

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健栄製薬 2007-03-29

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アロマオイルを選ぶ際はラベルの成分表に注目してみてください。

「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」と表記されているものが100％天然成分のオイルです。逆に言えばそれ以外の表記だと合成香料ということですね。

合成香料のオイルが悪いわけではないですが、アロマは心身ともに取り入れるものですし、とくにお子さんもいらっしゃるご家庭では、100%天然成分のオイルをおすすめします。

さて、材料を揃えたらいよいよ作っていきましょう！

■作り方

１．まずはビンの中の汚れを落とす
少量の無水エタノールをビンに入れ、軽く降るようにして洗浄したら、汚れたエタノールを新聞紙等に含ませて捨てます。

【注】無水エタノールは引火しやすいので火気の近くでは使用しないでください。

２．無水エタノールとアロマオイルを９：１の比率でビンに入れ、混ぜ合わせる
計量カップを使って量ってもいいですし、目分量でも構いません。

３．最後に竹串を差し、お好みの飾り付けをしたら完成
今回実際に作ったものは、除菌効果と爽やかな気分に有用とされているユーカリとグレープフルーツのふたつをブレンドしてサニタリーに合うものにしました。

■おすすめのアロマオイル（精油）

ストレス解消やリラックスを目的とするなら、副交感神経を優位にしてくれるというラベンダーやオレンジがおすすめです。リビングや枕元に置くとよいでしょう。

女性ホルモンのバランスを崩しやすい方は、クラリセージ、ゼラニウム、ローズがおすすめです。こちらは神経系に対する鎮静作用、のぼせによる発汗を抑える冷却作用があり月経痛がつらいとき、分娩時、更年期の症状を感じたときなどに使用するとよいでしょう。

特にローズは女性の不調に関わりが強く、アンチエイジング効果や幸福感を与えてくれる作用も。

ベッドルームにムードを加えたいと考えている方は、催淫作用があるといわれているイランイランが◯。ローズとも相性がいいのでブレンドして使用するのもいいかもしれません。

このようにアロマオイルは私たちにさまざまな影響をもたらしてくれますが、一方で妊娠中には向かない香りや、乳児には使用できないもの、原液では使用できないものなどがあります。都度調べたり専門家の意見を聞いたりしてから、自分に合ったアロマオイルを使ってくださいね。

Text／小田真由美
1980年生まれ
ワールドマネージメント株式会社代表取締役
資格:アロマコーディネーター

20代の頃、アロマを使って精神的に辛い時期を乗り越えた自身の経験をきっかけに、30歳のときにアロマコーディネーターの資格を取得。友人のお店や自宅の一室を利用し、アロマの知識を活かしたオリジナルの香水や石鹸の販売。さらには誰でも手軽に購入できるような商品を使ったアレンジアロマグッズ
作りを教えるなど、アロマビジネスを展開。その後、知人のエステティシャンに師事し、エステとアロマを使った施術も行うサロンも展開。美と健康を日々追求している５児の母。