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「ビジョンマップ」の作り方とその効果

「ビジョンマップ」作り方をご存知ですか? 「ビジョンマップ」には、夢をかなえたり、自分が持つ願望を発見できる効果があります。安藤 美冬(あんどう みふゆ)さんの連載、第14弾は「ビジョンマップ」について。

「ビジョンマップ」の作り方とその効果

タイトルを見て、「ビジョンマップ」って何だろう?と疑問を感じた人もいれば、文字からピンときた人もいるかもしれません。

■ビジョンマップの効果

「ビジョンマップ」とは、大きめの画用紙に雑誌から切り抜いた写真や言葉を貼りつけて作成するもので、いわば“願望発見器“のようなもの。

「好きな雑誌をパラパラとめくりながら、気になる写真や文字を切り取って画用紙に貼付けていくことで、自分でも気づかなかった願望や本当の自分が明確になる」という効果が期待できます。

要するに、夢中になって切り貼りしているうちに、無意識のうちに願っていたことや本当はやってみたいことが見えてくる、ということなのです。

※「ビジョンマップ」について詳しく知りたい方は、作成セミナーを開催されている方のブログを是非ご一読ください。

この「ビジョンマップ」、私も何度か作成したことがあります(当時の私は「スクラップボード」と呼んでいましたが)。雑誌をめくって思うままに切り抜いた写真や文字の数々。

大好きなニューヨーク、飛行機、おしゃれなカフェでPCを広げるメガネ女性、都心の洗練されたマンション、ウェディング姿の幸せそうなカップル。

「自由」とか「私らしく輝く」なんて言葉を雑誌から見つけては、せっせと切り抜いて完成した、私だけの「ビジョンマップ」は、しばらく自宅に飾って何度も眺めていました。既出の連載「夢を忘れない工夫」にも書いたのですが、当時作成したマップの通りに、様々な夢が叶ったことに改めて驚いています。

■ビジョンマップの作り方

ここまで読み進めた方で、「自分もつくってみたい!」と思った方。

実は、「ビジョンマップ」をつくるのはとっても簡単。必要な道具はたったの4点です。

・ 好きな雑誌
・ ハサミ
・ ノリ
・ 画用紙(ホワイト)


※雑誌は1冊でも良いですが、ジャンルの異なる複数冊が望ましいです。
※推奨は4つ切りサイズ。A3以上でも可。

使用する雑誌は自宅にあるものでOKなのですが、ファッション誌、旅行雑誌、ビジネス雑誌、あるいはスマホや家電など取り上げたモノ雑誌など、可能であれば複数のジャンルに渡って用意できるとなお良いです。もし自宅に1冊もない場合は、お近くの書店やコンビニエンスストアで購入してください。

また、「画用紙」の推奨サイズは「4つ切り」です。ネットで「画用紙 4つ切り」と検索すれば、色々なメーカーから発売されている画用紙を通販で購入可能ですし、東急ハンズや画材道具店にも置いてあります。

ある程度の大きさがある方が、たくさん切り貼りできて楽しいのですが、どうしても4つ切りサイズが用意できない場合も大丈夫です。A3以上の大きさであれば十分でしょう。

現在では、私が講師を務める多摩大学のキャリアデザインの講義で取り入れてみたり、社会人向けの学校「自分をつくる学校」でワークのひとつとして実施してみたりしています。「やりたいことが分からない」と悩む大学生にも効果てきめん。頭でウンウン考えるよりも、気に入った写真や言葉を探してぺたぺたと貼っていくほうが、「自分の気持ち」がはっきり見えてくるのかもしれません。

仕事が丸一日オフの日に、ひとりでじっくり取りかかるも良し、仲良しの友人たちを集めて自宅やカフェの個室などで行うのも良し。

「ビジョンマップ」とネット検索すれば、様々な方が個人的に、あるいはセミナーとして開催している情報を得られます。好きな時に、好きなように取り組めるのが「ビジョンマップ」の魅力。

肩肘張らずに、気軽な遊びのような気持ちでやってみては。

安藤 美冬

フリーランサー、コラムニスト。1980年生まれ、東京育ち。(株)集英社で広告と書籍の宣伝業務を経て独立。組織に属さないフリーランスとして、ソーシャルメディアでの発信を駆使した肩書や専門領域にとらわ れない独自のワーク&ライフ...

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