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白ワインで痩せる? 『医者が教える食事術 最強の教科書』が面白い

趣味と実益を兼ねて『医者が教える食事術 最強の教科書』を読みました。「医学的に正しい食べ方」が書かれた本の内容は、アラフォーの美容と健康の学びになる1冊。読書の習慣がない方でも読みやすく作られたこちらの本。いつまでも健康で美しくいたい方におすすめです。

白ワインで痩せる? 『医者が教える食事術 最強の教科書』が面白い

■『医者が教える食事術 最強の教科書』が食習慣を見直すきっかけに

アラフォーにもなると、食事による健康や美容への影響がどれだけ大きいかは、きっと皆さん体感していると思います。

しかし、あなたがいいと思っている、その食事法が間違っているとしたら?

そんな、「いいと思って食べていたのに、実は……」ということが書かれているこちらの本、『医者が教える食事術 最強の教科書』。

美容鍼灸師という、いわゆる東洋医学な仕事をしていますが、鍼灸関係の本だけではなく、こういった西洋医学的な健康や美容に関する本も読んでいます。

中でもこの本は、美容・健康・ダイエットのどれかに興味がある方に、とてもおすすめしたい内容でした。私のインスタグラムで紹介したところ、なかなか好評でしたので、改めて詳しくご紹介します。

■よかれと思ってしていたことが、実はそうでもなかった

著者いわく、「ビジネスパーソンを悩ませる病気や不調の原因の9割以上は血糖値の問題」だそうです。その血糖値をコントロールするための「医学的に正しい食べ方」がまとめられています。

今まで正しいと思っていたことが、実はそうではなかった……目からウロコな内容がいろいろと書かれていて、かなり面白いです。

たとえば、ジューサーで搾ったオレンジジュースは「搾りたてでフレッシュだし、体によさそう!」と思いきや、果物に含まれる果糖はすぐに脂肪になって貯蔵されてしまうので、実際は太りやすいのだそうです。

太りやすいということが、体にいいことでないのは明白。その事実を知ってしまうと、「私が毎朝飲んでいたスムージーって、もしかして……」と、背筋が寒くなります。

また、サプリメントで摂りがちな、アミノ酸やプロテイン。「アミノ酸を摂るようにしたら、疲れにくくなったかも」なんて思っていたのですが、アミノ酸やプロテインも、実は大量に摂取すると、腎臓を疲弊させて壊してしまうのだそうです。

よかれと思ってやっていたことが、実は別の部分では体によくない影響を与えてしまうことだった。なんとなく信じていた俗説や認識を考え直すのにちょうどいい本です。

■辛口の白ワインを1日1杯。停滞期の体重が減った

もちろん、よくないことだけではなく、「これがこんなにいいものだったとは!」ということも書かれています。

たとえば白ワイン。赤ワインに関しては、含まれているポリフェノールの抗酸化作用でアンチエイジングにいいと知っていましたが、なんと、辛口の白ワインには痩せる効果が期待できるんだそうです。

ものは試しと、毎晩辛口の白ワインを飲んでみたところ、飲み始めて4日目くらいに、いつも「ここから体重が減らない」と悶々としていたボーダーラインの体重から、あっさり1kg減っていました。

けっして大量に飲んだわけではなく、お店でワイングラスに注がれる程度の量を毎日1杯飲んだだけ。それで体重に変化があるとは驚きです。

もちろん、体質面の個人差や、普段の食事量など生活習慣の違いもあり、全員が私と同じようにすぐに体重に変化が出るというわけではないでしょう。ただ、信頼できる機関による研究の結果、ということなので、信憑性も高そうです。

そうでなくとも、この自分自身の結果を見てしまうと、今まで日本酒派だった私も、「さようなら日本酒(糖質)、こんにちはワイン」という気持ちになってしまいます。

アルコールを受け付けない体質の人を除き、ワインは適度に飲むと良いのかもしれません。

■好きなページから読むことができる読みやすさ

書かれている内容もさることながら、この本は、ひとつの項目が1~3ページ程度でまとめられているので、気になるところだけ読むことができて、とても読み進めやすいです。

まずはワインのページを、いやいや私は「菓子パンは命を削る食べ物」ってページが気になる、など、最初から順番に読まずに、興味のあるページだけを拾い読みしてもいいので、普段あまり本を読まない方も抵抗なく読めるのではないかと思います。

自分の健康と美容を維持するために、老化を防ぐために、一読してみてはいかがでしょうか。

『医者が教える食事術 最強の教科書』書籍情報

著者 牧田善二さんプロフィール

AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年、北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。

木村 瞳

美容鍼灸師 自身のニキビ肌や毛穴の開きに劇的な美容効果をもたらした美容鍼灸に心酔し、鍼灸師の国家資格を取得。 美容鍼灸施術やワークショップ、美容コラム発信などを行う。

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