カーペットやラグを綺麗に保つ掃除方法~少しの工夫でラクになる家事テク~
いろいろなお宅やモデルルームを巡っていると、一番多く見受けられる床がフローリング。家族が集まりやすいダイニングルームやリビングルームの中央に、大きなラグが敷かれているパターンがほとんどです。放っておくと、どんどん汚れてしまうカーペットやラグは、どのようにお手入れすれば良いのでしょうか。
■掃除機をかけるときは、超スローモーションで
突然ですが、ここで皆さんに質問です。
次の動作で発生する音を擬態語で表してみてください。
・お風呂を掃除する音
・ほこりをはたく音
人によってイメージする状況が異なるため、これが正解! というものはありませんが、おおむねこんな感じではないでしょうか。
・お風呂を掃除する音……ゴシゴシ・ガシュガシュ
・ほこりをはたく音……パタパタ・バサバサ
お掃除をするときの音は、大体繰り返す擬態語で表されることがほとんどです。
では、掃除機をかけるときの音は、どうでしょう。
「ズォーッシュズォーッシュ」……?
という擬態語を想像すると思いますが、そんなに急いで繰り返してはいけません!
掃除機は、ブラシで汚れをかき出しつつ吸引する機械。
ぞうきんやブラシで掃除するように手早く手を動かしては、掃除機の本領を発揮してくれません。ポイントは「超スローモーションでかけること。
イメージとしては、掃除機を押すのに4秒、引くのに4秒。
「1……2……3……4……」で押し、
「5……6……7……8……」で引きます。
また、一定方向だけでなく、縦、横、ななめに丁寧にかけることで、奥まで入り込んだほこりやゴミを吸引することができます。
「そんなにのんびり掃除機をかけていられないわ!」と思われるかもしれません。
しかし、同じ場所をせわしく何度も繰り返し掃除機をかけるより、ゆっくり動かした方が結果としては効率的に汚れを取り除くことができるのです。
■丸ごと洗えなくても、たまにはシャンプー!
カーペットや大きいラグは、汚れやすいわりに洗濯機で丸ごと洗えません。
食べこぼしなどちょっとした汚れは随時こすり落とせても、時間が経つにつれて、どうしても薄汚れていってしまいます。
そこでおすすめなのが、カーペットやラグを「シャンプー」することです。
掃除機でホコリやゴミを取り除き、薬剤をふりかけ、ブラッシングした後、固く絞った布で水拭きするだけで完了。
家じゅう全面カーペットのお宅は大変かもしれませんが、シャンプーする日を決めて少しずつ進めていければ家中さっぱりすること間違いなし!
ダニ嫌忌剤が含まれている洗剤であれば、ダニの繁殖を抑えることもできます。
すべての汚れが一掃できるわけではありませんが、掃除機をかけただけでは取り切れない細かいゴミも取り除くことができます。
シャンプーした後は、カーペットやラグの毛が元気に逆立ち、買ったばかりのときのようなさわやか感に包まれます。足裏から伝わる毛並みのふっくらした感じも、嬉しくなりますよ。
エステでご自身をいたわるように、カーペットやラグもリフレッシュしてあげましょう。
繊維に染み込んだ臭いもかなり除去できるので、室内の空気も驚くほどさわやかになりますよ!
■意外と汚れているスリッパを掃除
フローリングのお部屋が多いお宅では、ご家族がスリッパで室内を移動していることが多いです。
そこで、スリッパの裏側を見てみてください。かなり汚れていませんか?
汚れたスリッパで室内を移動していれば、必然的にカーペットやラグにも汚れが移ってしまいます。
裸足でスリッパを履く方は特にスリッパ内に雑菌が溜まりやすく、衛生面でも問題が発生しやすくなります。足のニオイを抑えるためにも、スリッパはできるだけこまめに洗濯しましょう。
また、ラグの裏側は意外にホコリやゴミが溜まりやすいもの。ご自宅のラグの裏側をめくってみてください。どこから入り込んだのか、髪の毛や正体不明の繊維ゴミが結構たくさん付着していませんか?
できれば月に一度のペースでラグの裏側も掃除機をかけたり、ぞうきんをかけたりするなど、清潔を保ちましょう。
■掃除を工夫して、カーペットやラグを綺麗に保つ!
掃除機をかける時間や労力がないときは、コロコロと転がす粘着式のクリーナーをかけましょう。
一見すると汚れていないようなカーペットやラグでも、かなりびっしりとゴミがついてくるはず。何もしないよりコロコロをかけた方が、清潔度がグッと上がります。
カーペットやラグが綺麗だと、見栄えが良いだけでなく、足裏が心地よく気分も上がります。綺麗好きな方はもちろん、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭やアレルギーをお持ちの家族がいらっしゃる方も、参考にしてくださいね。