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汚いものを吐き出した分だけ愛されなくなる

同性に好かれるのは一体どんな女性なんだろうか。難しいことは考えなくていい、実はとても簡単なこと。でも、その簡単なことができないから、みんな悩んでいる。

汚いものを吐き出した分だけ愛されなくなる

同性の友達で好きな人はいるだろうか。
「友達」ではあるけど「好き」ではない……そんな人もいるかもしれない。

特に女性同士の関係はとてもセンシティブなもので、あっけらかんと「好き!」「大好きだよ!」とは言い難い。でも、そう言わせてしまう女性は少なからずいるし、絶対にそんなことを言いたくない女性もたくさんいる。

■「悪口」や「愚痴」を言わない女性

控えようと思っても、つい口から零れ落ちてしまう愚痴。そして、そんなつもりはなかったのに意図せず悪口を言ってしまうこともある。

いくら普段、「世界に感謝!」「人類みんな愛してる!」と言っていても、ふとしたときに本音は出てしまうのだ(とりあえず私は「世界愛してる」と言う人は信用していないが)。

道行く人に対してだとか、職場の上司に対してであったりとか。

一言も悪口も愚痴も言わない女性なんているんだろうか、と思っていたのだが、私の周りにもひとりだけだが確かにいる。我慢しているというわけでもない。

「嫌なことがあったときは、自分の都合の良いように瞬時に変換している」というのだ。

「ポジティブ」に考えているのではなく、「自分の都合の良いように」に変換しているのがポイント。上司に注意を受けたら、その内容についてきちんと精査する。自分がいけなかった点、蛇足だと思う点については、「きっと昨日嫌なことがあったんだろう」と流すことにする。

そんな彼女は人の愚痴もちゃんと聞いて、「そこはあなたがいけないよ」「それは彼が悪い」などと真摯に前のめりで話し合ってくれる。自分の話が彼女の中でどのように脳内変換されているのか気になるけれど、聞くのも少し怖い気がする。

芯が通っていて、ブレない。

それはとても憧れるスタイルでもあり、信頼できる。

■「芯が通っている」をはき違えないようにしたい

芯のある女性を勘違いして、頑固な女性になってしまっている人も少なからずいる。

年を重ねると、いろいろなものを見聞きして自分の考えが確立されていく。

でもその考えがすべての人にとって正しいわけではない。
当たり前のことだけれど。それを正義のようにして言い切り、他人に押し付けることは”嫌われる”要素になり得る。


もちろん、自分の考え方をしっかり持つことは大切だと思う。けれど同時に、相手を尊重できる「柔軟さ」のようなものを持たなければいけないのではないだろうか。

柔軟になることで、相手の意見を聞き入れ、自分の考えにも変化が生まれる。視野も広がるし、周りの人にも好かれて一石二鳥だ。

■ないものねだりはよそう

愛されたい! と思い「同性に好かれる女性」を目指したとする。

そのためにまず何をすればいいのか。

自分の価値観を押し付けない、汚い言葉を吐かないようにすることだ。汚い言葉を吐かないようにするにはまず何をすればいいのか。周りの人格と価値観を一旦認めることではないだろうか。

まずは自分が周りを好きになるところから始めないとならない。
どうしても価値観を受け入れられないというなら仕方がない。そもそも友だちになれる関係性ではなかったということだ。

自分のことだけ好きになって、というのはなんともワガママな話だ。女王様だったらいいのかもしれないけれど、私たちは一般庶民だ。愛し愛される関係でないと成り立たない。

周りにいる人たちはそんな汚い言葉を吐き出したいと思うような人ばかりだろうか。
そんなことはないはずだ。まずは人を愛して褒める。そこから良い人間関係は構築されていくはずだ。

ふくだ りょうこ

シナリオライター。1982生まれ、大阪府出身。大学卒業後、2006年よりライターとして活動を始める。現在は胃が虚弱な痩せ型男性と暮らしながらラブストーリーについて考える日々。焼き鳥とハイボールと小説、好きなアイドルのライブに...

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