「食べたい、でも……」間食に罪悪感があるあなたへ
間食=おやつ・甘いものへの罪悪感……。今回10回に渡る連載を読んでくださった方が持つ、間食への罪悪感が少しでもなくなれば、という思いを込めて、手紙のようなコラムを書いてみました。少し心が軽くなり、2018年に「強運をまとう」お手伝いが少しでもできれば幸いです。
オフィスでの気分転換や小腹満たし、休日のおやつなど、間食は日々の生活に欠かせない方も多いのでは。
誰だって一度は、「食べる? 食べない? うーん……」と悩んだ経験がありますよね。
そもそも”おやつ”とは?
筆者も”おやつ”を食べるのに葛藤が生まれたことがあります。そこで当時、そもそも”おやつ”ってなんだろう? と調べてみました。
すると、遡ること江戸時代。朝から農作業をした人たちが午後2時頃、軽く食事をとる習慣があったといいます。
それが8つどき、現代で言う午後2時(8つどき)頃だったことから、間食を食べる習慣を「お八つ」転じて「おやつ」となったそうです。
おやつの始まりは、「食事では足りなかった栄養素やエネルギー源を補給するもの」。
そう捉えると、おやつへの見方が変わってきますよね!
「自分の体を元気にする”おやつ”を」と思いながらも……
「体に足りていないものを補給するためのおやつ」
そう考えてバナナや干し芋ばかりを食べていた時期があったのですが(どちらも否定しているわけではありません)、体は満たされても、さすがに毎日続くと、おやつへのワクワク感が減っているかも……と感じるようになっていました。
おやつの時間は、先に述べた「体と心のリフレッシュ」や「栄養をプラスするもの」ということ、そして「子どもの頃に一番待ち遠しかった楽しい時間」や「至福のひととき」。
両方がかけ合わさって初めて、おやつと言えるのではないかと、最近強く思うようになりました。
「小腹満たし」と「心満たし」のバランスを
それからというもの、「今日は昨夜は睡眠時間がいつもより少なく、眠たかった。だから体を元気にしたい!」と栄養補給効果の高いドライフルーツやナッツを食べたり。
「今日はちょっと悲しいことがあった。だからおやつくらい……いいよね」とクッキーやチョコレートを食べたり。
そんな風に、おやつの時間に食べるものを、体調や気分によって分けるようにしました。
結果、自然と食べ過ぎることがなくなり、毎日たった数分のおやつの時間が心から楽しみになり、体も心も満たすことができているなと感じています。
たかが「間食」と侮らないほうがいいのかもしれません。
一度”間食”についてじっくり考え、試行錯誤してみることは、意外にも人生に大切な時間・お金・心の使い方を左右するのでは、と感じています。
(特に”お金”に関しては毎月菓子類で6000円/年間にすると7万2000円を超える支出があると、家計調査で言われています)
2018年、強運をまといたいあなた、”間食習慣の見直し”もおすすめですよ。
\お菓子メーカーに勤める筆者と「間食」について考える全10回の連載、バックナンバーはこちらからご覧いただけます/