キャリアと経験を掛け合わせてレアな人材になる――未経験からのチャレンジで活躍する方法

キャリアと経験を掛け合わせてレアな人材になる――未経験からのチャレンジで活躍する方法

異職種への転職や未経験からのチャレンジ。やってみたいけど、活躍できるかどうか、不安で一歩踏み出せない人も多いはず。今回は株式会社メルカリの広報、中澤理香さんのキャリアインタビューから、未経験からの転職で活躍する方法を紐解きます。


――どのような経緯でメルカリに入社されたのですか?

社会人スタートは株式会社ミクシィ。3年ほど新規事業のWEBディレクターなどをしていたのですが、もともと海外で働きたいなと考えていて。やるなら早いうちが良いと思い、25歳のときに会社を辞めて海外に行ったんです。

まずはフィリピンのセブ島に行って英語の勉強をしたり、マニラにある会社でインターンをしたり。その後はサンフランシスコに行って、友人の運営するメディアの手伝いをしました。

次の仕事を考えているときに、ミクシィの元同僚から「Yelp(イェルプ)」というアメリカ発のローカルレビューサイトを運営する会社での仕事を紹介してもらったんです。そこでは1年半ほどコミュニティマネージャーとして仕事をしていました。

コミュニティマネージャーのミッションは、ヘビーユーザーを増やすこと。具体的には、オフ会を頻繁に開いてユーザーの皆さんと交流したり、サイトに投稿されたレビューにマメにコメントをしたり、とても草の根的なコミュニティ活動をしていました。

Yelpの仕事は100%リモートワークで、毎朝の会議もスカイプでした。

1年半続けたところで、やっぱりオフィスで仲間と一体感を持って働きたいなと思ったこともあり、元ミクシィで現メルカリ社長の小泉に相談。そこから誘っていただき、メルカリの面接を受けたのが入社のきっかけです。

もともとメルカリのサービスは使っていて好きだったことと、メルカリには優秀な人が多いという話をよく聞いていたこともあって、興味はありました。

■ゼロから作ることにチャレンジしたいから広報を選択

――メルカリの中で、広報というお仕事を選んだ理由は?

戦略的に考えてきたわけではなく、結構行き当たりばったりです(笑)。

広報という軸で仕事探しをしていたわけでもありませんでした。面接のときにも、これまでのスキルや経験を活かせるポジションとして、サービスのプロデューサー職と広報と両方のポジションで話を聞きました。

ただ、当時メルカリに広報がひとりもいなかったということもあり、「一から作るって楽しそう!」と思って、かなり悩んだのですけど広報を選択しました。


――広報は未経験だったということですが、大変だったことはありましたか?

いろいろありましたね。

プレスリリースの書き方やメディアリストの管理方法、企画提案のアプローチ方法など、すべて初めてだったので手探り状態でした。新しいことに出会うたびに勉強したり、他社の広報の方に話を聞いたりしつつ「メルカリらしいやり方」を見つけていったという感じです。振り返ってみれば、基本的なことに関しても一つひとつ調べたりして、当初はけっこう時間がかかっていたかもしれません。

■各分野の優秀な人材が集まるからこそ活かせる個人の強み

――現在のお仕事のやりがいって何でしょうか?


メルカリという会社自体が急成長しているので、自分ひとりだったら絶対に出会わないようなことがたくさん経験できるというところが面白いですね。個人としてチャレンジする機会もたくさんある。

それから、優秀な人と一緒に働ける事も楽しいです。私にとってはそれが一番の福利厚生。各分野のプロフェッショナルが集まっているので、新しいことをたくさん知る事ができます。


――中澤さんが自分らしく働くために大切にしていることは?

”広報だから”という枠をあまり決めないことでしょうか。

今は5人チームで仕事をしていますが、「広報はこうあるべき」とか「他社はこうやっていたから」ということに捉われずに、個々の強みを活かして仕事をしていければ良いのかなと思っています。

■好奇心の強さが希少価値の高い自分を作る

――人として進化し続けるためにしていることはありますか?

難しい質問ですが……好奇心を保ち続けることですね。

つい「もう◯歳だし」とか「自分は○○なタイプじゃないから」など考えてしまうことってあると思うのですが、できるだけ概念に捉われず、常に新しいチャレンジにオープンでありたいと思っています。

経験値を得られそうなことをするのが好きなので、ひとり旅にもよく行ったりします。ひとりになる時間を作ることで、集中して考え事をすることもできますしね。

仕事では、今までは人数も少なかったので「とにかく自分が頑張る!」というタイプだったのですが、最近チームメンバーも増えてきたので「チームで高い成果をだすために自分が何をするのが最適なのか」という視点で考える必要があるなと実感しているところです。


――これから生き残れる人材とはどんな人だと思いますか?

レアな存在であることだと思います。

私が担っている広報という職種には、素晴らしいスペシャリストの方がたくさんいらっしゃいます。ですが、webディレクター×コミュニティマネージャー×広報、というスキルセットがすべて重なる人はなかなかいません。

スキルの掛け合わせで希少性があると、キャリアにレバレッジが効き、評価していただけたるシーンが増えるというのが私自身がこの数年で実感したことです。

就職活動の時までは、「人気の大学に入る」「大手企業に入社する」など、みんなが憧れる多数派の方が強かったイメージがありますが、実際に社会に出ると、たくさんの人が持つスキルよりたったひとりしかいないスキルの方が、価値が上がるシーンもたくさんあるのではないでしょうか。

(編集後記)
好奇心の強さとチャレンジ精神、自分のスキルと経験を掛け合わせで出来た強み、これこそ中澤さんが、未経験ということに捉われず大きなミッションや新しいことを楽しみながら、活躍し続ける理由ではないだろうか。

取材協力:株式会社メルカリ

  https://about.mercari.com

Text/Mediajo(取材:ZENKUMI/ライター:NAHOMI)

  http://mesher.jp

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ミーハーと私(ME)彼女(SHE・HER)を掛け合わせた造語で
ミーハーな女子ゴコロ=“女性の情報源”という意味を込めています

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